コミックマーケット102で逢坂みぁと握手(?)
最近NOTEの更新スペースが遅くなってしまってます。
珍トレーダー(主に岐阜暴威)の言動を何年にも渡って記録してる事自体が既に異常なのですが、まとめる気力が失われつつあるのは否定できません。
その状況の中、とあるフォロワー(印旛民)から夏のコミックマーケット2日目への誘いが来ました。
昔はコミケがある度に2ちゃんねるのコミケまとめスレッドに張りついて報告されていく怪奇にゲラゲラ笑ってました。
一度は実際行ってみたいなという気持ちもいつしか忘れ、慌ただしい社会の渦に身を委ねる中年になり早数年。
自分のクリエイト活動をもう一度立て直す刺激にもなればいいなと思い、ついに初めて参戦することになったのです。
いざ逢坂
コミケに関して丁度気になっていた事がありました。
「元祖美少女FXトレーダー」「特務機関ネルフより早く地震速報を出せる女」こと逢坂みぁさんが売り子としてコミケに来ることです。
本を作ったのは有名FXトレーダー黒猫アイランドさん。
中身も当然気になります。
8月13日当日は雲が多いながらも強い日差しが照りつける夏らしい空模様。
接近している台風の影響は気になるところなので、念のためカバンに傘を突っ込んで現地到着です。
この時点ですでにカバンはパンパン。買ったものが果たして入り切れるのか不安です。
10万人以上の人が限られた場所で一斉に動いているので会場内は一方通行や左側通行を徹底する注意書きが散見されます。
とりあえず最初に一般サークルブースを回り、その後企業ブースやコスプレゾーンに行く計画を立てました。
目指すは東5ホールです。
距離感や方向が掴めないので同行者に尋ねた所「俺は一般サークルにほとんど行ったことがないから分からない」と衝撃の回答。
仕方がないので周囲をきょろきょろしていると東5ホールの文字が飛び込んできました。
中に入るとそこは大きな倉庫っぽい所。
地元の青果市場に入ったようなノスタルジーを感じます。
机には列を示す「ミ」や「ホ」と書かれた紙が貼られています。
慣れてる人なら余裕でしょうが初心者のおっさん二人にはなにがなんやらさっぱり分からず、ホールを無駄に彷徨ってしまいました。
ようやく黒猫アイランドサークルを見つけたのは11時30分前。
ゆりかもめで着いてからすでに30分程経過していました。
イベントというのは概して疲れるものですが、初っ端からここまで体力を削りに来るコミケは特に恐ろしい。
戦場と称されるわけです。
ピの18に行くと女性が2人、後ろに男性が2人いました。
本当にここで合ってるのかなと覗いてみると紫のスカーフをして明るい髪をした会場内でも特に目を引く美少女の姿が。
間違いありません。あの逢坂みぁです。
想定の十倍以上美少女だったため話すのには別途料金がかかるんじゃないかと焦っていると、机の上にはこれまた想定以上に積まれたFX本が置かれていました。
即完売を覚悟していたので在庫があるのを見て一安心。
前にいる人が興味津々に読んでいたので買うのかなと思って見ているとしばらくしてその場を立ち去っていきました。
買う前に少しは中身確認しようかなと陳列していた本を手にとりかけたところ、正面に座っていた逢坂さんが真っすぐな目でこちらを見ました。
すげえ!やっぱりホンモノの逢坂みぁだ!!
勝手に気恥ずかしくなってしまったので読むのはやめて即購入へ。
私「あのー・・・この本1冊お願いします」
逢「ありがとーございますー!4000円です!!」
私「はい・・・(4000円渡す)」
逢「丁度になりますね!ありがとうございましたー!!!」
私「はい・・・」
ハツラツとした応対の逢坂さん。
売り子としては100点どころか200点クラスの素晴らしい働きです。
普段「もう全然元気が出ない」「嫌なことが続いて本当に泣きそう」とダウナーツイートをしてた人とは思えません。仕事人の鑑です。
購入しているのを見ていた同行者は「4000円はビビった!そんなに凄いのかその本!?」と驚いてました。
コミケの相場的にはいくらが平均なのか分かりませんが、たしかに一般書籍で4000円は結構いい値段だと思います。
とは言っても一回二回抜いて終わるエロ本を数十冊買うよりは今の自分の性にあってるからいいかなと。
かき氷を食うと雨が降る
その後、同行者と一緒に企業ブースとコスプレゾーンを一周。
企業ブースではホロライブのグッズ売り場に長蛇の列、コスプレゾーンにもホロライブのレイヤーがたくさんいました。
ネットキャバクラと叩かれていたVチューバー界隈でしたが、ここまで大きなムーブメントを起こしているなら立派な一流ビジネスと言えるでしょう。
エンリケやローランドが自分語り自己啓発本を出したように、Vチューバーの本が意識高い系本棚を席巻する日も近いかもしれません。
同行者はホロライブ(特に宝鐘マリン)が好きで、少しでも列が短い所を見ると高速移動していたくらいの熱の入れようでした。
私はついていけないのでおもしろ系コスプレの方が好きなのでそっちの方を見てました。
楽しいことばかりではなかったのが今回のコミケ。
困らされたのは突然の悪天候です。
キッチンカーがかき氷を販売していたので注文していると、急に会場内に激しい雨が降りはじめたのです。
しかも2回もです。
雨水交じりのかき氷になったため猛烈に溶けてしまいます。俺の500円!!
特に酷かったのがこのメロン味かき氷の時。
そこそこ強い雨が降ってきたと思ったらお台場のビルがほとんど見えなくなるくらいの雨雲があっという間に会場上空を覆いつくしました。
猛烈な雨と強風に参加者は大パニック。
少しだけ屋根のある所に人がなだれ込んできたため、早めに入っていた私は壁際にあっという間に追い込まれてしまいました。
近くに避難したレイヤーのお姉さんからなんかいい匂いがしてたので耐えられましたがこれがもし有害ポストマンだったらもう死んでたでしょうね。
再び逢坂
我々が雨と格闘している一方、黒猫アイランドさんの本は順調に売れていった様子。
逢坂さんにも続々と差し入れが届きます。
コミケ終了直前にもう一度東5ブースに戻ります。
午前に行った時は人が多くてじっくりと見回れなかったため、他にいい本がないか探すためです。
この東5ブースは他のブースと違い文芸や社会科学系の同人誌の割合が多い様子。
魔術や占いの本があったり、戦記があったり大阪西成の歩き方ガイドがあったり世の中には多様な興味を持つ人が多いんだなと改めて感じます。
本当は投資本以外買う予定はなかったのですが、コストマリー事務局という所が出してる中世西洋レシピ本が結構面白かったため購入しました。
現金のイメージが強いコミケでもここは電子決済が導入されていたためクレカで支払うことが出来ました。
私が買ってるのを見た同行者も「俺もなにか買いたい」と言ったのでもう一度黒猫アイランドの所に案内。
机に大量に置かれていた本も7割以上売れていました。
買えるチャンスはまだあります。
しかし同行者にとって既刊3000円、新刊4000円の価格は少しお高いよう。
「すいません、これ買ったらめっちゃ儲かるんですか?」
素朴な疑問を口にする同行者。
するとスイッチが入ったかのように逢坂さんがすくっと立ち上がるではありませんか!
「必ず儲かるかは保証できませんが理論や相場の分析には絶対参考になります!!!!!」
睡眠時間3時間で朝から活動しっぱなしの人とは思えないくらい凛としたクソデカ早口で説明する逢坂さん。売り子の鑑です。
元気なのか深夜ハイ状態なのかとにかくすごいテンションに我々は圧倒されてしまいました。
結局同行者は向かいのブースで売られてた1906年海軍兵学校入試赤本を買って帰りました。
程なくしてコミケの終了を知らせるチャイムがなります。
参加者が皆パラパラと拍手。風物詩です。
逢坂さんもサークルの打ち上げに行き、一日の疲れを癒せたようです。
我々もいきつけの居酒屋一休で季節外れのもつ鍋を食べ「コミケ会場よりは熱くないわ」と語り合っていました。
なんだかんだあって結局逢坂みぁとの握手は出来ないままコミケを終えたわけですが、普段ネットでやりとりしてる人がBOTとかじゃなくて実在してると分った事が今回大きな収穫だったということで。
買った黒猫アイランドさんの本の解説とか要約もしてくれという依頼が何件か来てましたが、数字が出てきたりモデル図が載ってたりと文系の私に読み解くには時間がかかる迫真の内容になってます。
そこは追々機会があればどこかでまとめたいと思うのでお待ちください。
逢坂さんはじめコミケ参加者とスタッフの皆様、お疲れ様でした。