【SwissPeaks Trail 170】雪と雨と霧の中の夜間パート〜夜明けまで
最初のエイド兼関門を過ぎると、次は800mの登りっぱなし区間です。
これがまたキッツかった・・・。
その前にやってしまいました、コースロスト!雨の降る中、こんな緩やかな下りのトンネル、行かない方がおかしいです。
日本のトレイルレースやウルトラトレイル ワールドツアーでは誘導スタッフが沢山いますが、SwissPeaksは本当にいないんですよね・・・。
今までが恵まれすぎていただけなのかもしれませんが、天候の悪さと相まって、何度もコースロストしました。
トンネル内はマーキングも置いてないのかな?と思ったんですが、単にルートが違っただけ。
トンネルを抜けて、右腕のスントが「オフロード」表示になっていた時には愕然としました。
その後、同じく後ろから来たランナー共々、頑張ってトンネルの入り口まで戻ったら、トンネルの入り口手前に小さな矢印が・・・。
ここから先のトレイル(上り)は雨と雪と霧で、本当に真っ白。
コースマーキングを探すのに必死すぎて、写真がありません・・・。
レースじゃなかったら、完全に遭難する感じのやつです。
少なくともGPSナビゲーション機能搭載のデバイスは必須だなと思うと共に、スマホ上でもルート確認できる準備をしておく必要があります。
もちろん、紙の地図も!
これらはSwissPeaksに限った話ではありませんが・・・。
で、途中何度も「カランカラン♪」と鈴が鳴り響いていて、「あれ?もうエイドかな?」と思うこと数回。
この音は後で判明したんですが、牛の首に付いている鈴の音でした。
牛の近くを通っていたのに、周りが真っ白すぎて、明るくなるまで全く気付かなかったんですよね・・・。
さて、ここまで第一弾目の眠気とも格闘しながら、夜が明ける前に2,482mのエイド(山小屋)に到着。
写真がなかったので、Cabane de Milleで検索すると、下記の写真が出てきました。
正直、こんな立派な建物だったかどうか・・・記憶が定かではありません。これの1/4程度の大きさだった気がするんですが、眠たかったんでしょう。
中が暖かすぎて、外に出る気になれません。
しばらく休んで、水を補給してから、山に戻ります。
1時間程経つと、夜が明けてきます。
こんな感じ。
このヨーロッパ特有のトラバースは最高でした。もう少し天気と気温が高ければ・・・。
続く。