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#03 原宿編「縄文とインスタ映えが共存する“消費の街”のゆくえ」(記事一覧)

風土の異なる3つの都市を訪れ、フィールドリサーチを通して街づくりの未来を探るプロジェクト。
原宿といえば、若者向けのファッションやスウィーツのショップが立ち並ぶ、日本のポップカルチャーの中心地。こうしたイメージはいかにして生まれ、街の空間にどんな影響を及ぼしてきたのでしょうか。
意外な場所に残された縄文時代の痕跡から、明治神宮に広がる人工の森、近年の代名詞となった“原宿KAWAii文化”まで。土地の記憶を読み解く研究者と、リテールビジネスの提言者を迎え、めまぐるしく変化し続ける商業エリアにおける“個性豊かな街づくり”のヒントをひもといていきます。
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※新型コロナウイルスの感染拡大による制作作業の中断のため、本記事は2019年12月中旬と2020年6月初旬の2回に分けて撮影した写真を組み合わせて構成しています。

 #03 原宿編「縄文とインスタ映えが共存する“消費の街”のゆくえ」(記事一覧)


① 東京が誇る“流行の街”の知られざる実像

…流行とともに語られる若者の街。無数の断片が織りなす複雑なイメージをひもとき、その成り立ちについて考えていきます。

② 縄文時代の記憶を探る“アースダイバー”の試み
…“土地の記憶”を読み解く思想家・人類学者の中沢新一さんを迎え、縄文時代の地形を巡る“原宿アースダイバー”の街歩きに臨みます。

③ “無意識の記憶”が導く街の行方
…“原宿アースダイバー”の街歩きに続く、中沢新一さんのインタビュー後編。日本の精神文化が街づくりに及ぼす、深遠なる影響が明らかに。

④ “ブームの街”が向かうべき消費文化の展望
…行列ブームの街となった原宿の消費文化。その課題と解決策を考えるべく、リテール・フューチャリストの最所あさみさんにインタビュー。

⑤ 愛着と誇りで育む商業エリアの未来
…縄文時代の記憶と最先端の流行が共存する特異な街。リサーチメンバーの視点から、成熟を極めた商業エリアにおける“個性豊かな街づくり”のあり方を考えます。


リサーチメンバー (取材日:2019年12月13〜14日)
主催
井上学、林正樹、吉川圭司、堀口裕
(NTT都市開発株式会社 デザイン戦略室)
https://www.nttud.co.jp/
企画&ディレクション
渡邉康太郎、西條剛史(Takram)
ポストプロダクション & グラフィックデザイン
江夏輝重(Takram)
編集&執筆
深沢慶太(フリー編集者)
イラスト
ヤギワタル


このプロジェクトについて

「新たな価値を生み出す街づくり」のために、いまできることは、なんだろう。
私たちNTT都市開発は、この問いに真摯に向き合うべく、「デザイン」を軸に社会の変化を先読みし、未来を切り拓く試みに取り組んでいます。

2019年度は、前年度から続く「Field Research(フィールドリサーチ)」の精度をさらに高めつつ、国内の事例にフォーカス。
訪問先は、昔ながらの観光地から次なる飛躍へと向かう広島県の尾道、地域課題を前に新たなムーブメントを育む山梨県、そして、成熟を遂げた商業エリアとして未来像が問われる東京都の原宿です。

その場所ごとの環境や文化、人々の気質、地域への愛着やアイデンティティに至るまで。特性や立地条件の異なる3つの都市を訪れ、さまざまな角度から街の魅力を掘り下げる試みを通して、「個性豊かな地域社会と街づくりの関係」のヒントを探っていきます。