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UDATSU BITO最終報告会

5月から始まったUDATSU BITOプログラムはあっという間に最終回を迎えました。このプログラムを初めて知った方もいらっしゃるかもしれないので、そもそもどういうプログラムかを簡単におさらいした上で、活動共有会の様子をレポートします。


改めてUDATSU BITOプログラムとは、、、

自分のわくわくや好き、楽しさを起点にしてアクションを起こす人を応援するプログラムです。

岐阜県美濃市にあるまちごとシェアオフィスWASITA MINOとその入居企業である総合在宅医療クリニックみのがタッグを組んで企画・運営しました。

かつて「豊かさ=富・金銭的な裕福さ」の象徴として上げられたうだつ。
しかし、現代における「豊かさ」は物事に積極的に関与したり、他者と信頼関係を築いたりすることなのではという想いから、「うだつ」をあえてローマ字表記にしました。

UDATSU BITOプログラムを通して自分の豊かな生き方や在り方について考え行動することで、このプログラムが参加者の皆さんが真の「豊かさ」を得る選択肢のひとつになり得るのでは、という思いで始めました。

また別の視点から見ると、このプログラムは地方創生の文脈で声高に叫ばれている「関係人口(=観光以上移住未満の、特定の地域と継続的かつ多様なかたちで関わる人たち)」の創出を意識した、「地域との新しい関わり方」を提案するものでもあります。

より詳しくしりたい方は下記サイトをご覧になってみてください〇
UDATSU BITO | 「楽しさ」を起点にプロジェクトを立ち上げる実践型プログラム (wasita.co.jp)


発表会当日の様子

さて、活動共有会当日は13名の方が、ご自身の企画・今までの活動/気付きについて発表してくださいました。

もう本当に、どの発表も皆さんの等身大の「わくわく」が詰まっていて、ついニヤニヤしてしまいました。
全てを語り尽くしたいところですが膨大な長さになってしまうので、タイトルを羅列します。

・板を見る
・ミズイチコインランドリー
・うだつはともかく ~なぜなんでもない日常を知りたかったのか~
・まごころラジオ
・野菜の推し活!ミニファーム
・歌を読む
・ゆるっとしゃべりばみの
・美濃和紙で七夕を彩る、楽しむ「菊の湯」
・イエネコ珈琲店
・高齢者向けアパートの取組
・色彩を使ったチームビルディング
・旅と暮らしのおすそ分け
・焚き火のすゝめ

自分の「わくわく」ポイントはどこにあるのか、今回起こしたアクションを通じてどんな気付きがあったのか等を皆さんそれぞれの言葉で堂々と発表される姿が印象的でした。

プログラム参加者、事務局メンバーに加え、地域の方々・UDATSU BITO 前期生・岐阜住学生などなど30名以上が集まってくださいました。
(集合写真を撮り忘れてしまいました、、、泣)

5月から始まり、たった2-3回のワークを通して様々なわくわくが発掘され、それぞれがアクションを起こしていったこと、本当に拍手喝采です👏
この共有会で終わりではなく、ここからまた何かが始まっていく予感がしました。
ゲストと参加者からの声を一部抜粋します。

ゲストからの声

▼ o さん
皆さんのお話にエネルギーをもらった。わくわくのおすそ分けを頂いた気分。UDATSU BITO参加者同士でスタートのハードルを下げ合っていたように感じた。

▼ t さん
机上の空論/絵に描いた餅のような議論が多い中、皆さんが何らかのアクションが起こしていることが本当に素晴らしい。全ての企画が繋がりそうで共通項が非常に多い為、相乗効果がありそうと感じた。
全てがいろんな人にとってのケアになりそう、元気の源になりそう。
「いるだけで元気になる町」とても素敵なキーワードだと思いました。

▼ t さん
皆さんの「好き」の解像度がとても高くて驚きました。

▼ k さん
美濃市在住もしくは中年の私達世代には何がワクワクになるのだろうと今、考え始めました。

参加者からの声

▼ i さん
プログラムが終わって日常に戻る、と思ってましたがちょっと日常変わってるかも。
うだつびとの経験と出会い、最高です。

▼ m さん
どうしてるかなぁ、元気にしてるかなぁ、ってこれから思う人が増えました。上手く言葉にできませんが、これからも楽しみです。

▼ g さん
私も自分一人じゃちょっと息切れしますが、皆さんの活動を通して自分も続けていける気持ちがします。でも終わったと思うと寂しいな〜

▼ w さん
皆さんのワクワク、アイデアを聴いて自分のこれからも楽しみになりました。美濃をもっと味わいたかった(唯一の心残り)。

▼ k さん
ウダツビト、自分を見つめ直すいいきっかけになりました。みなさん、それぞれの場所でワクワクしてると思うだけで私もワクワクします(^^) ありがとうございました。

▼ o さん
このタイミングで、ご一緒できたこと、ほんとうに幸せだったなぁと感じでいます!!ありがとうございました!!

参加者の皆さん、共有会当日にWASITAまで足を運んでくれた皆さん、そして何より運営コーディネーターとしてご尽力してくださった要用さん・西上さん・かがやきの皆さんありがとうございました。

最後は、企画会議にて「わくわく起点でいきましょう!」と提案してくださったコーディネーターの西上さんからのコメントで締めくくりたいと思います。

わくわく起点の活動は、活動資金どうするんだ、予算がないとできないじゃないかという声を、吹き飛ばしてしまう軽やかさを持っています。
ひとりの生活者が、身近な地域で1度でも活動することに価値があって、みんながいいねと思える活動は他の人がまねできるようにするのがいいでしょう。
実践者が得た知識や手応えを普段の生活やちょっとおもしろくないなと思っていた職場で活かせるかもと気付いて、意識や行動が変わっていくことが大事なんだと思います。
ケアの文化をつくるというのは、生活者がわくわく起点で日々なにかをつくりだし、何かをよくしようという気持ちを枯れさせないこと。だれかの何かをよくしたいという気持ちに水をやったり、肥料をつくったり、収穫を一緒に楽しんだりするような、お金に換算できない時間の使い方が人生そのものなんだろうなぁと思います。
要するに自分の人生の時間をどう使うか。お金や予算という言葉に気を取られがちですが、本来地域に脈々とあった時間の使い方を現代的に解釈したら「わくわく起点の活動」になったという感じです。「わくわく起点の活動」は、見た人、聞いた人、又聞きした人の心を揺さぶったり鷲掴みにするものが多くあります。
お金がなくても(お金をもらわないからこそ)活動する人が一定数います。そこを見落としてはいけないなと心底思いました。

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