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「コスプレの著作権ルール化」は国の新しい課税方法の模索に思えてしまう。

#コスプレ著作権ルール化

が話題になっている。というか炎上。


ー著作権うんぬんの前に

この記事が話題になったあと、クールジャパン担当者が後のインタービューで「現状をよく掘り下げないとわかんないですけど。」って答えてたけど、そんな状況で「コスプレの著作権をルール化しなきゃですね。」なんて、軽率に言ってしまったのが炎上の引き金だろう。

カルチャーをよく理解してない人に、ルール化しよう。なんて言われても文句がでるのは当たり前。「コスプレ版のJASRACみたいなのができるの?」みたいな、印象最悪団体がコスプレ業界にもくるんじゃないかと、コスプレイヤーは構えてしまう。

軽率な発言が故に、ネガティブな憶測がTwitetrで広まってしまったわけで、しかも、これがクールジャンパン担当者ってどうなのよ。

ー著作権の整備は必要

とはいえ、やっぱりグレーなコスプレ業界。著作無視のコスプレ衣装販売業者も多いし、著作権のある作品を題材としたコスプレROMを販売して儲けているレイヤーもいるし、AVもある。

同人誌もそうだけど、曖昧なままでカルチャーが発展してしまった側面もあるので、まずは国内での著作権整備は必要だとは思うし、スマートな整備ができれば、カルチャーはますます発展、みんなハッピーになれるはず。

例えば、衣装に関しては、需要があるから海賊版が流通してるわけなので、「カルチャー促進のため、国と民間企業でオフィシャル衣装を安価にたくさん供給できるような仕組を考えます。」みたいな発言ならむしろ絶賛されたろうに。

ー種苗法改正案に似ている

そういえば、去年話題になった種苗改正案が今回の事例に似ている。

超ざっくりいうと、これまでは「著作権のある種苗を買ってもらえれば
自家増殖OKですよ!」みたいなものだったのだけど「海外流出を防ぎたいから、今後も自家増殖するならお金払ってね!」みたいなこと。

自家増殖をしてた農家は、都度高いお金を払わければならなくなってしまうので、当然反対意見もでる。農家を仕事としてお金を稼いでるわけだから、コスプレよりも死活問題。

ー海外に向けてという建前

大前提として、どちらも「海外に向けて」という建前がある。

・コスプレでいえは、
『海外においてのコスプレ著作権トラブルになる事態を防ぐため』

・種苗法改正でいえば、
『種苗の海外流出を防ぐため』

もっともらしい大義名分なんだけど、結果としてコスプレイヤーは活動の制限がかかるだろうし、農家は金銭的な負担がかかってしまう。肝心の日本人に負荷がかかってしまうのが現状で、賛同もしづらい。

ー新しい課税方法を探してるだけじゃ

結局のところ、政府の海外展開は、肝心の日本人、ないしは文化をないがしろにしている印象が強くて反発の声が多い気がする。

政府としてもそんなつもりは無いにせよ、わざわざツイートに #知的財産 なんてタグをつけてたりするところをみると、海外展開なんてのは建前で、実際は知的財産権あたりで、新しい課税方法を模索しているようにしか見えない。

僕の性格が歪んでるだけかな。。。

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