地域おこし協力隊が二ホンジカ被害対策についてあれこれ語ってみた#1
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〇二ホンジカの生態
・草食性で穀物や野菜、果物、雑草。
冬の時期は樹皮も食べます。
・一夫多妻制の群れで生活。ナワバリは持ちません。
・食物を求め、移動していく動物のため、
広範囲に被害が拡大していきます。
・2歳程で妊娠可能な体になり、
妊娠したメスは4月~7月に子どもを1頭出産します。
・日中も夜間も行動します。警戒心がとても強い動物なので、
集落内に侵入してくるのは夜がほとんどです。
また暗い中でも対象物をしっかりと見ることができます。
〇鹿を想定した電気柵のポイント(例)
・支柱は揺すられても倒れない頑丈なもの + 深めに地面に刺す。
・柵の高さは150cm程(ワイヤーの本数は5、6本程)
・下から20cm間隔で3本、4段目からは30cm間隔で3本ほど。
・電圧は4000V~6000Vを維持。
定期的に全段のワイヤーの電圧を確認しましょう。
・電気柵の本体の電源は24時間「ON」の状態にする
・漏電対策として、柵下に除草シートを敷くと効果的
・電気柵のワイヤーの垂れ下がり、伸びた雑草による漏電、
地面から1段目の間隔にご注意下さい。
〇食害兼ツノ擦り防止用スズランテープ
・二ホンジカのオスは秋~春に「ツノ擦り」といった
習性があり、自分のツノを木に擦りつけ、樹皮を剥いでしまいます。
・地面から120・130cmの高さまでスズランテープを巻く
(なるべく太い幅のまま)
⇒ シカは角を擦りつける際、テープに角が引っかかるのを嫌います。
二ホンジカの餌場、隠れ場を除去するポイント
・農作物などの廃棄が出てしまった場合、絶対に屋外に放置せず、
然るべき方法で処分しましょう。
・収穫予定の無い「放任果樹」などは可能であれば、伐採しましょう。
もし切り倒せることが容易でなければ、実が付いたら全て落とし
処分しましょう。
・集落内の山際、川際の茂みの中は、二ホンジカにとっても安全地帯です。
定期的に下草や低木の刈り取りを行いましょう。
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