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地域おこし協力隊がツキノワグマ被害対策についてあれこれ語ってみました#2

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〇年間を通したツキノワグマの行動や食性


春:体力回復期

ブナ、コナラなどの新芽。ササ、ウド、ハナウド、フキなどを食べます。

夏:繁殖期

ハチやハチの子などの昆虫、ヤマザクラ、クワなどの液果類を食べます。

秋:栄養蓄積期

冬眠に向け、栗やコナラ、ミズナラなどの堅果類、柿やリンゴなどの

果樹をたくさん食べ、冬眠・出産に向け、栄養を蓄えます。

冬:冬眠期・出産期

冬眠中は何も食べません。一般的に12月~4月頃まで冬眠します。

また妊娠していたメスは、冬眠用の穴の中で出産します。

※上記の食べ物以外にも、くくり罠にかかって、弱っている二ホンジカや
 カモシカや死後間もない野生動物の死体も食べます。

ハチミツだけでなく、ハチやハチの幼虫も食べます
秋の山の主食です

〇人家周辺のツキノワグマの誘因物

市街地や集落、住宅周辺での主な誘因物

・果樹、養蜂の巣箱、生ゴミ(残飯、廃油、食用油)、堆肥、

ペットフード、ぬか漬けなどの発酵食品

・ペンキ等の塗料(テルペンなどの植物精油類の防腐剤を使用したもの)

集落内の放任果樹(柿など)はクマに「どうぞお越しください」
と言っているようなものです。

農地周辺での主な誘因物

・農作物(廃棄された野菜や果物も含む)、有機肥料、家畜用の飼料、

燃料(ガソリン・混合油)

集落・市街地内で出没しやすい場所

・山林際で藪が多く、見通しが悪い場所

・川際で藪が多く、見通しが悪い場所

ツキノワグマの生息地で👆のような場所は特に注意が必要です。


地域おこし協力隊がツキノワグマ被害についてあれこれ語ってみました#3に続きます。

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