地域おこし協力隊がツキノワグマ被害対策についてあれこれ語ってみた#5
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野生のツキノワグマと遭遇してしまった時にとるべき行動とは??
※当たり前ですが、クマと遭遇するかもしれない場所・時間に 単独で向かわないほうが大切です!
1 遠くに野生のツキノワグマがいることに気付いた場合
「遠くで黒いものが動いてるけど、あれって・・もしかしてクマか?
あ~~~、クマっぽいな」ぐらいの距離で気付いた場合。
向こうも人間となるべく関わり合いを持ちたくありませんので、追い払おうとせず、騒がずに、落ち着いて、その場から離れましょう。
2 まぁまぁ近くに野生のツキノワグマがいることに気付いた場合
「完全にクマだ。まぁまぁ近くにいるけど、どうしよう!?」
ぐらいの距離で野生のツキノワグマと遭遇した場合ですが、
1と同じく、
なるべくならツキノワグマも人と関わりたくないと思っています。
そのような時は、、
クマの姿を正面に見ながら、焦らず、落ち着いて、後退しつつ(転ばないよう)クマとの距離をとり、その場から離れましょう。
「興奮したクマがこちらに走って向かってくる」という可能性もあります。
近い距離で、クマに背を向けて逃げるのは大変危険です。
必ずクマを正面に見ながら、落ち着いて、後退するようにしましょう。
3 至近距離で野生のツキノワグマと遭遇してした場合
目前にクマが現れたことでかなり驚き、焦るかもしれませんが、
クマも同様に驚いてパニックになっている可能性があります。
そのままクマが踵を返して、逃げてくれたらよいのですが、、、
驚いたツキノワグマが威嚇攻撃をしてくる可能性があります。
①まずは致命的な怪我を防ぐため、「両腕の外側」を使い「頭部」、
「首」、「脇の下」を覆い、「人の急所をガード」しましょう。
鋭い爪や牙で威嚇攻撃された部位が、「顔面」であれば失明。
「首」や「脇の下」であれば。大量出血で命を落とす可能性があります。
「腕の外側」を引掻かれたり、噛まれたりした場合、
腕に傷跡が残るかもしれません。
しかし「失明」などの大怪我や大出血を伴う傷を負う可能性は、
かなり低くなります。
※腕や足を引掻かれた・噛まれた場合でも当たり前ですが、
軽傷でも必ず病院に行きましょう。
引掻かれたり、噛まれたりした傷口から細菌が入り込み、
「破傷風」などの感染症にかかる場合があります。
※クマに限らず、野生動物に噛まれたりしても病院に行きましょう。
②このクマはどうやら襲ってくる気はなさそうなので「急所を両腕でガードした体制」のまま、
クマの状態を見つつ、焦らず、転ばないよう気を付けて、後退します。
※人間が背を向けた状態で逃げた場合、クマがその人を追って、
後ろから威嚇攻撃をしてきたとき、
その威嚇攻撃を防ぐことが難しくなります。