地域おこし協力隊がツキノワグマ被害対策についてあれこれ語ってみました#3
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ツキノワグマ出没防止するために地域の方ができること①
〇誘因物となる物の除去・管理
ツキノワグマの出没防止対策として
最も効果的なものとは・・・・
「集落からクマの誘因物となっているものを除去し、クマを餌付かせないようにする」
👉 これが一番手っ取り早く、かつ有効的な出没防止対策です。
〇「クマが出る集落は、エサ場としての魅力に溢れている」
クマが人の生活圏に出没しているという事は、、、
「クマにとって、その地域は餌場として魅力的に感じている」
ということです。
・放任果樹など誰にも必要されていない樹は、伐採してしまうか、
実を付け始めたら、実を全て処分する対策が必要です。
落ちている実もクマを誘因する原因になりますのでご注意下さい。
※もし誘因物を除去できない事情がある場合は、クマを誘因物に寄せ付けない対策を講じなければなりません※
◇クマの誘因物とその対策について◇
〇生ゴミ(残飯、商品にならない野菜・果物、廃油、食用油等)
・生ゴミは屋内で保管し、収集当日の朝にゴミ収集BOXに入れましょう。
・コンポスト内の堆肥は、匂いを収めるために、定期的に土や腐葉土、
石灰、発酵促進剤を投入し、なるべく匂いを抑えるようにしましょう。
〇不要な果樹(柿の木、桑の木、栗の木など)
・不要な果樹であれば、伐採するか、実が付き始めたら、
全ての実を落とし処分しましょう。
・収穫する予定がある大切な果樹であれば・・・
「果樹の周りを電気柵で囲う」、
「木の幹にツルツルしたトタン(高さ170cm程のものを縦向きに)を
巻き付ける」など、
実を獲られないような対策が必要です。
※錆びてしまったトタンは、クマに登られてしまうので外しましょう。
〇発酵食品、ペットフード、ペンキ塗料、有機肥料など
・クマが侵入できないような屋内で保管しましょう。
〇農作物の放棄残渣(廃果や野菜くずなど)
・匂いが届かないように土中深くに埋めるか、ゴミ袋に入れ屋内で保管し、
適切な方法で処分しましょう。
〇田畑、果樹園、養蜂場、畜舎など
・電気柵で囲い、クマが入れないようにしましょう。