RELAXIN'(リラクシン) - 東京FM『Muro Presents KING OF DIGGIN’』2018/5/19放送
「NO DIGGIN', NO LIFE.」 毎日、新しい音楽との出会いを楽しんでいるDJ ユニコーン@ucrcdsです。6/3(日)”ELLA RECORDS下北沢店”がオープンしました。おめでとうございます!!
オープニングイベントではMUROさんが店内のレコードのみでDJ!さらに、プレイしたレコードは購入可能なスペシャルイベントが開催されました。(行けなかったので、参加した方はとても羨ましいです・・・)
今週足を運びたいなーと思っています。
オープニング
MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)TOKYO FM 『 Muro Presents KING OF DIGGIN’』今週も始まりました。パーソナリティのマッカチンです。
MURO:MUROです。
MACKA-CHIN & MURO:よろしくお願いします。
MACKA-CHIN:あっという間にもう5月。もう暑い感じになってきて。
MURO:暑いねぇ。
MACKA-CHIN:いや、MUROくん。一個びっくりニュースがあって、レコード針の44Gとかを作ってるあのSHUREが針を撤退するっていう。
SHURE(シュア)
レコードカートリッジ、マイク、ヘッドフォンおよびイヤホンなどの設計・製造を行っているアメリカ合衆国の企業。設立は1925年。
MURO:え?
MACKA-CHIN:インターネット含めて、レコード好きはゾワゾワしてるんですね。
80年以上歴史があるらしいんですけど、もうなんか、作るの、やめたぁ~っていう。まぁ、かっこいい感じで終わらしてくれっていう感じで。無理して続けるよりは、良い感じで終わりたいみたいな。80年以上の歴史をここでSHUREは針を作るのをやめてしまうっていう。
MURO:おっと。
MACKA-CHIN:色々な針の会社があるじゃないですか。だけど、クラブとか、特にヒップホップユーザーとかスクラッチとかしたりとか。針のあの優しい感じ、柔らかい感じが好きで、M44G(フォノ・カートリッジ)とか使っていた人が多いと思うんですけど。ちょっと、びっくりで・・・
MURO:びっくりだね。
MACKA-CHIN:このアナログブームなのに、なぜっていう。で、さっそく今週のMUROくんのテーマを聞きながら、音楽の深掘りをしていきたいなと思うんですけど、今週のテーマとかありますか?
MURO:「RELAXIN'WITH JAPANESE LOVERS」っていうコンピレーション。
あれに最近、DJ NORIさんとCAPTAIN VINYL名義で、中島美嘉さんの「接吻」のリミックスというか、エディットをやらせていただいて。
MACKA-CHIN:はいはい、はいはい。あの和モノ・ラヴァーズ・ロック・コレクション「RELAXIN'」シリーズの一番最初は何年だったっけな?2001年ぐらいに、たぶんVolume1が出てて。
MURO:ですね。色んなUKのレーベルだったり。スポット当てて、色んなシリーズとして、素晴らしいコンピレーションだったんですけどね。それの、ジャパニーズバージョンというか。
MACKA-CHIN:ジャパニーズバージョンをMUROさんとNORIさん。CAPTAIN VINYL名義で今回やられたっていうことですよね。
MURO:はい。なので、それを取り混ぜてRELAXIN'なリミックスをミックスできたらいいななんて思うんですが。
MACKA-CHIN:良いですねえ。なんか、たぶん、確かあの和モノのその「RELAXIN'」シリーズって「relax」っていう雑誌。
relax(リラックス)
マガジンハウスより1996年に創刊され、2006年9月号をもって休刊した。
当初はコレクション志向で、毎回テーマ別にモノを大量に紹介するのが売りだっが、7号でリニューアルしキャッチコピーを「Goods Style Magazine」に変更、モノとストリート・ファッションの中間誌になった。連載陣にはビデオ・ジャーナリストとして駆け出しだった後藤健二がいた。
MURO:懐かしいね。
MACKA-CHIN:ねえ。もうほんと、エディターのセンスが抜群で、当時は裏原(うらはら)なんて言葉があったけど、とにかくアンテナ高い人たちはみんな読んでた雑誌ですよね。その辺から始まって、振り返ると、なんかあれも結局、和モノなんですよね。
MURO:うんうん。確かに。
MACKA-CHIN:歌謡曲というか。郷ひろみさんの曲の藤原ヒロシリミックスとかですよね。
MURO:うん、そうそうそう。南佳孝さん、当時のね、コンピの入ってたりとか。けっこう、バランスとかありましたもんね。
MACKA-CHIN:確か俺、全然違う感じで知って。ジンジャエールかなんかのCMで椎名純平 featuring 篠原涼子。あれも確か12inch出てるんだけどレゲエな感じで仕上がってて、それのエディットも確かそれに入ってたんですよね。
MURO:うんうん。
MACKA-CHIN:で、今回それをMUROくんとDJ NORIさんがやられたっていう。
MURO:そうなんですよ。しかも、お蔵入りのテープがあって。
MACKA-CHIN:お蔵入り?
MURO:はい。Dennis Bovell(デニス・ボーヴェル)が当時やっていて。
Dennis Bovell(デニス・ボーヴェル)
バルバドスセントピーター教区 出身のマルチプレイヤー、音楽プロデューサー、レコーディング・エンジニア。レゲエバンドマトゥンビ のリーダーであり、ブラックベアード という別名義でも活動している 。
MACKA-CHIN:Dennis Bovellっていうのは?
MURO:UKのラヴァーズ・ロックの巨匠ですね。Mad Professor(マッド・プロフェッサー)とか。
ラヴァーズ・ロック (Lovers Rock)
レゲエのサブジャンルの一種。歌詞の主題は主に恋愛やロマンスでり、甘い質感のあるサウンドを特色とする。1970年代中期のロンドンで誕生した。
Mad Professor(マッド・プロフェッサー)
イギリスのレコードレーベルAriwa Sound (アリワ・サウンド)を主宰する音楽プロデューサー、レコーディング・エンジニア。SUSAN CADOGAN (スーザン・カドガン)などをプロデュースしている。
MACKA-CHIN:じゃあレジェンドですね。
MURO:レジェンドですね。はい。
MACKA-CHIN:その人のテープ?
MURO:その人のデータが、当時使ってないテープっていうのが残されていて、Dennis BovellがDJバージョンとして喋っている。イントロを喋ったりとか。そういうテイクをちょっと使わしてもらって。
MACKA-CHIN:そのままデータとして使えるんですか?
MURO:はい。使わせていただきました。
MACKA-CHIN:うわあ。それ、もうじゃあ、今日は聴けるんですかね?
MURO:はい。
MACKA-CHIN:アツイ!このアツイ曲を落とし込んでいっていただければと思うんですけど。さらに、さっきマネージャーさんから聞いたんですけど、なんと、リスナープレゼントがあるんですよね。
MURO:そうです。
MACKA-CHIN:はい。今日は、このMUROくんがやられた「RELAXIN'」シリーズの一番最新作ですか。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:CDは3月14日に出てるらしいんですけど、それにトートバッグがついて売られてるものもあって、そのトートバッグというものが、なんと3名様にプレゼントがあるということで。
MURO:はい。すいません、それだけで。
MACKA-CHIN:いえいえ。3名も、もらえたら嬉しいですよね。やっぱり。これもらえるには、番組ツイッターアカウント、フォロー&リツイートで「トートバッグが欲しい!」と呟いていただければ、番組側からメッセージを送るんで、どしどし送っていただければ。ここに目の前にあるトートバッグがもらえるということですね。
じゃあ、さっそくその「RELAXIN'(リラクシン)」シリーズをMUROさんにプライしていただきたいので、準備をしていただいて。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:この間、そういえば、俺、九州とか山口のほうに行ってたんですけど、1枚30円のレコード屋さんがありましてですね。
MURO:おお、良いっすね。
MACKA-CHIN:やばかったです。100枚買って3,000円ですよ。ちょっと、後で教えるんで。
MURO:ぜひ!
MACKA-CHIN:番組の後に住所教えますね。
MURO:ありがとうございます。
MACKA-CHIN:はい。じゃあ、そろそろ、いってみましょうか。『 Muro Presents KING OF DIGGIN’』 MUROさん、準備はよろしいでしょうか?
MURO:はい。
MACKA-CHIN:今日のテーマは「RELAXIN'」です。お願いします。
DJ MURO プレイリスト(テーマ:RELAXIN')
アーティスト:中島美嘉
タイトル:接吻(Dennis Bovell Meets Captain Vinyl Edit)
レーベル:Sony Music Labels
年代:2018
アーティスト:椎名純平 with 篠原涼子
タイトル:Time of Gold (Reggae Disco Rockers Golden Mix)
レーベル:Sony Music Associated Records
年代:2003
アーティスト:曽我部恵一
タイトル:Love Sick
レーベル:Sony Music Labels
年代:2005
アーティスト:キリンジ
タイトル:フェイバリット(Skyscraper Disco Mix)
レーベル:Sony Music Labels
年代:2003
アーティスト:中島美嘉
タイトル:Carrot & Whip
レーベル:Sony Music Labels
年代:2005
アーティスト:中島美嘉
タイトル:接吻(Dennis Bovell Lovers Dub#1)
レーベル:Sony Music Labels
年代:2003
エンディング
MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)TOKYO FM 『 Muro Presents KING OF DIGGIN’』 あっという間にエンディングなんですけど、MUROくん。
MURO:やっぱりね、Dub(ダブ)は後半がキモな曲がけっこうあるんで、なかなか。
Dub(ダブ)
レゲエから派生した音楽制作手法、及び音楽ジャンル。語源はダビングであるとされている。Dubはレゲエ楽曲のリズムを強調してミキシングし、エコーやリバーブなどのエフェクトを過剰に施すことで、原曲とは全く別の作品に作り変えてしまうことである。リミックスの元祖とも言われる。
MACKA-CHIN:そうなんですよね。いやあ、でも、この季節にDubは気持ちいいっす。
MURO:気持ちいい。
MACKA-CHIN:マネージャーさんとも話してて、MUROさんとも今話した、スネアの溶ける感じとか。
MURO:そう。たまんないよね。
MACKA-CHIN:で、Dubは本当にアフロビートじゃないけど、後半戦のとこ、身体入ってきたところで、カーンと溶けて、Diggin 'Iceじゃないけど、ほんとに気持ちいいっすね。涼しい感じが。
MURO:そう。
MACKA-CHIN:いやあ、もうこの時間帯っていうのもありますけどね。すごく街・田舎の情景含めて、音楽がすごく溶けていく感じが、すごく季節感あって、気持ちいい感じが。
MURO:嬉しいっすね。
MACKA-CHIN:MUROさんが手がけた「接吻」のこのバージョンが含まれるRELAXIN'WITH JAPANESE LOVERS、12年ぶりに、CDは出てるということなんですけど、1曲目に掛けてくれた曲とかは、5月31日に。
MURO:そうですね。今月。
MACKA-CHIN:7inchが出ると。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:アルバム自体も、どうやらレコードが出るらしいですね。
MURO:出るらしいですね。楽しみですね。
MACKA-CHIN:欲しい。欲しいですねえ。いやぁ、気持ちいいなぁ。ちなみに、このRELAXIN'WITH JAPANESE LOVERSシリーズは、全部ジャケットが「Riddim」っていうフリーペーパーですか。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:あれの写真をずっと表紙やられてたあの石田さんなんですね。石田さんのインスタも本当に素晴らしいです。ラヴァーズ・ロックというか、今で言うと、和モノの中の和レゲエみたいな言い方もするのかもしれないですけど、この和レゲエDubシリーズ。和モノ・ラヴァーズ・ロック コレクション、これからもぜひチェックしていこうかと思います。
そして、間違いなく今回も全部レコードでお届けしております。
MURO:ありがとうございました。
MACKA-CHIN:いやぁ、さすがです、MUROくん。冒頭で案内したプレゼントがあるので、ぜひツイッターで「これ欲しい!トートバッグ欲しい!」と呟いてくれれば、番組アカウントからメッセージ送らせていただきます。ということで、あっという間でしたけど『 Muro Presents KING OF DIGGIN’』今日はここまでということになりました。
MURO:ありがとうございました。
MACKA-CHIN:ということで、皆さん、また来週お会いしましょう。お相手は、MACKA-CHINと。
MURO:MUROでした。
MACKA-CHIN:ありがとうございました!
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