タイBL Yシリーズを多数製作するgmmtvによるPrideの特番がありました。 gmmtv初のGLドラマ『23.5』のMilkLoveと先生役のP'Golfも出演。
MilkLoveの発言パートだけ、ファンの英訳をもとに和訳します。
Love:先輩(女性)に女性が好きな人がいるんですが、親御さんは受け入れられず、LGBTQ+コミュニティを理解されませんでした。「いつ治るのか?(対象が異性に向く)」など言われていました。でも誰が好きでも愛に変わりはなく、(性的指向も)病気ではないので、治す必要もありません。
英訳c : sapphoria_th 動画
Love:『23.5』のワークショップをしていた頃、一度も「なぜ彼女(Sun)は同性が好きなんだろう?とは時間をかけて考える必要はありませんでした。一度も、Sunは女の子だとか、年齢や外見については時間をかけて分析はしていません。必要だったのは、どういう人で、考え方や感情の動きを知り、回が進むにつれてどうして恋をしたのかを知ることでした。同性を好きでも愛に変わりはないので、彼女の人物像を考えたんです。いったん心の動きが分かれば、リアルに感じられるから。 Milk:私もLoveと同様、Ongsaが同性を好きな理由を深く考えることはなかったです。むしろ、彼女がその相手に片思いしている心情を理解して、どう見せるかを考える作業です。私自身がOngsaとして若いクィアな恋をどう感じるかというプロセスで、とてもディテールにこだわる作業なので、P'Fon監督のアドバイスを求めました。 Love:でもOngsaの場合は、家族についても掘り下げるので、P'Milkはその点の作業が大変でした。Ongsaのことなのか、家族についてなのかと。
英訳c : jayesocool Love:クィア映画を見る(消費する)ときは、それがGLかBLか意識はしません、ただロマンチックな映画だなって。 Milk:私たちはみんな、誰を好きになってもいいし、対象が同性でもおかしなことではありません。
英訳c : jayesocool Love:おそらく視聴者は 『23.5』のキャラクターの誰かに共感しながら見ることになると思います。父もこのドラマを見ていました。サフィックドラマと理解しています。将来的には、より深みのある、ひととしてのストーリーテリングができるようになるはず。時代に沿った内容になるようなドラマ作りができるようになるはずです
それと大事なことをツイートしているファンがいました。
Loverrukkのセクシュアリティを問うコメントさ、私たちgayはもっとLGBTQ表象がほしいし、クィアの役者にクィアキャラクターを演じてほしいのは分かるけどね、彼女のセクシュアリティは詮索するもんじゃないよ。loveはアライでコミュニティの味方なんだから。
個人的には、タイも台湾のような、Love is love=異性愛も同性愛も変わらない愛の認識が強めな印象で、当初、クィアやレズビアンが日々、たびたび透明化されている日本での私の見解と差があり、やっと「慣れ」てきたところで。タイと日本では、どのセクシュアリティでも、社会的に視点にも意識にもわりと差があると思うので(日本が低い)、日本でのクィアの透明化はしないように十分注意がほしいところです。(GLはGLとしての意味があるので)