1980年代に見たUFOの話
時は80年代前半頃
もう40年以上前(きゃーそんなに昔!)
私が小学生だった頃の話です。
千葉の東京湾沿い、海岸まで歩いて10分くらいの所に住んでいました。
近所の子供達はみんな仲が良くて、学校から帰ってからは、よく近所の子供達は一緒に遊んでいました。80年代ですからファミコンなんかで遊んでいた時代ですが、それでもまだフィジカルに遊ぶことのほうがだいぶん多かった時代、懐かしいですね。
私は、UFOとかミステリーサークルとか宇宙とかそういう類のトピックが大好きでした。
子供たち5人くらいで遊んでいた
その日もいつものように、近所の子供達5人くらいみんなで遊んでいました。
もう夕方から夜にかけてのお空が暗くなってる時間でした。
あまり明確には覚えていないのですが、
もしかしたらみんなで夕ご飯の後に、花火か何かやっていたのかもしれません。
そんな時間でした。
小さな赤い光をみんなで目撃
誰かが空を指差して
ねーねーあれなんだろう?
あれっ!赤い光が動いてる〜〜〜!
えー動いてないよー!
動いてるよー!!!
(私)UFOかな〜?
(友達)えーうそだ〜そんなのいるわけないじゃん、バカじゃないの〜〜〜!!!
赤い光がたくさん出てきて集合体になった
みんなで興奮しながら赤い光を追っていたら
段々と光が増えていって、たくさんの赤い光の集合体になった。
(私)これってやっぱりUFOだよね!
(友達)いやあり得ないよ!
(私)赤い光の?夜に?いっぱいいるよ?
(友達)きっと軍のヘリコプターか何かが訓練でもしてるんじゃない?
そんなこんなで、もうみんなで大興奮しながら討論になりました。
これは一体なんなんだ?
赤い光の集合体が動く
そうこうしているうちに、赤い光の集合体は大きな動きを始めた。
視野の右端から左端に及ぶ距離をすごいスピードで
右にビューン!
左にビューン!
斜め向こうにビューン!
私たちの反対側にもビューン!
時には一瞬消えて、どこかに現れる。
まるで、水の中に潜って餌を取る鴨の類が、
水面から消えては水中をスイーーっと泳いで餌を取り、遠くの水面から顔を出す。
次はどこから顔を出すか予想もつかない。そんな感じ。
小さいながらに私は(多分10歳くらいだよね?)
これは絶対のUFOだ!すっごく嬉しい!もっともっといっぱい見たい!
これは貴重なことだ!と感じていました。そもそもこういうのが大好きだったので、こころから嬉しかったのを覚えています。
そして心の中で、もっと見せてほしいと願った。
赤い光の集合体の動きかた
みんなで探すのに一苦労するくらいの速さ
秒単位で右に左にビュンビュン動く
時には私たちが見ている方向とは反対側に突然現れる。
動いているというよりは、まるでワープしているようだと思ったのを覚えている。
遠くに行ったり、近くに来たり!
近くと言っても形が確認できるほど近くはない。
光が大きくなったり小さくなったりするからそう思ったのだ。
私個人的には度肝を抜かれて興奮しすぎて体がガクガクしていたのを覚えている。
写真を撮っていたので、ガクガクしないようにちゃんと撮れるように意識していたのを覚えてるからその通りだ。
UFOは消えていった
1時間近くワイワイ私は外にいたと思う。
ひとりひとりと子供たちは家に帰って行った。
私は不思議だったんだ。
こんなに凄いのにみんな家に帰るってどういうこと?
最後私と弟になってUFOも消えていった。
そして私達は家に帰った。
興奮止まず、早くこの写ルンですを現像に出したくて眠れなかった。
夜寝る時に布団の中で、またUFOに会いたいと心から願っていた。
UFOの写真
私はこれは絶対にUFOだ!写真撮らなきゃ!と思って
光を見つけた時には走って家に帰り、カメラ(写ルンです)取りに行ってた。
走って家に帰た時はその間もUFOを見逃したくないので、玄関から
お母さんお母さん!!!写ルンですとって!!!早く!!!
叫びながら大急ぎで現場(お家の前ですが)に戻った。
そしてフィルムが無くなるまで写真を沢山バシャバシャ撮った。
といっても10歳未満の子供が、写ルンですで夜に撮影する程度のもの。
次の日過ぎに急ぎのオーダーで、写真の現像に出した。
取りに行った時に、これ何撮ったの?空?
と写真屋さんの人に言われたのを覚えてる。
そして私は、この赤い光がね、UFO なの!と説明までした。
そう、UFOはちゃんと写真に映っていたのだ!
でも、残念ながら
UFOへのパッションはいつまでもあったのですが、長い私の人生の中でインドに行ったり引っ越しをしたり、いい年になるまで取ってあった写真を、私はどこかのタイミングで破棄してしまったので今は手元にない。
今また新たにそのウェーブが来るとは思っても見なかったので、残念でしょうがない。
次の日みんなUFOのことを覚えていない
次の日に写真を現像して、もうUFOのすごい発見の証拠写真を手にした私は、
まずは弟に見せた。
(私)見てよ!これ!すごかったよねUFO!
そしたらなんと、弟の口からあり得ない言葉が出てきた
(弟)はあ〜何言ってるの?頭おかしくなったんじゃない?UFO?やばいよそれ?的な反応。(言葉は覚えていないがニュアンスは)
(私)つーか、昨日一緒に見たじゃん!UFO、赤いやつ!!!
(弟)おねーやばいよ!何言ってるのか?
(私)写真あるしね!これよ!
(弟)こんなの何か飛行機か何か写っちゃっただけだよ。
全く興味も失せて信じないスイッチがオンになってる状態。
その後、他の友達に話しても
同じような反応だった。
ありえない。みんなで一緒に見たし、あんなにも興奮したのに。
誰一人私の話に、写真に興味を見せないし、その話は一瞬で没になった。
私は40年経っても、人生の中で上位に入るすっごい素敵な体験だったので、大切に自分の中での宝物話になっている。つい最近まで誰にも話したことがなかった。
あ、一度高校の頃友達に話したけど、信じてもらえなかったし、やばいヤツと思われていたに違いない。
時代が変わり、ここ最近UFOの話が普通に出来るようになったことが嬉しくてたまらない。