トマト
私はトマトが嫌いだ。
子供の頃から受け付けない。
なんで嫌いなのかと言うと、噛んだ時に広がるあのトマトの匂いがどうにもダメだからだ。
あれはなんと表現したらいいだろう?
苦味?酸味?なんか青臭い感じがする。
赤いのに、青臭い。なんと不思議な食べ物か。
中央の種とかの部分は黄色い。
赤、青、黄。
なんてことだ。
トマトは信号機だった。
そう考えると、表面からして真っ赤っかなのだ。
止まれ!と。
人間よ止まれ!と。そう言っている。
人間よ!俺を食ったら青臭いぞ!これは警告の赤な!分かってんよな!
トマトはそう言っている。身を挺して。
トマト好きな人も世の中にはたくさんいる訳で、アレを好んでいると考えると人間の多様性というものも感じざるを得ない。
世の中は不思議なことばかりだ。
トマト
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