#20 肥育用配合飼料のビタミンA含量他コンセプトを考える!
肉牛農家さんから肥育配合飼料のビタミンAの問い合わせがありました。
確か1,000IUくらい?と答えたのですが、今、もしも、この配合飼料を作るとしたら、もうちょっと検討の余地があったかもしれないと思えるようになりました。
当時は、他の配合飼料を良く良く研究していました。経験が浅いから…自身がないから無難な道を選んでいました。
今、作るとしたら配合飼料のコンセプトは…
①デンプンの発酵スピードを考慮し、フレークコーン、フレーク大麦、粉砕コーン、粉砕大麦の割合を決めていきます。
②センイ源の選択で大豆皮、とうもろこし皮、ふすまを組み合わせます。
③タンパク質はまずバイパスタンパク源に重きを置きます。足りないときに大豆かす、菜種かすを足します。
④タンカルは極力落とします。リンカルはふすまをどれだけ入れるかによって考えますが、多分使わないでしょう。
⑤ビタミンAは必ず入れます。1日の要求量は3万程度でしょう。まして、枝肉がここまで大きくなっていることを考えるとなおさら。
TDN、CP、Ca、Pなどはこの内容の結果が表記されます。TDN、CPの値にこだわらないし、他の配合との比較はしません。
それと重要なことはこの配合飼料給与後に定期的に牛の状況を確認、場合によっては採血も。時として、乾草の併給などを含めて考えていく。
どなたか一緒にやりませんか?
牛の健康と笑顔溢れる牧場を共に…