きっと頑張りすぎちゃわないように飽きっぽく設計されている。
私はあんまり集中力を保ってるのが得意じゃなくて、どんなに熱中できても2時間くらいで別のことをやりたくなる。2時間集中できるなら別に飽きっぽくないじゃんって感じかもしれないけど、なんていうか、ゾーンに入ったら一日中陶芸しているような職人にはなれないってこと。
絵は好きだけど、一日中描いていることはできなくて、途中で歌を歌ったり踊ったり音読したりするし、もうその後は絵を描かなかったりする。
でもこの飽きっぽさって自分にとってはめっちゃ重要な気がしてて、これのおかげで私は長い目で見れば長期的に物事をやり続けられるし、心や体を痛めるのを避けられていると思う。
絵をずーーーっと描いていたら想像の世界に呑み込まれそうになるし、腱鞘炎になるかもしれないし。
集中力がないとか冒頭で書いたけど、実際には私は集中しようと思えばしすぎるほどに集中できるし、頑張りすぎることが出来てしまうんだと思う。
飽きれば手を止められるしちゃんと水飲めるし。
あれかな、自分で自分の限界が分からんのかな。
それをカバーするために飽きっぽいのかもな。
まあだから多分、私のこの飽きっぽさはセーフティーバーの役目をしてくれて、私が頑張りすぎるのを防いでくれる。
長時間やり続けたっていうのはめっちゃ立派だけど、でもやり続けたからって良いのが必ず出来るわけでもなくて。実際1日のうち、集中できなくなった時間まで描き続けちゃうと、出来として好きじゃないものになっちゃうし。
多分、好きとか楽しいとか本気で思える時間が終わったら、それが集中力の切れ目で、その時には筆をおかなくてはならないんだろうな。
集中力が切れてからキャンバスと対峙するの、割と地獄だし。
あと、多分私は一つの創作事に対して正解や落とし所を見つけようというとき、その一つに集中して答えを導き出すのではなくて、いろいろなものを作る中で考えたことや気づいたことを踏まえて、答えを導き出したいと思うタイプなんだと思う。
だから飽きっぽさを利用して、いろいろなものを同時的に行う暮らし方が合っているんだな。
もしかしたらこの、「答えを急がないのんきさ」も私が何かを作ったり生きていくうえで助けになってくれているのかもしれない。
素晴らしい設計。ありがとう脳みそ、チームワークがサイコーにいい。これからもよろしくね。