【新章vol.6】食いっぱぐれない仕事と天職の違い
こんにちは、内山です。
昨日の記事で
『選択肢をゼロにすることが幸福な人生につながる』
という話をしました。
今日は前回の記事の続き
『仕事』に焦点を絞って書きます。
人生において『仕事』が
占める割合はかなり大きいですよね?
どんな仕事をするのか?で
人生が変わるといっても過言ではありません。
仮に、あなたが転職をして
来月からGoogle本社でソフトエンジアとして
働くようになったとしたら
間違いなく人生は大きく変わると思うんですね。
住む国も変わり
付き合う人も変わり
言語まで変わる。
人生が変わらないわけがありません。
ここまでの変化がなくても
どんな仕事をするかで
間違いなく人生は変わります。
昨日のメルマガでお伝えした通り
人生の幸福度を高めるためには
『つぶしがきく仕事』や
『食いっぱぐれない仕事』
を選んではいけません。
なぜなら、仕事を選ぶ基準が
「楽しい!」や「好き!」ではなく
『食いっぱぐれないこと』になっているからです。
勘違いして欲しくないことは
食いっぱぐれない仕事をすることが
ダメではないということ。
なぜなら、俺も最初はJR西日本という
食いっぱぐれない会社に就職したので
その気持ちはとてもよく分かるからです。
『食いっぱぐれない仕事』を選ぶ理由は
定年まで安定して働けること。
だから、定年まで安定して働くことが
人生のプライオリティとして高い人は
『食いっぱぐれない仕事』を選ぶべきです。
しかし、今回の記事は
『人生の幸福度を上げること』
をテーマに書いています。
なので、まずは・・・
『食いっぱぐれない仕事』と
『人生の幸福度を上げる仕事』は
まったく別の領域にあることを
知って欲しいと思っています。
『人生の幸福度』を高めたい人は・・・
どちらかというと
思いっきり食いっぱぐれる仕事
つぶしがきかない仕事を選ぶべきです。
超!食いっぱぐれる仕事ですね(苦笑)
「内山さん、そんな仕事は嫌です!」
「すごく怖いです!」
そう思われるかもしれません。
だけど、大丈夫です^^
なぜなら、その仕事は
あなたが選ぶのではなく
天から与えられた仕事だからです。
あれ?内山さんが
なんだか怪しいことを言い出したぞ!
そんなことを思われたかもしれませんね(笑)
解説していきます^^
今年、6年ぶりに長編小説を出版した
村上春樹さん
村上春樹といえば日本を代表する小説家ですが
『なぜ、小説家になったのか?』
その理由を聞いたことがありますか?
実は春樹さんは
とても奇妙な体験をされています。
時代は1974年4月。
ヤクルトスワローズの大ファンの春樹さんは
この日、神宮球場に
ヤクルトの開幕戦を観に行ったそうです。
当時のヤクルトの一番打者
デイブ・ヒルトン選手が
二塁打を打った時。
なんの脈絡もなく急に・・・
『そうだ、僕にも小説が書けるかもしれない』
そう思ったそうです。
この時の春樹さんは
一度も小説を書いたことがない状態。
なのに、なぜか?
小説が書けるかもしれない
そう感じたそうなんですね。
春樹さんはその時のことを
今でもはっきり覚えていて
空から何かがひらひらとゆっくり落ちてきて
それを両手で上手く受け止められたような気分
ひとつの啓示のような出来事だった。
と『職業としての小説家』で
書かれています。
そして、その日から書き出した小説が
なんと!受賞群像新人文学賞を受賞して
小説家としての人生を進むことになりました。
野球を観ていたら、
急に「小説が書けるかもしれない!」と感じて
そこから小説家の人生がスタートする。
実に奇妙な体験だと思いませんか?
これは春樹さんが自分で
小説家という仕事を選んだのでしょうか?
おそらく、そうではありません。
天から与えられた役割だったはずです。
こうした体験のことを
『エピファニー(突然の真実感覚)』
と呼びます。
エピファニーの特徴は
『すでにそうであることが分かっている』
ということ。
春樹さんの場合であれば
一度も小説を書いたことがない状態から
小説家として大成することが分かったわけです。
大成することが分かっているから
何の迷いもなくスタートすることができる。
俺たちが人生の壁にぶつかる時って
どこ向かっていいか分からないし
何を信じていいか分からないし
何をしていいのか分からなかい時です。
本当にこの人生でいいんだろうか?
本当にこの仕事を続けていいんだろうか?
こうしたことを思い悩み
気づけば5年10年経ってしまいます。
だけど、間違いなくこの道でいい!
この仕事こそ間違いなく私の天職で
世の中に大きな価値を提供できる。
こう思えたら人生は
短期間で大きく変わります。
また、カリスマボクサーの辰吉丈一郎選手が
4階級制覇の井上尚弥選手について
こんな話をしています。
尚弥君は自分がチャンピオンになる、
自分がこういう人間になると、
最初から知っとった。
知っとるから用意ができとった。
みんなチャンピオンになりたい
チャンピオンになりたいと言うけど
“なりたい”じゃなられへん。
自分も同じ経験をしとるけど、“なる”からやってるんよ
「いや、当たり前なんや。自分という人間は、
こういう人間になるとわかっているから
チャンピオンになれたんや」
辰吉さんも井上選手も
エピファニー。
自分で選んだわけではなく
天から与えられた状態です。
つまり、最初っから分かっていたんですね。
俺たちの場合、
「給料の高い仕事は何だろう?」
「食いっぱぐれない仕事はなんだろう?」
こんな感じで仕事を選ぶことが
多いと思うんですね。
完全に以前の俺はそうでした。
だけど、スタートはこれで全然OK。
そこからエピファニーにつなげていけば
いいんです。
その仕事は自分で選ぶのではなく
天から与えられた仕事。
『この仕事をするために私は生まれてきたんだ!』
そう思える役割があるものです。
俺の場合、コーチという仕事がそれで
『人の魂に火を灯す』
ことが自分の使命だと分かっています。
特に自分がサメタイプということもあり
同じサメタイプの人の力になりたい。
そう思って活動しています。
昨日の記事で
『人生の選択肢をゼロにすることで
幸福度の高い人生につながる』
という話をしました。
なぜなら、俺たちは
選択肢があればあるほど
『本当にこれが自分のやりたいことなんだろうか?』
という疑問を払拭できないまま
人生の時間が流れていくからです。
きっとあなたにも、
本当にこれが
自分の人生でやりたいことなんだろうか?
と思った経験があると思うんです。
だから、俺たちは
選択肢を増やすんじゃなくて
どんどん減らした方がいい。
そして最終的にはゼロにする。
自分の使命が分かり
選択肢が1つになれば
自動的に選択肢自体がなくなります。
村上春樹さんであれば
小説家という選択肢だけだし
井上尚弥選手であれば
ボクサーという選択肢しかありません。
つまり人生の選択肢がゼロなわけです。
今回は仕事について書いてきましたが・・・
もしあなたが
何年か同じ仕事を続けていれば
きっと、いろんな違和感を感じていると思うんですね。
あれ?本当に私の仕事は
この仕事なんだろうか?
そうした違和感です。
実はその違和感がめちゃくちゃ大切で
その心の声をしっかり聴くことから
エピファニーにつながっていきます。
仕事の違和感でいえば
食いっぱぐれない仕事から
天から与えられたお役目の
大転換のタイミングです。
スピリチャルの世界では
『自分の内側の声を大切にする』
と言われますが、
違和感こそまさしく
『自分の内側の声』
です。
違和感という『自分の内側の声』を聴くことで
進むべき方向が見えてきます。
今回のシリーズは
『幸福な人生』が大きなテーマとして
あるので
次回はさらに核心に迫った話をしていきます。
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