【努力革命を読んで】新しい時代の「正解」:修正主義のすすめ 伊藤羊一・尾原和啓著
こんにちは、内山です。
今日のテーマは
『新しい時代の「正解」:修正主義のすすめ』
最近、読んだ本の中に
とても参考になった話がありました。
それは伊藤羊一さん、尾原和啓さんの
「努力革命」という本に
『修正主義』
という概念が書かれていました。
この本の内容は
「本当にその通り!」「役に立つ!」
と感じたので今回の記事でシェアします。
著者の伊藤洋一さんによれば
これまでの時代には
「物事には正解がある」という前提があった。
例えば、有名大学を卒業して大企業に入る
「正解」と呼ばれるコースがあり
そこを上手く進める人が成功者とされる社会。
いかにミスなく最短距離で「正解」に辿り着く力が必要だった。
と言います。
しかし、その「正解」が
大きく変わってしまった。
これまで正しいとされていた努力が無駄になる時代だ!と言います。
例えば、都内の幼稚園や小学校では
「正解」に辿り着くために
3才から学習塾に通わせ
名門小学校に入学させたがる親が
沢山います。
しかし、著者によれば
ChatGPTの出現によって
『物を覚える努力が無駄になった』
ChatGPTさえ使えば
「頭の良さ」も「経験」も「センス」も
簡単にコピーできる時代になった。
これまで日本企業で大切にされてきた
下積み10年という考え方が
もはや意味がなくなった。
努力する内容が一変したというのです。
具体的な言葉にすると
失敗せず最短距離で正解に辿り着く生き方から
むしろ沢山失敗して修正しながら進む生き方へのシフト
これまでの時代の「正解」はすでに破綻していて
努力してたどり着いたとしても意味をなさない。
これからの時代は、
自分の「好き」を追求する人。
内側から湧き起こる
「だって、やりたいからやるんだよ」
という自分軸を見つけて
失敗を楽しみながら、
修正していく人が成功する時代になった。
これからの時代は誰かが作った正解ではなく
自分で人生の正解を作れる人が
楽しさ、お金、幸福、すべてを手に入れられる。
これがこの本の結論。
そしてこれは誰しも比較的簡単にできると思ったんです。
今月、マティス展に家族で行った時、
とても大きな学びがありました。
マティスといえば、
色彩の魔術師と呼ばれ
カラフルな切り絵が代表作です。
展覧会に行って最初に驚いたのは
マティスは元々、画家ではなく
法律の道に進もうとした人だったということでした。
自分の「正解」に進む道半ばで
病気になって絵を始めたこと。
「え?マティスって元々、画家じゃないんだ?」
そうした驚きがありました。
そしてマティスが最初に書いた絵は
とても地味な絵だったのです。
「え?これがマティスの作品?」
カラフルなイメージとは全くの別物。
沢山、地味な絵を書いた後、
彫刻の道に進んだり
版画をしたり
タペストリーを作ったり
舞台衣装を作ったり
切り絵を作る中で
81才の時。
人生の集大成として
礼拝堂を手がけていて
この世を去ってします。
マティスの作品を辿っていく中で
その生き方そのものが
今回、紹介した修正主義だと感じました。
最初は法律の道に進み
身体を壊して暇つぶしに
絵を描き始める。
書いてみたら、
「意外と楽しいじゃん!」
という感覚だったのか
どんどん絵の道にのめり込んでいき
様々な作品を生み出し
画風もどんどん修正していき
最終的には礼拝堂を手がけています。
マティスが最初に絵を書いた時、
自分が礼拝堂を作るなんて
全く想像もしていなかったはず。
そもそも、自分が絵描きとして
成功することすら
イメージしていなかったはずです。
まずはやってみて
沢山、失敗をして
改善を続けた先に
礼拝堂の世界があったんですね。
すでに世の中にある
正解を辿るのではなく、
好きなことに没頭して
自分で正解を創る。
これからの時代は
マティスのような修正主義が
正しい生き方だなと感じた次第です。
本当にその通りだなーと感じたので
今回の記事でシェアしました。
とてもいい本なので、ぜひ読んでみてください。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
今日も素敵な1日をお過ごしください。
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