情報空間上のエネルギーについて
以前、ダウンタウンの松ちゃんが喧嘩をしている場所にはエキサイティングという妖精がいると話していました。笑
乱痴気騒ぎが起こる場所には乱痴気エネルギーが元々あるということですね。
俺はこの元々、その場所にはその場所特有のエネルギーがあると思っています。
例えば、満員電車という場には、イライラの妖精がいてイライラすることが度々起こります。
車内の混雑で人と人がぶつかりぶつけられた人が舌打ちをすることがあります。
「チッ!」
たったその一言が車内全体に聞こえ、その結果としてそのイライラが車内全体に広がってしまいます。
1人の舌打ちから、イライラが伝染し車内全体に広がるメカニズムです。
こうなると車内全域にイライラ場が形成されそれを敏感に察知した赤ん坊が泣き出したりして、さらにイライラが広がるという悪循環が起こるわけです。
少し角度は違いますが、ツイッターなどのSNSでも
こうした場がよく形成されていますよね?
以前、youtubeライブでテロリストに拘束されていた安田純平さんの記者会見の映像が上がっていましたが、youtubeライブのコメント欄は本当に酷い有様でした。
もっと謝れ!
死ねばよかったのに!
こいつは根っからのバカだ!
などなど、本当に酷い情報場でした。
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あなたがいる場はどういう場か?
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エキサイティングという妖精を別の言い方にすると『情報空間上のエネルギー』になります。
これは、その空間にはその空間特有の『情報空間上のエネルギー』があるということ。
例えば、あなたが職場の誰かと意見の衝突があり険悪な雰囲気になったとします。
するとピリついた空気感を感じることがあると思うんですね?
体感としてはピリピリとして少し息苦しい感じです。
人によってはズッシリと重い感じを受ける人もいるでしょう。
こうした空気感こそが『情報空間上のエネルギー』です。
そして、その空気感はその場所にいる全員で共有することができます。
つまりあなたがピリピリとした空気感を感じるのであればその場にいる他の人もその空気を感じているということ。
逆の空気感で言えば、有名アーティストのライブで感じる一体感も『情報空間上のエネルギー』に当たります。
大切なポイントは2つ。
1つ目。
その場所にはその場特有の『情報空間上のエネルギー』があるということ。
2つ目。
その『情報空間上のエネルギー』はその場にいる全員で共有することができる。
です。
こうした情報空間上のエネルギーは
職場や組織では特に影響力が強く働くので注意が必要です。
例えば、俺は以前、テレビディレクターをしていましたが、テレビ業界には、その世界特有の情報エネルギーがありました。
下積みのアシスタントは、仕事でミスすると暴言を吐かれるのは当たり前のことで、暴力を振るわれるのことも珍しくありません。
さすがに今はそんなことはなくなっていますが、20年位前の業界はそうしたエネルギーが漂っていました。
一般的に考えれば、テレビ業界だけがおかしいわけですが、実際にその中で生活しているとその環境が当たり前だと思うようになります。
また、
youtubeライブでこんな質問をよくいただきます。
それは、
私は今の会社に馴染めません。
もしくは、
自分は会社員に向いていないと思うのですがどうすればいいですか?という内容です。
そんな時に俺が答えるのは「無理に迎合するな!」ということ。
会社や組織にいるとその場を支配している『情報空間上のエネルギー』をモロに喰らいます。
そして、その場に合わないと自分だけがおかしいのではないか?と疑心暗鬼になってしまうことがあります。
俺はよく社会不適合者が世界を変えると言ってますが、それは一般社会という『場』に迎合しないからこそ見える世界があるし、できることがあるということ。
例えば、スティーブジョブズは、絶対に一般社会に適合できない社会不適合者ですがだからこそ起こせる革命があったわけですね。
どう考えても、一般的な会社で同僚達と仲良くやっていけないでしょ?
あの人は・・・(笑)。
俺がこのパートで最も伝えたいことは、無理にその場に合わせなくていいということ。
もしあなたが現状に違和感を感じているのであれば、無理に『その場』に合わせないことをオススメします。
そして必ずあなたにあった場所があるということです。
それこそが『情報空間上のエネルギー』を共有できる仲間との出会いになります。
情報空間上のエネルギーの恐ろしい部分は、その情報空間に長く居続けると、時間の経過と共に、その場のエネルギーに傾いてくるということ。
例えば、乱痴気騒ぎが嫌いな人でもその場に長く居続けると、乱痴気エネルギーを体内に取り込んでしまい知らない間に乱痴気騒ぎエネルギーに傾いてしまいます。
今回、お伝えしたかったことは、自分に合わない情報空間上のエネルギーに迎合しないこと。
そして、あなたを引き上げてくれる情報空間上のエネルギーが必ずあるということです。
特に強い『情報空間上のエネルギー』には2種類あって
いいエネルギーと暗黒面に落ちる悪いエネルギーがあります。
いいエネルギーかどうかの判断基準はその場にいる人たちが本当にハッピーそうかどうかです。
なんだか凄そうだけど、どうもみんな疲れているように見えるなーとか、なんか幸せそうに見えないなーと思えたり、何か違和感を感じる場合は、それは暗黒面の可能性が高いです。
本当にハッピーなエネルギーでは、そこにいる人たちもハッピーになっているまたはハッピーになっていく最中なのでよくよく観察してみてください。
俺は沖縄と東京のデュアルライフをしているのですが、それは初めて那覇空港から出た時に、「帰ってきた」と思ったのがはじまりです。
初めてきた場所なのに、空港を出て沖縄の空気を吸ったり、雰囲気を感じただけで「帰ってきた」と思ったんですね。
こうした場所は、自分自身のエネルギーを高めてくれます。
会社やコミュニティもそうだし、場所もあなたにあった場所が必ずあると思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。