短歌/ヒメオドリコソウ
美しくされど哀しき踊り子の群れて背伸びすヒメオドリコソウ
「踊り子」という言葉はなんとなく哀しいイメージがある。
「ダンサー」だと、さほど哀しくはないのだけれど
それでもやっぱり「踊る」という行為には
華やかさとは裏腹の、
おそらくは本能的な何かが潜んでいるような気がする。
だから、ドラクエの職業で「踊り子」が登場したときは衝撃だった。
それまでの自分の「踊り子」感が一気に覆されたのである。
なんてことを、
ものすごい数のヒメオドリコソウ軍団を野原で見かけて思い出しました。
本家本元の「オドリコソウ」は見たことがありません。
(見ているけれど、気づいていないだけという可能性は大いにあります)