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大阪は谷町5丁目にある、古着と雑貨のセレクトショップのチョリットマーケットさんにて一風変わった個展をやるお話


さて、今年は個展をやりますよ

個展、と聞くと皆さんはどんな雰囲気を想像をされるでしょうか。
ギャラリーに入るとクラシックが流れていて、白を基調とした、スンッ…としたコンクリ剥き出しの無機質な空間で、ウエストのキュっと閉まったワンピースの黒髪の女性作家が静かな口調で「本日はお越しいただきありがとうございます、芳名帳にお名前をどうぞ」などと話しかけられ、筆ペンなんぞで記帳した後に、「へぇー」とか「ほぉー」とか言葉を発しながら一周し、軽く作家さんと作品についてのお話なんてしつつ見終わる、なんてのを私は想像してしまいます。
そんな個展は皆さんご覧になったことは一度くらいはあるかと思いますが、私のやっている個展というのは、ほぼ真逆と言ってもいいでしょう。
まず、お店はターコイズブルーを基調とし、友人でもある店主ツナの好みがすべて詰まった古着ワンピや雑貨がぎゅっと詰まった、セレクトショップです。そちらの展示スペースをお借りしています。そしてクラシックは流れず、ロックが流れます。出迎える作家である私は、ヤンキー上がりみたいな茶髪でふざけた人間です。おそらく当日は焼酎お湯割りを片手に(店内でお酒が買える)、「ウィース!どうぞ見てってくださーい!」とご挨拶しますので、全然堅苦しくなどございません。とにかく自由に、作品を楽しんで見てもらえたらいいなの一心でやっております。
ちなみに個展期間は私のスマホからBluetoothでSpotifyのお気に入りを流してもらっているのですが、その時々にハマって聞いてた音源を流すので、まあVaundyだったりフジファブだったりBlurだったりとめちゃくちゃです。そしてSpotifyプレミアムじゃないので途中で急に広告が流れて「何かしゃべってるで!!」と店主が毎回びっくりします。「ごめん、課金してへんねん」と毎回謝っています。BGMで流す音楽を決められるのも個展をやる楽しみの一つです。

私の個展ですが、まず絵は描いておりません

個展って聞くと少なくとも壁に絵が飾ってあると思うんですが、今回も絵は飾りません。では何を飾るかと申しますと、ええ、一面ぬいぐるみです。私はキャラクターを作っている作家ですので、当然ぬいぐるみを敷き詰めたがります。こういう展示がずっとずっとやりたかったのです。
個展をやろうと思ったきっかけは、自分の作品だけで空間を埋め尽くして、たくさんの人に見てもらいたいという思いが全ての始まりでしたが、それならデザインフェスタなどのハンドメイドイベントでいいのでは?と思われる方もいらっしゃるでしょう。もちろんそれはそれでいいのです。でも普段からお世話になっている所で展示をするというのは、私にとっては少しでも恩返しが出来たらいいなという気持ちも込めています。まあ、結果的にご迷惑ばかりかけてしまうのですが…。
そして大阪は私の出身地の一つです。関東に来る前にずっと住んでいた場所なのでホームと言っていいでしょう。大阪の友人たちは皆とても義理堅いというか、こんなチンピラみたいな私のことをずっと忘れずにいて、わざわざ遠方からも会いにきてくれる有難い存在です。その方たちへの感謝も伝えたいというのもあります。

個展の告知に移らせていただきます

さて、長い前置きとなってしまいましたが、私の個展に対する情熱を受け止めていただけたでしょうか。右肩が重い?それは悪霊ですね。ぜひ私の個展を見にきてください。
こちらが個展のDMです。表と裏両方を載せますね。

こんなキャラクターを描いております
ヤマザキ春のパン祭りとは一切関係ございません。

ウチウジンマンダラ個展「チョリマ DE 春のキャラ祭り」
2025年3月13日(木)〜25日(火)(※19日(水)のみ店休日)
13〜19時
cholitto market チョリットマーケット
大阪市中央区谷町5-6-10 谷五ビル3F

作者である私は土日だけ来店いたします。日曜は帰りの新幹線に乗るため、だいたい17時すぎくらいにお店を出る予定です。
さて、来てみたくなったでしょうか。ぜひお待ちしております!
長文をお読みいただきありがとうございました。

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