農産流通崩壊!その時、農業者は…
『12年前に東京から移住して新規就農した島根の野菜農家です。移住した仁多郡奥出雲町は島根県東部の内陸にある人口1万1千人の町で、高品質米として有名な仁多米と森林資源を利用した椎茸を町が第三セクターを作って生産振興しています。2023年の春、その一角である奥出雲椎茸が破産する仰天ニュースが町内を駆け巡りました。第三セクターの破産により農家は、中山間地の農産品を都市へと運ぶ流通経路の危機に直面しました。ドライバーの労働時間に上限が課されることで生じる物流業界の「2024年問題」を前に、中山間地の農家にとって死活問題とも言うべき流通問題を考えたいと思います。』
上記のような書き出しで始まる農産流通崩壊の危機は案外簡単にやってくるのと、地域の農業系企業でどのように乗り越えている途中なのか?ということを赤裸々に綴ったコラムをアグリファクト様で寄稿いたしました。
現場の雰囲気が少しでも感じてもらい、物流問題は新鮮な農産品を都市部に届けるための農産流通の話でもあるということを考えるきっかけにしてもらうとありがたいです。