「ワーキングガールズ」
ベルギーと北フランスの国境で売春する女性達の話。
離婚協議中の夫が客としてきたりストーカーまがいに追い詰めたりDVだったり裏切りだったりと女性なら一度は経験ありそうなしんどいことがたくさん出てくる。
映像は綺麗なのに内容は重い。そのコントラストに引き込まれる。黒人や低学歴、シングルマザーや家族の問題。日常だけど日常ではない。普通の毎日なんてないのかもしれない。
外で会う笑顔の他人にもいろいろな事情がきっとある。それは本人しかわからない。女性だけではないけどやっぱり男性の力には圧倒的に敵わない。だから笑顔でやり過ごす方法を身につける。それも一つの武器。
好きなシーンは子供を学校に送るシーンでハグするところ。日常だけど日本人の私からすると照れ臭くてなかなかできないからうらやましい。
外国人の挨拶って素敵だよね。家族に気持ちをきちんと伝えることのすばらしさ。いつ会えなくなってしまうかわからない。
好きだよ、大事だよを日常的に伝える練習したい。
ただもう母には伝えられない。