長電話のお客さん(シリーズ①)
今から15年前のお話です
当時フリーダイヤルに夜9時ごろになると決まって電話をかけてくる人がいました
三重県に住む86歳の女性、ちいさん(仮名)
ちいさんは一人暮らしでした
息子さんとはうまくいってないのか、息子さんの話はあまりしないけれど
隣の人が腰痛いんやけどな。。。から始まり、いつも1時間くらいあれやこれやとお話しされるのでした。
うっちーが交通事故に遭って瀕死の状態で病院にいる時にも電話は鳴りました。
うっちーの代わりに電話に出た奥さん
大事故に遭って
意識は何日もなく
足は切断を迫られる程グチャグチャ。。
とりあえず固めるために太いボルトが差し込まれ
復帰の目処が立たず。。
。。。とはさすがに言えず
(その後、足の切断をすすめられ、それを断り7か月後に退院するも
復帰までには3年を要しました このお話はまた今度)
「今外に出てるんです」とだけ伝えました
それでも電話はかかってくるので
さすがにこれ以上は嘘をつくのは無理だと
「実は交通事故に遭って、今は病院にいます」と正直に打ち明けました。
翌日ちいさんから病院のうっちーに電話が入るのでした。。
この話は続きます・・