結婚式の前撮りムービーの機材紹介!
ウェディングビデオグラファーのウチキフィルム打木健司です。
新郎新婦向けのブログはブランドページで発信していますので、noteではYoutubeチャンネルに連動したビデオグラファー向けのtipsを書いていきます。
今回はウェディング当日のご依頼を頂いているお2人の前撮りで長野に行った時の機材について。
まずはYoutubeの動画をご覧ください!
(ちなみにこのmovieはosmo pocketで撮っています。)
動画の詳細を補足します!
【どうして前撮りするのか?】
ウチキフィルムではウェディング当日のご依頼いただいた時には必ずムービーの前撮りをしています。
理由はざっと書いてみます。
・前撮りのシーンを加えることで結婚式当日だけではない、結婚する2人についてのストーリーを語ることが出来ます。そのことでもっと深く、もっと豊かな映像作品が出来上がります。
・前撮りをどこで何を撮るかの多くの部分はビデオグラファーに委ねられています。結果としてビデオグラファーの個性がより前面に出たウェディングムービーを作り出せます。
・ウェディングの場合、会場への持ち込みでの撮影の場合に様々な制約が出てくることがあります。そんな中でただ「撮れないね、仕方ないね」ということではない、それでもウチキフィルムが結婚式を撮る価値を前撮りを通して感じてもらえる。
こんな想いですべてのカップルと一緒にムービーの前撮りをさせていただいてます。
【カメラ】
メインカメラはパナソニックのGH5を使っています。
手振れ補正が強力なので、一脚を持ち歩かなくてよいです。
それに何よりコンパクトで軽いのが前撮り向きです。
もう1台はGH5Sを持っていきました。
こちらはジンバルに乗せて使っています。
2つのカメラの違いをすごく簡単に言うと
・GH5は手振れ補正がある/高感度性能が弱い。(ノイズが出る)
・GH5Sは手振れ補正がない/高感度性能が強い。
【ジンバル】
ジンバルはZHIYUNのWEEBILL LABを使用しています。
ジンバルについて重視しているのは、軽さとコンパクトさです。
ジンバルはカメラやレンズと違い、半年ごと1年ごとに進化している機材です。価格的に無理なく買えるもので、自分にとって一番使いやすいもの、重視している点に強いものを選ぶことをおすすめします。
WEEBILL LABは軽くてコンパクトで、価格もほどほどなので、ウェディングでの使用にはピッタリだと思います。
【レンズ】
今回はレンズを多めに持っていきました!
焦点距離はマイクロフォーサーズなので、35mm換算は倍の焦点距離になります。
・パナライカ 8-18mm/F2.8-4.0
広角ズームレンズ。ほぼほぼジンバルに乗せて使用しています。
マイクロフォーサーズの広角ズームの中では、ほぼ唯一フィルターを付けられるのが良くて買いました。
・フォクトレンダーノクトン 25mm/F0.95
・フォクトレンダーノクトン 42.5mm/F0.95
単焦点レンズはノクトンシリーズを使っています。
MFレンズなのでピントを合わせる時にとてもスムーズです。
ちなみに開放は解像度の問題があるので一段くらい絞って使うことをおすすめします。
GH5でウェディングを撮る場合は明るい単焦点レンズがないと厳しいです。
・オリンパス 12-40mm/F2.8
・オリンパス 40-150mm/F2.8
標準ズームと望遠ズームの2本持っていきました。
ズームレンズはオリンパスのものを使っています。
理由としてはマニュアルフォーカスが絶対値で回せるので、オペレートしやすいからです。
オリンパスはレンズ自体に手振れ補正はないですが、GH5のボディ内手振れ補正で十分です。
以前はオリンパス 12-100mm/F4も持っていました。
でも、開放値のF4というのが明るさの面で、GH5でウェディングを撮っていくにはぎりぎりアウトという状況が多かったです。
結局、出番が少ないまま、売ってしまいました。
【NDフィルター】
KenkoのND16を使っています。
可変のものを使わないのは、色が変わることが多いからで、なんか撮ってて気持ち悪いなぁ、あまり綺麗に撮れないなぁと言うことが多かったです。
もう一つ、特にウェディングの現場でのオペレート上の問題です。
慌ただしく現場の状況が変わるウェディングの現場では、オペレートできる要素は少ない方が良いです。(僕の場合)
なので、可変であることはあまりメリットがないんです。(僕の場合)
外なら付ける、中なら外すという出来る限り、シンプルな選択ができるようにしています。
【外付けマイク】
マイクはShureのVP83F使っています。
マイク単体で録音できるというのが一番メリットです。
外付けマイクでの音声収録で一番怖いのは断線です。
マイクとレコーダーが一体になっているので、その心配がまずないので安心です。
単三電池2本で使えるのは、9V電池とか現地調達できないものに比べると、もし電池を忘れた場合なども安心です。
【ピンマイク】
ピンマイクと、そのレコーダーはDR-10Lを使っています。
(動画、全然ピント来てなくてすみません!)
インタビューはピンマイクを使うことで、周囲のノイズが気になる状況でもそれなりの音が撮れています。
特に前撮りだと必ずしもベストの環境でインタビューができるわけでもないので、おすすめです。
動画ではマイクも黒のものを使ってますが、実際は白バージョンのピンマイクも用意しています。
ウェディングだと新郎の衣装が白タキシードということも意外とありますし、前撮りではカップルが白シャツや白のワンピースを着てくることも多いので、別売りですが白マイクも持ってて損はないと思います。
とりあえずこんな感じで、補足させていただきました。
機材を選ぶ上でまず一番大切なことは、何を撮りたいか?です。
それが実現できる上で、自分にとっての最適化をしていくことをおすすめします。
僕の場合は、都内またはその近郊でのウェディングとそれに付随するロケーション撮影が主戦場です。(今回はたまたま長野でしたが)
ほとんどの状況で、一人でディレクション、撮影、録音はもちろん機材の持ち運びも担っています。
そうすると、特に軽量化、取り回しの良さを重視している傾向があると思います。
【まとめ】
今回は結婚式の前撮りロケのための機材について紹介しました。
こんな感じでウェディングムービーのtipsを書いていきます。
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【おまけ】
最後に食べていたのは「たれかつ丼」です。
長野駅の駅ビルに入っているお店でいただきました!
ぜんぜん知りませんでしたが、長野名物みたいです。
ビールは長野なので「ヨナヨナエール」でございます。
どちらも非常においしかったです!
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