結婚式当日の撮影機材について
ウェディングビデオグラファーの打木です!
今回は結婚式当日のムービーを撮影するための機材について、動画を作りましたので、まずはYoutubeの動画をご覧ください!
動画の中で紹介してる【実際の映像】も全編ご覧いただけるとより分かりやすいと思いますので、続けて貼ります。5分くらいです。
そんなわけで、動画の補足をしていきますね。
【何を撮るか?】
ウェディング当日のムービーと言っても、業者の数だけ商品があると思いますので、簡単に商品説明をしておきます。
今回は『ウェディングハイライト』という商品のご注文を頂きました。
サービス内容をまとめます。
・当日の撮影スタッフは1名
・撮影内容は私服でのムービー前撮り+結婚式当日(ブライズルーム~お開き~宴後の写真撮影まで)
・出来上がりのムービーは5分のショートフィルム(上の【実際の映像】)と45分程度の映像素材
・納品はDVDとブルーレイを1枚ずつ
・納期は60日
という感じです!
映像素材は45分と言ってますが、実際にはスピーチをほとんど収録しているので60分くらいになることが多いです。音声については音楽著作権に配慮した編集をしています。(該当部分にはフリー音源への差し替え)
一眼レフやシネマカメラでウェディングムービーを撮影している業者の中では、かなり記録的で現場の音声を重視した手法で撮っています。
【カメラバッグ】
一番大きいのがThinkTankのAirport Takeoffです。
独立した2014年8月からずっと使ってます。
(V2.0っていうのがあるのを今知りました。)
とりあえず5年以上は使えているので、結構丈夫ってことだと思います。
リュックはEnduranceのものを使ってます。
2019年に買って、上のスペースに色々と放りこめるのでかなり気に入ってます。
今回は余ったもの入れでしたが、撮って出しのエンドロールを作るときはパソコン・周辺機器を入れていきます。
前撮りのロケーションの時とかにも重宝してます。
ショルダーのものは、メーカーとか覚えてなくてすみません。
買ったときは、キャノンの70-200、f2.8を入れて現場で動き回れるものを探していたと思います。
この形のバッグとしては、収納力(いっぱい入る)があります。
もっと小さいほうがスマートに見えるし、動きやすいのですが、今回の場合はチャペルとバンケットが車で数分という離れている状況だったので、挙式で使いたいものを一度に持っていくという必要があったので、このバッグを選びました。
あまり語られることはないですが、フリーランスになって最初にハマる沼はレンズ沼ではなく、【カメラバッグ沼】です。
会社に所属していると、会社にあるものでなんとかするのであまり考える必要はないし、現場も毎回毎回変わるということもなかったりします。
会場に機材を置いて行けたりということもあるので、機材を持っていって移動をするということについて、そこまでシリアスに考える必要も少ないと思います。
現場のバックヤードも使えるので、立ち回りもそこまで考えなくても、なんとかなります。
フリーランスの場合は行く現場、行く現場で最適と思えるものは違います。
毎回、状況を事前に脳内でシュミレーションして選んで組み合わせています。
なにより大切なのは「移動」です。
いつどのタイミングで、どれだけの距離を移動するか?
唯一言えることは、正解は常に違っているということです。
【持ち込み撮影の心得は?】
基本、結婚式の持ち込みでの撮影の場合はバックヤードを使えることはないです。
現場でゆっくり準備をしている場所も時間もないと思っていた方が良いです。
というわけで、すべての機材を出した瞬間に使えるように準備をしていきます。
バッテリー、SDカードは入れた状態で現場に入ります。
色の設定やフレームレート、ビットレートなどもろもろ設定を合わせておきます。
もし、もう外観を最初に撮ることを決めているならレンズにはNDを付けておいて、ホワイトバランスも設定しておいても良いと思います。
ジンバルもカメラを乗せるだけの状態にしておきます。
【定点カメラ】
定点カメラは一人で現場に入るなら、出来る限り置いておいた方が良いです。
そのための「脚」の問題ですが、僕はSIRUIのマルチファンクション一脚(足の長めのもの)を使っています。
安定していることはもちろんですが、軽くてスペースをとらないことが理由です。
デメリットは「スライダーの運用には向いてない」くらいです。
もちろんビデオ三脚の良さもあるし、写真用三脚もメリットがあります。
何を撮りたいか? ケースバイケースです。
1人で撮影するウェディングの現場で重視しているのは、すぐにセッティング出来ることを重視しています。
2人なら三脚にスライダーを乗っけても良いと思います。
カメラの方はフォーカスの問題が一番悩ましいです。
AFかMFかをシーンに応じて使い分けています。
今回は比較的、AFを多めに使ってます。
スピーチする人の後ろにキャプテンやサービススタッフが立ったり、画面に2人以上が入る場合はMFを使ってます。
【ラインの録音について】
披露宴会場でのライン収録は「持ち込み」でも対応してくれる会場は多いです。
ミキサーにICレコーダーを繋ぐだけなら、会場的にもほとんどリスクはないです。
まずは会場へ確認してみると良いと思います。(有料のところもあります)
ICレコーダーはタスカムのDR-40Xを使っています。
MENUなどに入らずにLINEとMICとMIC+48Vが変えられるので気に入ってます!
今回の会場は昨年の11月にも撮影に入っていた会場だったので、必要なコードなどもわかっていました。
タイムスケジュール的に挙式~披露宴の時間が移動があり、とてもタイトだったので、朝自分でセッティングして、披露宴前に音響さんにマイクチェックしてもらうという感じで動きました。
ウェディングムービーの持ち込みでやっていくなら、簡単なミキサーであれば自分でセッティング出来た方が色々と楽です。
逆に当日に音響さんに聞いても、『イレギュラーなことは何もわからない』という人も10人に5人くらいはいますので、そういう意味でも自分で出来ないと仕事にならないということは多いです。
※ホテルの大掛かりなものや古い宴会場の箱に入ったもの以外はだいたいAUXのsendに接続できれば、何とかなります!
【まとめ】
ウェディング当日の撮影に関しては『持ち込み』か『提携』かによって、機材の考え方が変わります。
もちろんブランディングとして、どこを目指すか?にも大きく関わってきます。
なので、あくまでウチキフィルムの場合のセッティングになります。
それでも、少しでも何か参考に出来る部分があれば嬉しいです。
前回の記事と重複するかと思ったので、カメラ・レンズ・ジンバルについては割愛しました。
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