Skylumさん…?
1 どうしたものか、色ズレの話
2 ユーザー軽視のマーケティングの話
Raw現像ソフト、カメラマンの多くがAdobeのLightroomをご使用のことと思う.
趣味程度に写真を楽しむ私はRaw現像ソフトを使う頻度は時によりまちまちであり、遊びに出かけることがなかった月はもちろん現像するものもない. これが職業カメラマンなら話は別だろうが、私には使わないかもしれないソフトに毎月千円だかを取られることはなんだか馬鹿馬鹿しく思えるため、買い切りのソフトが好ましい.
そこでここ1年ほど、FujifilmのXT-2に乗り換えてからはSkylumのLuminar 3を使用している.
これだけ時間が経ってから問題に気付くというのも自らの鈍感さを恥じるところだが、問題は先日撮った写真を現像した際に起きた.
ご覧いただきたい
左, 編集時のRAW写真 右, 現像後のJPEG写真
現像後にモニターで確認すると、編集時のものとは色味が結構ズレているのだ
もうひとつ分かりやすい写真を
編集時のRAW写真
現像後のJPEG写真
こちらの写真はストックフォトにでも投げ込もうと思いビビットな作風に編集したのだが、現像後のJPEG写真は+15ほど彩度が高くなってしまう. こってりとあまりに強く色乗りしており、望んだものとは全く異なるように仕上がっている.
現像時のズレをある程度計ることができるので、それを考慮して編集することで対応しているが、はっきり言ってまともに使えたものではない.
これに関して考えられるユーザー側の問題として
1,色空間の選択をProPhoto RGBなどモニターが対応していないものに設定している
(オプションにはsRGBの他にAdobe RGB,Pro Photo RGBがある)
2,不適切なカメラプロファイルの選択
1に関して、以前から統一してsRGBを使用しており問題はないかと思われる.
2に関して、Luminar 3においてそもそも「Luminarデフォルト」以外の各社のカメラ専用のプロファイルなどが選択できないため、こちも問題はないように思われる.
ちなみにソフト内でRAW、JPEGそれぞれのヒストグラムを確認すると以外のような違いが見られる
RAW
JPEG
はて、どうしたのか
素人はここでお手上げであり、もし解決の糸口をご存知の方がいればぜひ以下にお知らせ願いたい。
Instagram: highland_falls
さて、次に悪徳さながらの失礼なSkylumのお話だ
私は昨年の9月にSkylumのLuminar 3を7,000円ほどで購入し、以来愛用している.そして秋ほどには現行バージョンのLuminar 4が出たように記憶しているが、AIによる自動処理の機能が向上したことにより素人が簡単にプロのような編集をできることが売りにしているようだ.しかしこれは私の求めるところではないのでアップグレードは検討していない.
だが先日、先の件について有力な情報を得ることができないかとネットをサーフィンしていたとき
眉をひそめるようなものを目にしてしまった.
!!!
型落ちになったいま、Luminar 3は無料で配布がされているのだ.
たかがソフト、在庫が倉庫を占領することもない.開発費を回収したいまとなっては新規ユーザー獲得のためのいい撒き餌なのだろう.
最新版へのアップグレードの割引があるが、これも結局は無償提供のソフトをダウンロードすれば得られるものであり、我々はただ割を食ったと言えるだろう.
悲しい