舞台にたつ10月20日
めんそーれ沖縄。の話をする前に、昨日あったダンス公演のことを書きたくてたまらないので、すいっとスイッチ。すいっと動かす感じとスイッチって語感似てて気持ちいいという、ちび発見。ラップしたい。
大学のジャズダンスサークル。引退して卒業してもなお、OGとして踊っております。そして今年は、ぴかぴかのキラキラの一年生を指導することに……。
話は遡ること2月。そう香港に行っていたときの電話からはじまりました。
後輩から1年生のナンバーを振り付けしてほしいとのご依頼LINE。(ごいらいらいん、ラップ…)
私たちの4年 Mが楽しそうで、との話だったけど、実は、言えなかったけど、その振り付けわたしじゃない……。言えなくてごめん……涙。
香港にいたわたしは、合作の相棒とお電話。楽しそうだけど、自信ない。働きながら作れるのか?そして始めてしまったら投げ出すわけにも…責任よ……。とごにょごにょ言ったわりにやっぱり惹かれている自分もいて、勢いで作ることを決めた。
蓋を開けてみたら、1年生が40人入部。通例の倍の人数。人数が多いと何が大変って、立ち位置を決めるのが大混乱。大人数がぶつからず、偏らず、動線を考えなければならないことに。
そしてやっぱり働きながらは大変だった。平日の夜に振りを考えよーという気力がおきないし、土日は遊んじゃうし、気がついたら練習日。何度焦ったかしれない。
でも、段々と距離が遠かった子たちがそろそろと近づいてきて、可愛くなってきて、可愛がってるうちに作品ができた。この間まで高校生だった子たち、可愛すぎる。教えたら、自分たちで一生懸命に練習してきて、にこにこ踊って。もちろん先輩に比べたら踊りは拙いけれど、荒削りな分、感情が直結してのっているからか、心を打つ。
誰かの心を動かしたいと思わずに、自分の心が動いているからこそ観ている人が自然に引き込まれてしまう。その稀有さを目の当たりにしているようで、半年間くらいとっても幸せだった。
そしていよいよ舞台にたつ。照明があたるとそれはそれは美しく、お客さんのざわめきを感じると高揚してしまう。舞台の楽しさに、またやめられないと感じてしまった。
舞台袖から、彼女らを見守る。暗がりで、これからやるぞって不安と期待でほてってる顔や、舞台上での満面の笑み。ダンス初心者の子もとちろんいるから、半年前の初回練習を思い出すともう涙がとまらない。
自分のダンスはもう高揚はしても緊張はしない。試合は相手がいるから、未知のものが多すぎて不安と緊張が絶えなかったけど、ダンスはもう練習してきたことをやるだけ。
余韻でふわふわしたまま今週を過ごしている。どれくらいかというと、わたしが本を読んでないくらい。びっくり。
やっぱり舞台は生でみるに限る。