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24歳になりまして10月3日

誕生日を迎えた0:00。
時計を指差し、祝福のダンスを踊る。彼氏さんが歌うマイナーな方のバースデーソングにのって、くるくるくる。
そんな感じでやってきました24歳。ばいばい23歳。

その日は、朝からダンスの練習だった。
眠たい目をこすってというのは比喩でなく、なんとか辿り着くとエネルギーに満ちた後輩ら。
えらいねぇ……。
そもそも練習場所が駅から徒歩20分ということにめげた私と同期はタクシーを使った。社会人なんで、こんなときのために稼いでるんじゃい。
徹夜明けの同期は、直前に飲んだブラックコーヒーを退け、瞬く間に眠りに落ちた。静かな車内。
タクシーってリッチな空間だよなぁと乗るたびに思う。そして気持ちは香港の夜へ。呼んだタクシーが明らかに高級車で、心地よいソファに静かな運転音。無言の運転手がかける、音量を絞ったジャズ。窓ガラスは黒いスモークがかかり、頭上にはルーフから夜空が見えた。
突然のリッチ空間に慄きながらも、どこかリラックスして身を委ねていたあの時間で絶対タクシー好きになってしまった気がする。

と、時間は巻き戻り東京は板橋区。
朝からガールズって踊るもんじゃない。腰をくねらせ、女性の身体のラインを魅せまくる。
我にかえってはいけない。なんでこんなエッチな振りを朝からとか思っちゃいけない。

9:00-12:00の練習が終わり、お昼を食べて、カフェからの体育館あげいん。
15:00-振りを考え、18:00-21:00の練習で教えられるようにせねば。追い込まれると人は強い。1ヶ月くらい、考えなきゃなぁと悩んでいた振りが2時間くらいでできた。

終わりの挨拶のとき、後輩らに祝われた。ありがとうございます。照れるけどちゃんと嬉しい。

彼氏がほしい、キレイになりたいに次ぐ目標はまだ見つかっていない。前回これを書いたときに彼氏さんからきたLINEにはすごいキュンとしてぬは!ってなったけど、それはまぁもうちょっと先かしら。
何がしたいかなぁ。
お金と時間をかけるもの。まぁ無理につくるものでもないんだけどね。

お誕生日おめでとうとお祝いしてくれる人たちが周りにいる一年でよかったな。

甥っ子くんの誕生日はいつになるんだろう。
これだけ待ち望まれていたよと、伝える日がきたら教えてあげたい。そういうのってなんか、おばさんの役目な気がする。

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