はるばるやんばる。9月9日
美味しいスープが飲みたいなと思って、ちょっと調べて、いつものフォーを食べにきた。踊踊の週末。月曜日の朝は、そりゃ眠いよね。
メールが届いてどきどきする。今朝送った、沖縄のおじちゃんからの返信だ。文章から懐かしい香りがして、どんどん嬉しい。いつも先生なのかなっていうくらい素敵なことを言ってくれるおじちゃん。
出会いは高校時代に遡る。ソフトボール部の成績は最悪のどん底の冬練。ひたすら走ってトレーニングして、来る春大に向けて練習していた。そんなときの沖縄合宿。
飛行機がついて、バスに乗る。わたしはバスで酔ってしまって、気持ち悪いまますぐ練習開始。いつものメンバーと知らない場所でいつものことを。普段よりたっぷり時間がとれて、満足いくまで練習ができて嬉しかった。
練習後に、民泊先の方々と初対面。ホームステイみたいな感じで先生たちとも別々で、4人ずつに。同期もおらず、後輩とともに過ごす。
そこで出会ったおじちゃんとおばちゃん。連れてってもらったお家は、海の目の前。所狭しと並ぶ料理の数々。歓迎してくれていっぱい喋りながら、おかわりしてお腹いっぱい食べて。
合宿先では、朝に散歩するのが恒例。
身体を起こしてから朝ごはんを食べる。おじちゃんも誘って、一緒にお散歩。海辺をぶらぶら気持ちいいさんぽ。
プロ野球選手が合宿で使ういいグラウンドで練習させてもらったりもした。いい土に嬉しくなりながらトンボをかけたことが懐かしい。いい土って、なんかいいよね、嬉しいよね。
練習試合。民泊先のおじちゃんたちと各家庭すっかり仲良くなっていて、みんな予定外に応援にきてくれた。バスの後ろに車でぞろぞろ。
得点を決めたらハイタッチしにいって、すごい楽しい試合になった。
最終日前日の宴会はみんな死ぬほど食べた。沖縄はかめかめ文化があって、「かめかめ(食べろ食べろ)」ってすごい言われる。なんか市長さんとかも来てくれて、みんなでひたすら食べて、先生たちは飲みまくり。急にお礼の言葉を話せと監督に振られて挨拶。なんかよく分かんないけどぼろぼろ泣いた記憶がある。ずっとどんよりしてたチームが、沖縄のゆったりした空気のおかげで明るくなって調子を取り戻したのが嬉しくてありがたくて。心のどっかが緩んでほっとしたのだ。
引退試合に沖縄から応援にきてくれたり。年賀状やメールのやり取りを続けて、早6年。やっと沖縄に遊びに行ける。やっと会いに行ける。
わたしの大切な場所。