さぁ、何しちゃう⁉︎8月14日
とってもウキウキしている。
ちょっとだけ予感はしていたのだ、あれ、今日もしかしたら暇になるかもしれない……?
お昼ごはんを何食べようかと考えて、その可能性にたどり着いた。
午後休にしよう、休もう、サボろう、遊ぼう!
そうと決まれば、ぱっぱかと仕事を終わらせ、あちこちに原稿をなげ、(色んな人に確認してもらうターンという意味。だから、やることが今はない。帰ってきたらめっちゃある)、パソコンをシャットダウンっ。
えー何しようかなぁ、わくわくわく。
そうだ、髪の毛を切りたい。
美容室の空き情報を見ると、平日って素晴らしい。空いている。予約!決断力!
あとカラオケしたいなぁ。あとあとマッサージも行っちゃったり?妄想が止まらない。ウキウキの傍で、優秀な秘書みたいなうちこが空き情報を検索していく。
これ、色々と叶いますね。いけますね。
スーパー銭湯という手もあったけれど、数日前に温泉から帰ってきたばかりだからな。
映画は意外と混んでいる。キングダムありだったのになー。
お昼はなにを食べようかしら。牛タン……と考えた瞬間に胃袋がぎゅっと動く。あーもう散財だ。こうなったら、紐緩めまくり。
行きの電車で本1冊読み終わっちゃったからな。本買おうかな〜本屋さん行っちゃおっかなぁ〜!
という訳で辿り着きましたご褒美ランチ、牛タン。注文して、MAXお腹すいてる午後14時です。すでに美容院とマッサージの予約をおさえてございます。
口の中に噛み締める牛タン。うんまぁ〜
ご飯が進み、テールスープに舌の付け根がぎゅっと旨みを感知する。ごちそうさまでした。
美容院に行く前に、本屋さん。ちょっと前から気になっていた、『死んだ山田と教室』。メフィスト賞のデビュー作で、もう2作目も出ていた。男子校の話で、クラスの人気者山田が死んで、なぜか教室のスピーカーになってしまうというあらすじは唯一無二すぎて忘れられなかった。ほかの本にも後ろ髪を引かれつつ、その髪を切るべく美容院に向かう。道中でスタバのモバイルオーダーを済ます。ちらちらと雑貨などを寄り道して、スタバにたどり着いた時は、自分のエスコート具合に惚れ惚れしてしまった。天才なのでは。
髪の毛のオーダーって難しい。あんまりこうなりたいって正直なくて、気分を変えたい、暑いからすいてほしいくらい。うまいこと聞き出してくれて、すみません考えてこなくてと謝罪しつついざカット。人にシャンプーしてもらうのって気持ちがいい。毎日してるのになー。
美容院のおしゃべりはちょっと苦手。私の声が通らな過ぎて、ハサミを止めて聞き返してくれるけど、大したことは言っていないんだ……。というわけで、山田に逃げ込む。面白いな山田。
時間は飛びまして、マッサージなう。二の腕を揉まれて、すみませんこんな柔らかでと謎の罪悪感。背中も足裏も痛くて気持ちくて、ちょっと寝てしまった。寝たつもりないけど、起きたからたぶん寝た。冷静に考えると体を触られながら寝るってすごい、動物的に反している気持ち。
ほや〜っとした気分で終えて、もはやカラオケで高ぶる気持ちはどこかへ行き、もう帰って寝ようかなと。
そんなこんなの唐突に勝ち取った休み。山田を読み切って、寝ましたとさ。