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発達グレーの長男、気持ちが軽くなったシンプルな方法

こんにちは!元公務員ワーママのあんまんです。

仕事に子育てに家事に学業に、、、今日もみなさんお疲れ様です!

今日は長男の話をしようと思います。うちには今年8歳になる息子がいるんですが、「発達グレー」です。

はっきりと発達障害と診断されたわけじゃないんですけど、「その傾向があるかもね」と言われている状態で、いわゆるグレーゾーンってやつです。

発達グレーゾーンとは、発達障害と診断されるほど明確な特徴や症状がないものの、発達の面で少し心配なところや苦手な部分が見られる状態を指します。たとえば、コミュニケーションが少し苦手だったり、集中力が続かなかったり、運動が不得意だったりするけれど、日常生活で大きな問題が起こるほどではない、という場合がこれにあたります。正式な診断は受けていないため、発達障害とは言えないけれど、その特性があることで、集団生活や学習の中でつまづきやすいことがあるため、「グレーゾーン」と呼ばれます。この状態は子どもの個性として捉えられることもあれば、支援や工夫が必要になることもあります。

・毎日モヤモヤしていた保育園時代

保育園時代は、本当に苦労と悩みの連続でした、、、

どうしても周りの子と比べちゃうんですよね。「あの子はこんなことできてるのに、うちの子はまだできない…」とか、「なんでうちの子だけこんな感じなんだろう…」とか。

よくないよくない!!!!

と、頭ではわかっていても当時、仕事も激務だったこともあり心の余裕も全くなく、なかなか前向きに捉えることができませんでした。

そう思うたびにモヤモヤしたり、イライラしたり、最終的には自己嫌悪に陥ったり、、、

特に印象に残ってるのが、保育園の運動会。

リレーの場面で、うちの子がバトンを受け取ると、突然固まっちゃったんです。それで全然走らなくて!

あのときはもう、めちゃくちゃ恥ずかしくて…。その場から消えたくなるくらい変な汗が出ました。

相手チームに大きく遅れをとってしまい、挙句、同じクラスの足の速い女の子が息子の代わりに急遽走ることになり、、

しかし、結果は息子のクラスの負け。

代わりに走ってくれた女の子も悔しくて泣いてしまい、、本当に申し訳ない気持ちになりました、、

でも、先生も他の親御さんたちも優しくフォローしてくれて。「大丈夫ですよ~」なんて声をかけてもらったんですが、正直それでも心の中では「なんでうちの子だけ…」って思っちゃいました。

友達とのコミュニケーションもうまくいかなくて、保育園のお迎えに行くと、だいたい一人で遊んでるんですよね。他の子たちがわいわい遊んでる輪の中に入れなくて、ぽつんと離れてる姿を見ると、なんとも言えない気持ちになりました。

それ以外にもたくさんエピソードがあり、先生にもたくさん手を焼かせてしまったと思います。みんながスムーズにやれることが、うちの子にはなかなかできなくて、先生も気を遣ってくれてるのがわかるんです。

ありがたい反面、「このまま小学生になったらどうなるんだろう」って、将来がすごく不安になりました。ここまで手厚くサポートしてもらえないだろうし、やっていけるのか?もしかして普通学級は無理なのか??と。

・信頼している先生に相談してみた

そんなある日、思い切って保育園の先生に相談してみたんです。「息子が他の子と違っていて、将来大丈夫でしょうか…?」って。

すると、先生の答えは意外にもシンプルでした。

「他の子と比べないであげてください。この子にはこの子のペースがありますから。ゆっくり待ってあげれば絶対に大丈夫ですよ」と。

正直、そのときは「えぇ…そんな簡単に言うけど…」って思いました。

だって、こっちはもう不安で不安で仕方ないのに。でも、先生はこれまでたくさんの子どもたちを見てきてるわけですし、その言葉を信じてみることにしたんです。

その日から「比べない」「急かさない」を意識して、息子と向き合うようにしました。頭では、比べないことが大切だとわかっていたのですが、信頼できる先生に相談したことによって、不思議とスッと腹落ちしたんですよね。

・誰しも自分のペースがある

すると…びっくりするくらいの伸び代が見え始めたんです!

もちろん、すぐに何かが変わったわけじゃないですけど、息子のペースを尊重するようにしたら、だんだんと自分からいろんなことに挑戦する姿が見られるようになりました。

今はもう小学生になったんですけど、あれだけ不安だったことが嘘みたいに、学校では全然問題なく過ごしています。

担任の先生に様子を聞いてみても、「すごく頑張ってますよ」「賢く、得意なこともたくさんありますね」って言ってもらえて。「あれ?私があんなに心配してたのはなんだったんだろう?」って思うくらいです。

結局、息子はちゃんと息子のペースで成長してたんですよね。

私が焦りすぎて、余裕がなく、それに気づけてなかっただけなんだなって、今では反省しています。

これって、大人でも同じだなって思うんです。職場でも、誰かと比べられたりすると嫌じゃないですか?私も、周りの同僚と比べられたらやっぱりモヤモヤするし、自分のペースでやらせてよ!って思います(笑)。

だからこそ、子どもに対しても同じように「その子のペース」を大事にしてあげることが本当に本当に本当に大切なんだなって気づきました。

今後も、息子のペースを尊重して、焦らずゆっくり一緒に成長していけたらいいなと思っています。たとえ発達グレーだとしても、それはその子の個性だし、息子が笑顔で楽しく過ごせていれば、それが一番だなって。なんだか原点に帰ったような気持ちです。

もし、同じように悩んでいる方がいたら、ぜひ「他の子と比べない」「急がせない」を意識してみてほしいです。きっとその子なりのペースで、少しずつでも確実に成長していくはずです。

あえて比べるなら、周りではなく「過去」です。

焦らず、ゆったり見守る気持ちを持つことが、何より大事なんだなって、私自身が息子から教わりました。子をもつことで、まだまだ私も学ぶことが多くて伸び代あるかも(笑)

というわけで、私の「息子のペースを大事にするようになって得た学び」のお話でした。

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