金管楽器と弦楽器
金管管楽器は♭の楽器。
弦楽器は♯の楽器。
金管楽器はB管ならBの整数倍音列からバルブシステムによって0.5音なり1音なり決まった音数下げて音を出す。
対して弦楽器は、開放弦ないし押弦している人差し指のポジションから上のポジション(高い音)を出す。
それぞれ基準となる音に対して下の音、上の音しか出せないわけである。
出したければ基準となる倍音、押さえている手のポジジョン自体を変えなければならない。
同じ楽譜を使って同じ動きをしていても、そういった楽器毎の音に対しての考え方が違うから演奏中に考えることも違う。
例えばAsの音。B管楽器で言えばBの1音下の音であり、1番バルブを動かすことで鳴らすことができることである。
しかし、弦楽器だと解放弦のG線ならば1フレット目、基本的に人差し指で押さえる、0.5音高い音になる。
ある音のn音低い音と考えるか、n音高い音と考えるかの違いである。
ちなみにメロディを耳コピする時には圧倒的に弦楽器が強い。
自分の鳴らしている音が何かわからなくてもその音に対しての相対的な音程で耳コピが出来る。いわゆる相対音感ってやつ。
演奏中の装飾アレンジをするときにはやっぱり金管楽器は下がった音を足しやすいし、弦楽器は上がった音を足しやすい。
演奏してる上でどちらがいいとかはあまり感じないが、単音のピッチが高くなる低くなることはわかっていると合わせやすいと思う。
ちなみに木管楽器は聞くところによれば音ごとの運指を覚えて演奏するんだとか…クラリネットのようなキーの多い楽器に関しては金管楽器と同じように替え指や指を足すことで音を調整することがあるが。
だからなんだと言われればそれまでだが、そういう仕組みの影響で、楽曲の調に関係してるとかしないとか…
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