悪しき自力の赤鬼＊悪しき他力の黄鬼→コズミック∞ネイティブ

あえて超ステレオタイプに書いてみると

わがままで我が物顔に支配する自力の鬼（西欧人）　と
無責任のっぺらぼうなずるいエセ他力の黄鬼（日本人）　
とでも比較できるだろうか。

わがままで我が物顔に支配する自力の西欧人

一神教の神＋キリストの下に、人間は生命の頂点におり、それ以外の文化は全て野蛮。教化しなくてはいけない途上人。
自己主張し、自己の存在意義を常に問うてもいる。ゆえに責任もとる。

無責任のっぺらぼうなずるいエセ他力の日本人　

多神教の名のもとに、人間は生命と共生しており、仲良く暮らす　司祭は天皇。表向きは言っておきながら、明治以降は特に西欧人と同じようにふるまい、でも精神は違うと思いたい。わがままであるより、調和を重んじ、目の前のことをしっかりやって、大いなる他力に任せよう　という美徳。しかし実際は美徳は利用されてパワーを奪われている。権限は国に盗まれて、同時に責任は国も天皇も誰も取らずアメリカの属国状態。結果、盗人が財を盗み続けている。馬鹿な国民が悪いからいいのだ。ついていくしかない、しょうがない、どうせ無理。わがままいうな。全体の和を重んじよ。

力を奪われるような謙遜は不要だ。

他力の美徳を、わがままな権力者に利用される最悪構造をひっくり返す

現状は、アメリカだったりの下について日本人の美徳につけこんで間をかすめ取る構造が権力をとっているように見える。そこで国土は荒らされ、命は奪われてきたし、これからも奪われていく。

しかし、逆に　それでもこれまで守ってこれてる方でもある。世界にはもっとひどいところもあるわけで。それを守ってきたのは、この美しい地に住む故郷（国家ではなく）を愛するひとり一人である。

ちなみに高度成長だって、国家のせいじゃなく、勤勉でいい人たちな国民のおかげである。明治以降の列強に比するところまでいけたのも江戸時代に蓄えた国民パワーがあったからである。

この日本の繁栄は常に国民力なのだ。平成以降は、それをネオリベラリズム（株主や金融）が持って行って格差が広がってるからダメなのだ。

ひっくり返すには事実を見て自覚してパワーを取り戻す

そもそもこの国には、南から北から西からいろんな人がやってきて混じりながらできている（縄文多民族だろう）。天皇家や貴族もほとんど大陸からの移民だ。いろいろある中で、司祭として天皇が担がれて政治は幕府がやってきて、現場は庶民が自治してきた。しかし明治で一気に中央集権、国家も作られて、廃仏毀釈、太陰暦もポイで、でもそれでもこの国を列強から守りたかった。しかしそれは自らも列強化してしまった。一人ひとりを守るために国家優先になった。恐れるがゆえに、パラノイアな列強になってしまい、それはアジアへ、良かれと救ってあげるからと加害していく。まさに列強だ。しかし現実も見えなくなったために引き際も間違えて負ける。サムライ魂が負けたらもう空っぽ絶望。実質的には司祭は天皇ではなく物質繁栄なアメリカこそが司祭だ。それに近づくことが使命になった。でも結果物質的には満たされて（実際は戦争で破壊されたものが戻ったのだから騙されたみたいなもんだが）、ジャパンアズNo1まで近づいた。しかし目標がなくなった。

他力は、小さな自分に捉われず手放し神さまにゆだねるあり方と言えると思うが、それが、偽の神さま（国家とか）に利用されていたと言えないだろうか。（敗戦までの天皇は王家だからもっとキナ臭かったと思うけれど、逆に今の象徴天皇は現実的部分は政教分離だからかえって清くみえる。素敵な方々です（^ ^））

しかし、明け渡したのも自分である。太平洋戦争だって、天皇や愚かな軍部のせいでもあるが、明け渡したのは、国民であり、私たちだ。

今一度、自分の力を取り戻し、この弓なりの島々の大地と海から一人ひとりが力をもう一度いただいて、一人ひとりが神さまと繋がって、そこで一人ひとりが、間接性他力民主主義ではなくて、直接性他力民主主義になればいいのだ、と思う。みんな天皇みたいな。不敬罪じゃなくて、自身をもっと敬おう、神社の3種の神器の鏡は私の内なる神さまを映しているのだから。

その自覚を持つことは、もはや天皇というよりは、天地に根差した一人の地球人でもあるのだ、多様な、八百万の、アースネイティブだ。（現行の天皇もそういう発言がもっとあっていいなぁ。）

（生きた地球の上にかぶさり、自力も他力も利用して支配する＜帝国＞。吸い上げたものは宇宙に飛び、多少は滴り落ちるが奪われる。しかしそれを突き抜けて生命は伸びて自らの果実を実らせる。）

コズミック・ネイティブ

実際、西欧からも南米からも、多くの先住民はじめ多様な人、シャーマンが出てきている。自力でもエセ他力でもない、天地力みたいな人々が、今こそ地球人、コズミックネイティブな時代なんだ！