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ローカルの可能性
日本の人口推移
国の人口推計を見ると、江戸までは微増、江戸で安定、明治(近代)で爆発、2000年くらいより下降と推移してきている。
社会実情データ図録 http://honkawa2.sakura.ne.jp/1150.html
日本の人口分布
一方、分布としては、地方から都市へ、明治以降出稼ぎと称して人口は移動し続けて今も続いている。都市が吸い込めたともいえるし、地価も上がり、右肩上がり、景気がよくなって、とポジティブに感じられていた(バブル崩壊までは)。格差も割と少なく、一億総中流なんて素晴らしかったと今なら思える。
実際、地球に生命が誕生して以降、飢餓よりも食べすぎで病気になり、長寿で病気になり、戦争で死ななくていいなんて、昭和はよかった。
地球の限界
しかし、一方では地球環境にしわ寄せ。列島を囲むコンクリートは生態系の根っこを壊し、農薬や化学肥料は二酸化炭素を増やし、火力原子力発電は、二酸化炭素と核廃棄物をまき散らし、他国から食料や(仮想)水を奪い、国外にも格差と環境破壊を押し付けている。人の、科学の、工学技術の理想は傲慢となって、世界のバランスを崩している。気候変動というしっぺ返しも憂き目を見るのは貧困層や第一次産業を担う人々と生きものたちである。
人口は減少へ
さて、そして今は人口減少フェーズである。(世界は増え続けているが、増加の加速度はすでにマイナスに転じているので、早々に減少に転じる)。
大きく見ると、今は 日本も世界も人口は多すぎる。少なくとも、日本くらいのライフスタイルをすると地球3個以上必要らしい(エコロジカルフットプリント)。であれば、明治からの人口爆発なんてなくて、緩やかに増えて地球一個分として、日本で4,000万人くらいを目安にしてみてもいいかもしれない。
都市に住むより、分散してローカルに住む方がいろいろいい
地球への負荷は、人口が多いってだけでなく、都市に集中して住むことによる無駄も多い。発電もそう、ゴミもそう、食もそう、移動もそう、物流もそう、伝染病もそう。だから分散して住むことは大きな解決になる。
生きる場所に近いところで、発電する、食を育てる収穫する、捨てる、再利用する、移動は最小に、物流も最小に、不特定多数との接触も最小に。つまりローカルだ。
都市はバーチャルでいい
都市はこれまでは意味があった。近いところにいることで、いろんな出会いがあり、情報の密度が上がり、イノベーションが起こる というところ。
しかし、今、コロナのおかげではZOOM等の遠隔コミュニケーションが一般化している。つまり都市はアプリに、手のひらに乗ったのだ。もう要らない。仮想都市でいいわけだ。バーチャルですごい大都市があればいい。
都市に生きる意味って何かあるのか?ないよね?満員電車が大好きな人以外は。少なくとも思春期でたくさん人がいるとか、スケールがでかいものに会いたいとかの時期くらいかな?
グローバルなバーチャルと、リアルなローカルの、ハイブリッドへ
ローカルの方は過密でないから、人と人との触れ合い、5感や第6感も大歓迎。そしてそんな暮らしであれば出生率も上がる。結婚率も上がる。無駄なエネルギー消費は減る。都市からローカルへの分散はいいことずくめだ。
結果としては、日本全体としては人口減の角度が鈍り、都市人口は減り、ローカルが増えることになる。
施策例
上記を推進する施策が必要だ。
基本方針は高度成長期の悪夢から目覚め、新たに生命力を発揮することになる。
課題① 高齢化 若者にしわ寄せ ロボやAIも活用
医療福祉(システム依存させから自助共助のバックアップへ)
課題② 高度成長期の惰性を止め、地域を再活性化する 志ブランド
産業 工業から10次産業(1+2+3+4)へ
課題③ 教育(意識変容) 当事者意識*大生命との繋がり直し
課題④ 自然再興 コンクリート開発から生命の開発(かいほつ)
課題⑤ 脱国境 惑星全体として取り組む 格差・環境・平和・経済
続く