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あまたる島の一日

あまたる島のある一日

夜明けの少し前に自然に目が覚め、波の音を聞きながら、軽いウォームアップ~シャワー。30分ほど、天地人と繋がる瞑想をします。

子どもたちと自家農園から摘んできたハーブや、漁師さんからいただいたお魚や海藻、自然栽培の分づき米、お漬物で軽い朝食。

下の子は森のようちえん、中の子はウォルドルフスクール、上の子はデモクラティックスクール。どれも島のみんなと立ち上げました。

森のようちえん では 海山を園舎にして、自然から体と感性で学びます。体中で飛び込んで、じっくりと耳を澄ませ、目をこらし、触ったり、感じて育ちます。けんかもします。泣いたり怒ったり笑ったりします。大人は愛の場を作り、見守ります。

ウォルドルフでは、いろいろなことを学ぶと共に、いろいろな形で真似しながら表現もします。絵や音楽や、詩や、工作や、体を通して学びます。

デモクラティックでは、自分たちで選び、みんなで決めて、自分たちで学び、行動します。お金こと、起業のこと、経済のこと、宇宙のこと、哲学、学びたいことを、呼びたい先生を世界中にお願いしながら学んでいます。

体ができて、心ができて、心身から生きるエネルギーが湧いてきて、体験しながら育つのです。

そして、あまたる大学ではさらに、地域のソーシャル・エコ・ビジネスな大人とも連携しながら、体験しながら学びます。国やベンチャーとも連携した実証実験も豊富ですし、U理論等個人や組織のエンパワメントに詳しい専門家もたくさん参加です。

あまたる島は、東シナ海、有明海、不知火海 と多様な海に囲まれ、海峡は干潮日が大きく、海流も大きく回転すること、球磨川をはじめ川からの養分が注ぎ込むことなどから、豊かな海の生態系があり、照葉樹林地帯でもあることから豊かな山の恵みにも恵まれています。

だから子どもたち(+大人)の、遊び、育つ 環境としても持って来いなわけです。

仕事もいろいろです。

うちでは、田んぼを1反(1000m2)、畑を5畝(1/2反 500)借りて、無農薬無肥料、草マルチで、できるしこ(Best Effort)でやってます。自家消費・友消費であれば十分です。田んぼは田植えの後たまに雑草対策すればそんな大変じゃないです。だいたい毎日朝と夕のすごしやすい時間でのべ1時間以内くらいの仕事(趣味)です。家族でもやります。

近くに海(磯)があるので、そこでマテ貝などの貝、海藻、釣りなどすれば、おかずがすぐに手に入ります。これも趣味を兼ねられるくらい。家族でも行きます。

裏山では、シイタケなどのキノコの栽培、タラノメとかウドとか、季節季節の野草を採ります。お茶にしたり、健康にもいいですよね。これも趣味を兼ねられるくらい。お散歩かねて家族でも行きます。

山や海は入会地というかコモンズという意識がみなにあるので、ゴミをすてるなんてありえませんし、獲りすぎません。

そもそも、自分の所有する土地もありません。あくまで島の神さまから借りています。法手続き的にも借りてる形にしています。管理がセットなので、3年放置していれば返却です。なので、放棄される農地や林地、空き家もリノベーションしやすいのです。

外仕事の後は、ネットにつないでデザインやアート、プログラミングなどの仕事をします。あまたる島の産物をファンコミュニティや新規顧客に売る(贈る)やデジタルコモンズとしての、暮らしのプラットフォームの共創管理仕事と思ってもらえればいいです。課題・改良・創造は尽きないので面白い次第です。時には現場にも行くし、逆にZOOM的な遠隔ミーティングで多様な視点で観ることもあります。

夕食は 家族みんなで食べます。多世代が近くに住んでいますが、一緒に食べたりそれぞれだったり、集落コミュニティで食べたり、多様です。

ご近所は集落になっていて、医療養生・災害レジリエンス・生態系保全・子育て などで協調する、エコビレッジでもあります。

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地域のこと
国のこと
世界のこと

自分たちで決めます。


つづく





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