「召命の神弓 アポロウーサ」について語る
はじめに
「神に仕えし戦乙女よ、今その神弓に矢をつがえよ! リンク召喚! 『召命の神弓 アポロウーサ』!」
これは2020年5月18日に遊戯王OCG公式アカウントによって行われた、「召命の神弓 アポロウーサを召喚する場合に君が考えた召喚口上を教えてくれ!」という地獄神企画に応募しようと、メモ帳に書いていたものを発掘したものである。
今となってはこんなものを人様の目の前に晒すなど正気では無いので、今すぐこのメモ帳を小さく丸めてカードショップのゴミ箱に捨て、その模様を写真に撮った上で「カドショのゴミ箱に使わないカードが捨てられてた……」などとお気持ち表明をしたい気分である。
そんなことはどうでもよく、今回の主題はこいつ。
登場から早いもので5年が経過し、あのmagu6o氏をして「おもんない」と言わしめたカード。『召命の神弓 アポロウーサ』。
イラスト人気は非常に高く、「イラスト違いがある」という限られたカードにしか与えられない特権を有するこのカード。
しかしながら、人気であるはずの彼女の名をインターネッツの世界に放り込むと、何やら「禁止」という不穏な文字が……
10000種類のカードが存在するカードゲームの中で上位10%以上には入り込むであろう人気にも関わらず、検索欄には不穏な文字。
『スターダスト・ドラゴン』の召喚には湧きあがり歓声を上げる民衆も、このカードの召喚には深いため息と罵詈雑言ばかり
彼女は一体何なのか? 彼女に一体、何があったのか?
今回は「アポロウーサ」の過去と現在、そして未来を解き明かしていこうと思う。
※記事に用いている記憶や知識に誤りがあれば、優しく教えてほしい。煽ったり、誹謗中傷するのではなく、優しく。
アポロウーサ、どんなカード?
リンク4・風属性 ATK/?
【天使族/リンク/効果】
トークン以外のカード名が異なるモンスター2体以上
このカードの③の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。①:「召命の神弓-アポロウーサ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。②:このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×800になる。③:相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。このカードの攻撃力を800ダウンし、その発動を無効にする。
トークン以外のカード名が異なるモンスター2体以上という非常に緩い条件から繰り出される、(基本的には)素材にしたモンスターの枚数分のモンスター効果無効。リンク4の大型モンスターに相応しい効果を持っている。
トークンを使えないという最低限の枷は掛けられているものの、トークンはリンクリボーやリンクスパイダーに変換することができるため、実質制約はあってないようなもの。
このカードの強さの全てはテキストに書いてあるが、特に強い点は「効果を無効にできる箇所が限定されていない」点と「無効効果にターン1が付いていない」点。
『原子生命態ニビル』を始めとした手札誘発モンスターに限らず、墓地効果や除外効果に至るまで何でも無効にすることが出来る。
これにより、先攻展開に於いて弁慶の泣き所となるカードを発動する前にこのカードを展開することで安全に展開を通すことが出来、その上無効効果が相手ターンにまで余ればその分相手ターンの妨害にも貢献できる。
ただし、効果を使う度に打点が下がってしまう関係上、何度か踏むことに成功すれば準アタッカーラインの下級モンスターでも超えやすい1600という打点まで降りてくる。800にまで落ちれば最早、その辺のテーマのサーチャーでも超えられる数値となる。
────さて、現代遊戯王を嗜んでいる諸兄であればこの説明に多少の疑問を抱いたことだろう。今頃は……
「いや、スネークアイがリンクリボーで守れるのが一番やばいだろ」
「ナイトメアペインで殴れないんだよなあ」
などといった煽りリプライがツイートのツリーにぶら下がっていることが容易に想像できるが、そのコメントを書き込む前に少し待ってほしい。
今説明したアポロウーサの強さ・弱さは、テキストをそのまま読み取った結果となる。というか、「アポロウーサが登場した当時に想定されていた強さ・弱さ」といったところか。
分かりやすく、ここにアポロウーサの強みと弱みを羅列しておこうと思う。
以上が、「アポロウーサが出た当時の、公式が想定していたであろう強み・弱み」だろう。
ではこのような強さと弱さを併せ持ったモンスターが、何故禁止説を囁かれるほど強く化けてしまったのか。
その変遷を、辿って行こうと思う。
前提:アポロウーサ以前
さて、早速登場から語っても良いのだが、その前に当時のOCG環境の様子を説明しておく必要がある。
アポロウーサが登場したのは2019年の4月13日発売「ライジング・ランペイジ」。
時期としてはまだアニメVRAINSが放映中であり、アニメでイマイチ何をしたか覚えていない「ヴァレルロード・X・ドラゴン」が表紙となるパックで、新規テーマとしては【シムルグ】【マリンセス】【天威】あたりと共に登場した。
当時の環境トップのデッキといえば、【転生炎獣】【オルフェゴール】【閃刀姫】【サンダー・ドラゴン】あたりで、【オルターガイスト】【ガンドラワンキル】【トリックスター】【エンディミオン】あたりも見かけたかなという記憶。
そんな中で汎用リンクモンスターにあるまじき妨害効果を引っ提げ、鳴り物入りでデビューを試みたアポロウーサ。
しかしながら、その潜在能力に反し、YP達の反応は意外にも冷ややかなものだった。
そもそも、当時のリンク4モンスターといえば。
「ヴァレルロード・ドラゴン」「ヴァレルソード・ドラゴン」「双穹の騎士 アストラム」など、錚々たるメンツが揃う。
※「ファイアウォール・ドラゴン」は獄中
この頃のリンク4モンスターといえば試合を決めるフィニッシャーという役割が強く、デッキも中速寄りのデッキが多かった印象。
この中でアポロウーサを採用できそうな先攻展開デッキといえば【ガンドラワンキル】【オルフェゴール】などの先攻展開デッキが挙げられるが……
※当時は「トロイメア・マーメイド」が存命
ガンドラワンキルはEXゾーンを展開で使う関係上不向き。
オルフェゴールは闇縛りがかかるので採用しにくい。
※神子イヴやハリファイバーを用いて展開を伸ばし、アポロウーサを出した上でトロイメア展開に繋げるオルフェゴールも存在自体はしていたが、不純物の枚数などの関係でそこまでシェアは伸ばさなかった
現在のように気軽にアポロウーサを先攻展開に絡められるデッキは少なかった……という事実がある。
※当時はファイアウォールを含むファイアウォール系展開デッキのパーツが軒並み規制を受けていたこともあり、たんぽぽサンバのようなリンクGSデッキもそこまで強力ではなかった
更に畳みかけるように、この環境で流行していたサイドカードもアポロウーサの脆さに拍車をかける。
『ダイナレスラー・パンクラトプス』『魔鍾洞』この2枚のカードである。
※当時はどちらも無制限
パンクラトプスは打点で3ウーサまでなら超えることが出来、魔鍾洞を貼られてしまえば何ウーサだろうと完全に役立たずになってしまう。
このことから先攻ですべてのリソースを注ぎ込んで多数素材のアポロウーサを出す行動が必ずしも強いと言い切れる環境ではなく、2ターン目以降に出すにしても、「こいつが出るならヴァレソやアストラムも出るよね」という扱いだった。
さらに言えば、当時はまだ「原始生命態ニビル」が存在しないため、誘発ケアのためにアポロウーサを出す意味も希薄であった。
というか、当時は誘発ケアをするならレベル4×2で泡影以外の全ての手札誘発を完全にシャットアウトできる化け物がおり……
このような事情から、このカードは発売当初は【転生炎獣】や【オルターガイスト】などの中速デッキに採用され、暇なときに出して押し込みを狙うカードとしての使われ方がメインであり、このカードを現代のように気軽に出してくる超展開デッキは【SPYRAL】やペンデュラム系統くらいしか台頭しておらず、その分布もそこまで多いわけではなかった。
それでも一定数の需要はあったことから、このカードの地力の高さがうかがえる。
あーあ!どっかに無いかなあ!通したら死んでしまうほどのインパクトを与えられる手札誘発とか、リンク4モンスターを先出してまでケアしたいような手札誘発!
2019年9月 転機:隕石とUMA
アポロウーサ登場当時からの環境の変化としては、5月に「抹殺の指名者」が登場し、ドラゴンリンクに限らず先攻展開デッキが大きく追い風を受けていた時期である。
更に6月にはリボルバーのストラクで「ヴァレット・トレーサー」が、改訂後の7月弾の「カオス・インパクト」では「輝光竜セイファート」が登場。先攻展開デッキとしての「守護竜」ギミックを始めとしたドラゴン族の強さが増していく。
7月のリミットレギュレーションで「破滅竜ガンドラX」「トロイメア・マーメイド」が規制されたことによって【ガンドラワンキル】が環境から消滅し、前述したセイファートを取り込み、【ドラゴンリンク】へと姿を変える。
マーメイドの規制により【オルフェゴール】も弱体化を余儀なくされ、アポロウーサを添えた超展開オルフェゴールの再現は難しくなった。
しかし、同時にアポロウーサにとっての目の上のたん瘤であるパンクラトプスが準制限に指定され、アポロウーサにとってはやや追い風となる時期であった。
さて、そんなアポロウーサ登場から半年近くが経過した2019年9月。アポロウーサ史において大きな転機となるカードが登場する。
光属性・効果モンスター 星11 ATK/3000 DEF/600
【岩石族/効果】
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚した自分・相手ターンのメインフェイズに発動できる。自分・相手フィールドの表側表示モンスターを可能な限りリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。
恐竜の大絶滅を思わせる、文字通り「一撃必殺」のインパクトを与える手札誘発「原始生命態ニビル」の登場である。
先攻展開の加速する遊戯王に対し、「これで止めろ」と言わんばかりに投入された手札誘発カード。決まってしまえば先攻展開は瓦解し、即座にターンエンドを宣言せざるを得ないほどのパワーを持つカードである。(当時は)
こんなカードを食らってしまえばひとたまりも無いのだが、そこで白羽の矢が立ったのが「アポロウーサ」。
当時の展開デッキでのアポロウーサは手札の上振れ次第で出すことが出来るカードであるためにニビルをこのカードでケアするパターンが模索され、【ドラゴンリンク】などの先攻展開デッキではアポロウーサの採用が目立つようになった。
今後のアポロウーサ史はこの「ニビル」の存在と共に歩んでいくこととなる。
そして同時に登場したのが【未界域】。
展開力に優れる代わりにテーマでの妨害を持たない上、性質上指名者系のカードを入れにくいこのテーマにとってアポロウーサは奇跡のカードであり、実際に大会で結果を残した未界域デッキではニビルケア兼盤面制圧としてアポロウーサが採用されることになった。なのだが──
確実に勝てるならアザトートを出せばいいという話になってしまう。
確かにアポロウーサは強力なカードだが、上からうさぎやヴェーラーを被せられてしまうと機能不全になってしまう。
さらに言えば、現在では信じられない事実だが当時は「トポロジック・ガンブラー・ドラゴン」が使用可能であった。
アポロウーサが採用されるような超展開型の制圧デッキといえばこのカードに終着し、アポロウーサはおまけのような扱いをされていた。
それでも、ハンデス後に墓地に落ちたオルフェゴールの効果を止めたり、ニビルを止めたりと役割自体はあったため、弱いカードであったかと言われると疑問である。どちらかといえばこいつらは同居してるからこそ強かった。
というか、ガンブラードラゴンが未だ使用可能であり、そもそもOCG化されている時点で、どれだけ当時のリンク4が舐められていた扱いにくいものとされていたかをまじまじと理解させられてしまう。初代リンク4が"あれ"な時点で「出しにくいと思ってました」では済まされないのだが。
2020年1月 外神消滅
先攻展開デッキのパワー向上に拍車をかけていた2枚のカードが禁止され、ニビルを先攻でケアできる手段が減ったことでアポロウーサの地位は間接的に向上。
しかしながら、それは展開系デッキの大幅なパワーダウンをも意味していた。
度重なる規制によって【ドラゴンリンク】は弱体化し、先攻展開にアポロウーサを添えられるデッキは【未界域】や【SPYRAL】などのド派手な展開デッキか、【魔術師】などのPテーマが中心となることに。
未だ続くオルフェゴールやオルターガイスト、閃刀姫の天下。戦乙女が本領を発揮する時代の到来は、まだまだ先なのだろうか。
2020年3月7日、デッキビルドパック「シークレット・スレイヤーズ」発売。その中でも【アダマシア】の存在が、アポロウーサ史において目を引く存在となる。
【アダマシア】というデッキは岩石族中心の展開からモンスターを無造作にばら撒くことができ、これによって展開や制圧を行うことが出来る。
チューナーが絡むことから「ハリファイバー」も用いることが出来、展開に縛りがかからないので「アナコンダドラグーン」も無理なく採用することが出来る。
そう、展開に縛りがかからないのだ。オルフェゴールのような闇縛りも、ドラゴンリンクのようなドラゴン縛りも無い。
であれば、これ以上ないアポロウーサの戦場と言える。
アダマシアの効果によってばら撒いたモンスターを、ハリファイバーによって増幅させ、アポロウーサに変換することでニビルをケア。残った出力でアナコンダドラグーンやドラガイトの成立へ向かう。アザトート・ガンブラー禁止以降の環境でアポロウーサを有効活用したデッキの代表がこのアダマシアであると考えている。
展開→アポロウーサ→さらに展開という、近代アポロウーサの定番となる動きが樹立された瞬間であった。
しかしながら、これはあくまで序章。これだけではまだ、アダマシアや未界域が特異なサンプルなだけだと言わざるを得ない。
戦乙女の真価は、これから発揮されていくことになる。
2021年1月 鉄獣戦線、覚醒
ルール改訂が行われ、11期がスタートした4月。
冬から春にかけての環境は【召喚ドラグマ】【閃刀姫】【エルドリッチ】【オルフェゴール】など、11期の新要素を取り込みつつも未だ10期の色が消えない環境。
この時期のアポロウーサはと言えば【焔聖騎士】などの「リンクロス」を扱うテーマが出てきたり、【ヌメロン】がヌメロンモンスター4体で出して追い打ちをかけるなどの用途が基本だった。(そもそもこの時期は某ウイルスのせいで、まともに環境が回っているとは言い難かった)
夏から秋にかけては、【電脳堺】【十二獣】などのリンク召喚を扱わないデッキも台頭。
アポロウーサはといえば、7月改訂で「リンクロス」を喪ったことで「ハリクロス」系統のデッキが一気に失速。相変わらず【アダマシア】やペンデュラム系統のデッキとはそれなりに仲良くしていた。
秋以降もそこまで環境が大きく変化することも無く、アポロウーサとしては変化に乏しい1年となった。(むしろ、4月に登場した「三戦の才」「禁じられた一滴」の影響で立場は悪くなっているとも言える)
さて、そうして迎えた2021年1月環境。
未界域の友達であり、アポロウーサにとっては「友達の友達」である「トーチ・ゴーレム」が禁止カードに指定されたが、そんなことはどうでもいい。
(一応、天敵のパンクラトプスが制限になっているのでどうでもよくはない)
2021年1月16日発売「ライトニング・オーバードライブ」にて、「鉄獣戦線 塊撃のベアブルム」が登場。これにより【鉄獣戦線】が環境最前線に躍り出る。
このデッキの登場はアポロウーサ史における一つのターニングポイントとなる。「ニビル」ほどでは無いにしろ、アポロウーサに新たな生き方を与えた瞬間である。
それまでのアポロウーサといえば、先攻展開に全てをかける超展開デッキの扱うものだった。
環境に新規参入した【鉄獣戦線】は、先攻展開に於いてアポロウーサを自然に組み込むことが出来る。
言わずもがなだが、【鉄獣戦線】はこれまでアポロウーサを用いていたような超展開デッキではない。どちらかと言えば中速寄りのミッドレンジデッキである。
※予め断っておくが、ここでは【鉄獣戦線】と【LL鉄獣戦線】は完全に別物として扱わせていただく。
そう。「中速寄りのミッドレンジデッキが」「アポロウーサを採用する」ようになったのだ。それも、【転生炎獣】や【オルターガイスト】のように展開が煮詰まった時に出すものではない。先攻展開の基本ルートとして組み込むことが可能になったのだ。
その上、鉄獣戦線は「抗戦」「双龍」「ドランシア」など、アポロウーサを守れる手段を多く持っているため、アポロウーサの妨害効果を複数回使用することもそう難しい話では無かった。
これまで展開デッキの専売特許だったアポロウーサを、ミッドレンジデッキも扱えるようになった瞬間である。
余談だが、ベアブルム発売1か月後に丁度2月の豪華パックが発売されることになり、そこでアポロウーサの絵違いイラストが収録された。かわいい。
2021年~2022年 大勇者環境
さて、鉄獣の台頭でミッドレンジにも手を広げたアポロウーサ。このまま様々なデッキに入り込んで大活躍!
…………とはいかなかったのが現実である。
3月のデッキビルドパックでは天使族サポートを共有できる【ドレミコード】が登場したが、そもそも本体スペックがあまり高くなかったため、環境入りならず。
4月のレギュラー弾では【デスピア】や【スターダスト】が強化。どちらもアポロウーサとは縁が無いデッキであった。
5月、サイバーストラク。スルー。
その月の最後に出た「疾風の決闘者編」で【LL】が強化。これによって【LL鉄獣戦線】が環境に参入することとなった。このデッキは一応アポロウーサを使うデッキではあるものの、展開デッキであるためこれまでの既定路線通りという結果になった。
そのまま春の環境は終わり、環境トップは【十二鉄獣】。
夏に入ると、【十二鉄獣】を支えた「十二獣ドランシア」が再投獄。
パワーこそ下がったものの、未だ鉄獣のメインギミックは健在なので何も問題は──
2021年7月21日発売「バースト・オブ・デステニー」にて、「デスフェニギミック」の襲来。(ついでに【相剣】【ふわんだりぃず】も)
これによってアポロウーサの立ち位置がどうこうといった話ではないが、新たな環境デッキの襲来によって鉄獣の立ち位置が揺らぐ結果となった。
アポロウーサ自体はいつもと変わらず、「何だかんだ出たら強い」の位置を保っていた。
8月には代行天使のストラクが発売。天使サポートを受けられることから、相性はそこまで悪くなかった。
2021年8月28日 デッキビルドパック グランド・クリエイターズ 発売
【勇者】の時代が幕を開けた瞬間である。
何も、このカードのせいでアポロウーサが弱くなったわけではない。確かに「騎竜ドラコバック」で返されやすくはなったが、それは横の追加妨害がなんとかしてくれる。
問題は、これまでアポロウーサが担っていた「先攻展開での誘発ケア」「余れば妨害にもなる」という仕事が、【勇者】によってやや食われてしまった点である。
※勿論、【幻影勇者】以外のデッキでは素引き前提の勇者ギミックとEXから任意のタイミングで出せるアポロウーサでは単純な比較にはならないので、完全に役割が食われたわけではない
これまで「通れば強いけどなあ」扱いだった「ハリラドン」や、構造上アポロウーサを出せない【電脳堺】などがバリバリと展開するようになった。
しかも間が悪いことに、「禁じられた一滴」や「三戦の才」の採用率が急上昇。アポロウーサは相対的に立場を悪くする結果になった。
10月に入ると「真竜皇 V・F・D」「魔鍾洞」が禁止カードに。「抹殺の指名者」が減ったことでニビルケアとしてのアポロウーサが再注目されるというよりはどちらかといえばその仕事は勇者がこなしていたような気もする。
秋から冬にかけてもアポロウーサを使う目立ったデッキは現れず、年末には「烙印融合」が登場。当然アポロウーサが入れられるわけがない。
最終的に2021年は【勇者幻影】【勇者プランキッズ】【天威勇者】などのデッキが覇権を握ったまま年を越すことになり、勇者+展開ギミックを併せ持つ大味なデッキが環境を支配していた。
鉄獣の台頭からアポロウーサを自然に扱えるミッドレンジデッキの再誕を夢見たが──まだ早かったようだ。
2022年7月 竜剣士、覚醒
2022年1月もこれといって動きは無かったが、1月末に「遊戯王マスターデュエル」がサービス開始。
【鉄獣戦線】が前線で戦えるゲームということもあり、むしろマスターデュエルの方が見かける機会が多かった可能性すらあるかもしれない。
そして2022年春。3月に登場した【ヴァリアンツ】はPデッキなのでアポロウーサと相性がいいという些細極まりない出来事こそあったが、この時期はやはりこれだろう。
2022年を牛耳る最強デッキ2つが登場した時期である。
特に、【スプライト】は「スプライト・スマッシャーズ」「I:P マスカレーナ」などアポロウーサを守るカードも多く、マスカレーナから出す先のカードや上振れでの制圧札として採用されることになった。
また、アポロウーサの相棒である【鉄獣戦線】とも仲が良く、【鉄獣スプライト】というアーキタイプとして環境で見かけることも多くなった。
ただ、この頃の【スプライト】はまだ「餅カエル」「ユニオンキャリアー」が使えたので、そこまで妨害をアポロウーサに頼るわけではなかった。
5月には「イシズ」ギミックが登場し、【ティアラメンツ】が大幅強化。環境はティアラメンツとスプライトが二分する環境となった。
2022年7月16日「ダークウィング・ブラスト」発売
2022年8月14日 日本選手権2022決勝戦
イシズティアラメンツ vs. EM竜剣士
竜剣士はペンデュラムデッキなので当然アポロウーサと相性がいいのだが、特に【竜剣士】は「イグニスターP」の効果によって盤面にモンスターを広げられるため、P召喚の前にアポロウーサを立てるルートもあるなど、特別相性が良かった。
アポロウーサ本体が殴られてしまう問題に対しても「タイタニック・ギャラクシー」「バグースカ」「マスカレーナ」「シラユキ」など幅広い対応策を用意。
ペンデュラムデッキなのでアポロウーサ本体の使い方に革新的な何かが起きたわけではないが、久々にアポロウーサを強く使えるデッキが出た瞬間であった。
※竜剣士強化は嬉しかったが、同時に「クシャトリラ・フェンリル」というウーサを踏みやすいカードも出たため、アポロウーサ自体の評価が凄く高かったかと言われると若干疑問の余地が残る
また、同じ弾に収録された「世海龍ジーランティス」の誕生もアポロウーサの在り方に大きく影響を与えた。
これまでのアポロウーサは妨害効果を吐き切ってしまえばただの打点0の案山子になるしか仕事が無かったが、ジーランティスの登場でアポロウーサ1枚からでもリンクに変換して攻められるように。
ここで、皆さんは本記事の冒頭で述べた「発売当初のアポロウーサの弱点」を覚えているだろうか。
まず①。これは鉄獣の双龍や竜剣士のシラユキなどでカバー。
②はカードパワーのインフレによって展開力が拡充。ミッドレンジデッキでも出せるように。
③もジーランティスの存在である程度はカバー。
④は仕方ないとはいえ、この時点で発売当初の弱点をほぼ克服してしまう結果となった。
この流れは、非常にまずい──
話を戻して、2022年8月。
日本選手権の数日後に【ピュアリィ】【御巫】【R-ACE】が登場。この時点ではまだ大したデッキではなかった。
改訂では「ユニオン・キャリアー」の禁止によって【竜剣士】がダメージを受けたものの、致命傷には至らなかった。
が。
何故かティアラメンツが再強化ならぬ「最強化」を受けたため、「竜剣士でアポロウーサを立てて守る!」などといったたわけたことを言っている場合ではなくなった。
※この時点で「アポロウーサは展開デッキのもの」という見方に戻ってきていたため、別にアポロウーサが弱かったわけではない。先攻展開で出れば勝てるカードであったことには変わりない
10月から11月にかけても特に変化は無し。
12月の年末箱の「アサルト・シンクロン」、1月弾の「リンゴヴルム」にて【深淵スプライト】が誕生し、アポロウーサを擁してティアラメンツに一矢報いたことはいいニュースだったのかもしれない。
この他にも【鉄獣スプライト】も本格的に環境に参入し、夏と比べれば比較的アポロウーサを見かけることが多かった環境かもしれない。
※一方の【ティアラメンツ】は心臓である「キトカロス」を1月の改訂で失ったが、何故かそれでも強かった。どういうこと?
同じく1月弾では【超重武者】【マナドゥム】などが登場してアポロウーサを使ったが、やはりこれらも展開デッキ。
この時期のウーサはと言えば、これらの超展開デッキに混ざるか、【スプライト】系列デッキのマスカレーナからの変身候補としての採用が主であった。
あー、どっかに無いかな。自由枠がふんだんにあってアポロウーサを使えるミッドレンジデッキとか、メインデッキで妨害を構えるついでにEXからアポロウーサを捻りだせる超級デッキとか。
2023年10月 炎属性、覚醒
相変わらずのティアラメンツ環境の中、迎えた4月制限。
環境デッキは未だ大活躍の【イシズティアラメンツ】や、1月弾で強化を受けた【ピュアリィ】【超重武者】を筆頭に、【深淵スプライト】【烙印】【斬機】【勇者シンクロン】【神碑】など。
アポロウーサ登場当初に環境最前線で戦っていたはずの【オルフェゴール】【転生炎獣】【閃刀姫】らも、もはや過去のカードとなり、インフレについていけずに緩和が進んでいた。
アポロウーサを使用するデッキの中でもややミッドレンジ寄りだった【スプライト】が規制により大幅弱体化。これ以降、【鉄獣スプライト】や【イビルツインスプライト】といった混ぜ物を前提として動くことになった。
なお、「キトカロス」を失った上に更に手厳しい規制を受けている【ティアラメンツ】だが、これでもまだ環境最前線で戦うことになる。どんだけ強いの
4月弾「デュエリスト・ネクサス」にて、「レボリューション・シンクロン」「赤き竜」などが実装され、シンクロ関連のデッキ(と、ティアラメンツ)が大幅な強化を受けることになった。
テーマ強化では【R‐ACE】に大幅な強化が為され、新たな環境デッキとして環境入りすることになった。
この【R‐ACE】というデッキは「R‐ACE タービュランス」によるセット効果で後ろの妨害を構えつつ、自前の展開力で「マスカレーナ」「アポロウーサ」などといった前の妨害を構えることになる。
また、展開系デッキであるのにも関わらず比較的「増殖するG」「原始生命態ニビル」などの受けが良く、リソース勝負にも強いことから展開系デッキとミッドレンジデッキのいいとこどりをしたようなデッキと言える。
※このあたりから環境全体としての展開力が増加したため、「ミッドレンジ」「展開系」といった分類をすることが困難となった。ここでは自由枠の多さや対応力から、R‐ACEを「展開系」と定義しておく
5月には緩和が進む【転生炎獣】に新規カードが追加。
制約上アポロウーサを出すのは厳しくなるが、展開力が大幅に増強された。
6月にはアニメーションクロニクルにて「篝火」が登場。この時はまだ、マイナー種族救済のための半汎用カードという立ち位置だった。
2023年7月22日「エイジ・オブ・オーバーロード」発売
【魔術師】が大幅強化。【覇王魔術師】として環境に食い込むことになる。もはや言うまでもなく、ペンデュラムはアポロウーサと相性がいい。
【ホルス】や「ティフォン」「リトルナイト」など、汎用カードや汎用ギミックにも強力なものが登場した弾となった。
特に強力なのが「ディアベルスター」と「リトルナイト」。
ディアベルスターはこの段階では炎属性・レベル1モンスターを強化するカードであり、同じ弾で登場した【スネークアイ】を強化する目的で追加されたカード……で済めばよかったのだが、
なんと【R‐ACE】にレベル1・炎属性の「ハイドラント」がいるせいで、ディアベルスターが実質的な【R‐ACE】の新規カードと化してしまった。これによって【R-ACE】はネックだった安定性の低さを克服することになり、シェアを伸ばす結果となる。
「リトルナイト」はこの弾で登場した汎用リンクモンスターであり、EX系のモンスターを素材に含めると着地時の除去効果を撃てる他、クシャトリラ・フェンリルのような除去効果まで併せ持つ。
後攻での除去カードから先攻で立てたマスカレーナの変換先としてなど、幅広い分野で活躍することになる汎用カードとなる。
そして、「トロイメア・ユニコーン」のネックだった手札コストが解決したことにより、「アポロウーサ+マスカレーナ」といった盤面が更に強度を増す結果となった。
※リトルナイトはアポロウーサを超えるカードとしても使えるので、差し引き0という見方も出来る。
8月のデッキビルドパック、9月には炎王ストラクが発売するなどカードプールの動きがあったが、一先ずこのカードの話をしなければ先には進めないだろう。
2023年10月28日「ファントム・ナイトメア」発売
炎属性・効果モンスター
【炎族・効果】 星1 ATK700/DEF200
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがドロー以外の方法で手札に加わった場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「スネークアイ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを永続魔法カード扱いで元々の持ち主の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
「ポプルス」こと、「蛇眼の炎燐」の登場である。
サーチや回収で手札に加わった際の特殊召喚効果、着地時のサーチ効果、墓地へ送られた際に魔法罠ゾーンに置く効果による各種スネークアイカードのコスト確保。
【スネークアイ】が欲していたものがすべて内蔵された完璧な新規モンスターであり、このカードの登場と、同弾で登場した「賜炎の咎姫」の登場により、【スネークアイ】【炎王】【R-ACE】といったデッキが大幅強化を受け、炎属性は全盛期を迎えることとなる。
これらのデッキはメインギミックが強力なことに加えて、「スネークアイ」ギミックを組み込むことで展開力も確保しており、アポロウーサを出しながらメインギミックで更に妨害を構えるといった動きが可能となる。
更に運の悪いことに、これらのカードの根幹を担う「スネークアイ」モンスターや炎王の「ポ二クス」、R-ACEの「ハイドラント」はレベル1モンスターであるため、「リンクリボー」を用いることでアポロウーサの戦闘破壊をケアすることが出来る。
同弾で登場し、後に環境入りを果たす【ユベル】にも「ナイトメア・ペイン」という攻撃対象を制限するカードがあり、インフレによる展開力の拡充+アポロウーサを守れるカードの増加によってアポロウーサのパワーも大幅に跳ね上がる結果となる。
さて、炎属性強化によって環境での使用率が一気に跳ね上がったアポロウーサ。これで完成、と思いきや……
あと一段階、変身を残している。
2024年4月 アポロウーサ、最高到達点へ
炎属性の覚醒から1か月後、「ターミナルワールド」にて【インフェルノイド】が強化。またもや炎属性レベル1を擁するテーマが強化されることとなった。
それからしばらく動きは無く、2024年1月。
「レガシー・オブ・デストラクション」の発売と共に、最強の後攻ワンキルテーマ【天盃龍】が登場。1枚のカードから莫大なライフカットを行えると共に自由枠も多く、手札誘発と捲り札を豊富に採用できることから環境トップに躍り出た。
アポロウーサに関する話題としては【幻奏】強化に伴う【覇王幻奏】の環境入りと【スネークアイ】新規カードくらいだが、カードパワーの増強によってさまざまなな環境デッキが「アポロウーサ+何か」といった動きをできるようになったことにより、ペンデュラムとアポロウーサの相性の良さは少し薄れつつあった。
3月には「ファントム・オブ・ユベル」が登場し、【ユベル】が環境入りを果たす。このテーマも非常に高い展開力を持ち、アポロウーサを出しながら「エグゼクティブ・シーザー」や破械ギミックなどで脇を固めることが出来る上、前述した「ナイトメア・ペイン」によってアポロウーサを守ることが出来るなど、高いカードパワーで環境を席巻した。
そして……
2024年4月27日「インフィニット・フォビドゥン」発売
【デモンスミス】の登場である。
このカードの強さに関しては最早語ることも無いが、分かりやすく言えば
「初動になり、アポロウーサにもなるカードを、EXデッキから任意のタイミングで引き出すことが出来るカード」
である。
勇者環境に於いて、水遣いがレベル3であることから数ある勇者デッキの中で【幻影勇者】が特に優れた相性の良さを誇っていた。
今回のデモンスミスは「全員が幻影勇者」になれる素質を持っている。
ベアトリーチェから落とした炎属性を咎姫で蘇生、ベアトリーチェから落とした悪魔族をデスキャスターで蘇生、初動が引けているのでデモンスミスで雑にリンク値をばら撒いてアポロウーサやマスカレーナを並べる、初動からデモンスミスを用いてさらに盤面を伸ばす。
様々なデッキに採用される汎用展開カードとなり、【デモンスミスユベル】【デモンスミススネークアイ】【デモンスミスR-ACE】【天盃龍】などが環境を席巻することとなった。
そしてここで、ジーランティスの話で出した「4つの欠点」を見ていただきたい。
①の戦闘破壊は「ナイトメア・ペイン」や「リンクリボー」でケア。
②の展開の序盤で出しにくいという問題も、「デモンスミス」によって本命のギミックを動かす前に展開することが可能に。
③はジーランティスにて解決したほか、そもそもの展開力が高すぎるので半端な打点のアポロウーサを放置していてもキルが取れるように。
そして、④。「冥王結界波」や「三戦の才」といったカードに弱いという弱点。
これは元々、アポロウーサはリンク4つ分を必要とするモンスターの為に除去されると大幅にアドバンテージを喪失してしまうという意味合いもあった。
しかしどうだろう。今やアポロウーサはついでに添えるだけの存在となり、炎王の「キリン」やデモンスミスの「セクエンツィア」の存在によって捲り札にもある程度耐性を持てるように。
こうして、アポロウーサが発売時点から抱えていた弱点はすべて解消されることになった。これを以て「最高到達点」へ至ったのだ。
これにて、アポロウーサを巡る時代の変遷は終わりとさせていただく。
アポロウーサ、これからどうなる?
4月にデモンスミスが登場して以降も、【アザミナ】など強力なカードが登場し続ける。
そして、海外では遂に禁止カードに指定されることになった。
では、日本でも禁止カードに指定されることはあり得るのか?
個人的には、かなり高い確率で禁止カードになると思われる。
そもそも大前提として、「発売当初には出しにくかった・弱点を抱えていたが、時代の進みによってその弱点が解消された」といったカードは、これまでの歴史の中で何枚も消されてきている。
有名なところだと「ショック・ルーラー」だろうか。出た当初としては4×3という素材がやや重く、1ターン止めても次のターンで罠などを踏むと4×3分のリソースを失うことがきついといった弱点があったが、時代が進んで容易にワンキルが決められるようになったことで禁止カードに指定された。
これと似たようなものと考えれば、アポロウーサが禁止指定されることは何も不思議なことではない。
今回(2024.10)に規制されるかは分からないが、マスカレーナ共々将来消されかねないカードであることは間違いないだろう。
では、アポロウーサの何が悪かったのか。
個人的には、「無効効果にターン1が無かった」ことが一番の失敗であったと考えている。
勿論、KONAMIも無策でこのカードを作ったわけではなく、当時のリンク4の重さや素材を多数使うことの難しさを考えると仕方ないことではあるのだが……これがもし、無効効果が1ターンに1度のみであればまだ対処も楽だったと考えられる。
このカードが1枚で複数妨害を果たせるせいで、起動効果で手札から展開する【斬機】のようなデッキは手札が手数に数えにくくなるといった事態が発生している。
また、以前であれば戦闘破壊されてしまうので1~2妨害程度しか機能しないことが多かったが、昨今ではアポロウーサを守るカードの増加によって3~4回妨害を使えることも多く、アポロウーサを仮に戦闘で処理できたとて周りの妨害を戦闘無しで突破せざるを得なくなり、これが後攻での盤面での突破を著しく難しくしている。
既存のカードにエラッタ案を出すのはあまり好きではないが、エラッタするのなら無効効果を1ターンに1度の発動のみにするべきだろう。逆にそれさえすれば、禁止カードに指定された後でも比較的緩和のハードルは低いと思われる
まとめ
登場から5年。初めはペンデュラムデッキや一部の展開デッキのみ扱える特権だったはずが、いつしかミッドレンジデッキの先攻展開にも添えられるように。
このカードの開発が間違いだったのかと聞かれれば、不遇な時代が存在した以上、必ずしも間違いだったとは言えないだろう。ただ一つ言うなら、インフレの影響を最も受けやすいリンク召喚で気軽に妨害効果持ちを出すべきではなかった。
かといって、このカードが消えてしまうと【スネークアイ】はまだしも……例えば【剛鬼】や【ゼンマイ】といった、テーマ内に妨害を持たないが展開力はあるといったテーマのやることが一つ減ってしまう。それはそれで、なんだか寂しい気もする。
でもきっと、許されることは無いのだろう。無事に冬を越せたらいいですね。
本記事はここで終わりとなります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
絶対エアプって叩かれる。病んできた。16素材アポロウーサになりそう