ウォークライ・ミーディアム
「ウォークライ」とは
一見強そうにも見えるが、その実態は他の追随を許さないほどのどうしようもない「弱テーマ」であり、その圧倒的な弱さたるや、11期最弱テーマとして名乗りを上げるのは当たり前、
それどころか数年前に登場したテーマにすら遅れをとるレベルであり、環境のKの一画目すら書けないレベルであった
各カードの個別の紹介は別記事にて行っているので、ウォークライのことを全く知らない人は以下の記事を参照していただきたい。
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そんな弱いテーマなのだから、流石に来日したときに何かしら手が加えられると思ったがそれも無し、Vジャンプでそれっぽい効果を持つ謎の紙が一枚印刷されるだけで終わった。
同期のミュートリアがちゃっかりと新規下級や実質新規の烙印融合をもらっているのを尻目に、地属性戦士族モンスターが出るたびに「これは実質ウォークライ新規ww」などと言って騒ぐくらいしかなかった。
しかし年も明けた2022年1月6日21:00、遂に待望の「ウォークライ」新規が登場した。
新規カード「ウォークライ・ミーディアム」
永続魔法
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在し、自分フィールドにレベル7以上の「ウォークライ」モンスターが存在する限り、お互いのメインフェイズ1の間、お互いにフィールドのモンスターの効果を発動できない。②:自分メインフェイズに発動できる。デッキから「ウォークライ・ミーディアム」以外の「ウォークライ」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は戦士族モンスターしか特殊召喚できない。
ざっとテキストを見た感じ、普通に強いカードに見えるだろう。
①はお互いのフィールドの状況に依存するとはいえかなり制圧力の高いロック効果。さらに、事実上のメインフェイズ1スキップとなるので、強制的にバトルフェイズへ移行させてウォークライの展開に繋げることが出来る。
②は魔法罠セット効果。セットであるためうららを踏まないが、どうせ山に撃たれるのでそこまで変わりはない。
これによってこのデッキの主力カードである山にアクセスしやすくなった。というか山でモンスターをサーチできるので事実上の万能サーチである。
あとはこれまで使いにくかった有象無象の意味の分からないウォークライ魔法罠も使いやすくはなった。使うかは別だが
あとは永続魔法という点も大きく、妨害をここに撃たれたら一滴のコストにする、地属性戦士族であるニンギルスの効果のコストに使うなど、いろいろな使い方が考えられる。
Q:これによってウォークライは強くなるの?
結論としては、強くなってはいるものの、テーマの根本的な構造的問題が解決していないため、弱テーマ脱却はまだまだ先、といったところだろうか
そもそもこのテーマ、「戦闘を経てアドバンテージを取る」とは言っているものの、別に戦闘が得意なテーマというわけでもなく、また、それを経て得られるアドバンテージも他のデッキが戦闘を経ずに得られるものであるため、単純なアドバンテージ差で他のテーマに大きく劣るのだ。
その上、そのアドバンテージ差を埋められるようなカードも無いため、このように弱テーマとして位置づけられている。
しかし、強化は強化。十分に強くなっているのは間違いない。
本記事では新規後の構築思案と、いくつかの「実質新規」を紹介しようと思う。
新規後ウォークライ構築案
現状はこんな感じ。
メインに入っている「パペットポーン」「プロモーション」はどのように使うのかというと、
初手「山+パペットポーン」
ポーン召喚、山発動フォティアサーチ
バトルフェイズ移行、山効果フォティア吐き出し
ポーンダイレクトアタック、ポーン効果プロモーションサーチ、フォティア効果ミーディアムサーチ
メイン2でプロモーション発動ポーンリリースしてメテオラゴン特殊召喚、ミーディアム発動ディグニティセット
最終盤面「メテオラゴン+ディグニティ+ミーディアム」
相手がモンスターを特殊召喚した時点で相手のモンスター効果発動を封印することが出来る。
また、相手にアドを与えるとはいえ、墓地のポーン効果でウォークライをサーチすることも出来る。
メテオラゴンは打点もそこそこで破壊耐性もあるため場持ちもいい。
その他は戦士族をメインに使いやすいカードを積んだ感じ。
これで爆発的に強くなったわけでは無いが、少なくともやりたいことがうっすらと見えてきたので、そこを目指していきたい
次の弾でも新規ください