EKITUZIのこと②
EKITUZIのコンセプトのこと
2017年7月にJRさんに提出した企画書の確定版のコンセプトには
『東口交差点』
何気なく歩き出すことの出来る、 2つの文化をつなぐ場所。
歴史のある城下町と発展を続ける都市を結ぶ、文化の交差点。
転勤・出張で来た街が、いつの間にか地元になる空間。
とあります。
その「交差点」というコンセプトから仙台の歴史的な交差点である「芭蕉の辻」をイメージさせる「辻」という言葉を取り入れ、欧米型の「広場」+日本型の「通り」の組み合わせの空間としてEKITUZIが誕生しました。
芭蕉の辻とは?
奥州街道と、仙台青葉城の大手門通り(大町通り)が交差する地点のこと。東北を縦断する奥州街道と、青葉城の大手通の交差点ということで、江戸城下町の日本橋に相当する、まさに仙台城下町の中心部、仙台のへそだった場所である。
(ブログ「みちのくトリッパー」より)
やりたかったのはアクションコミュニティづくり
でも、これは装置の話。
ここでやりたかったのは初めて出会う人たちが「アクションを起こすコミュニティ」を作っていく場づくり。
※仙台市全体の定量データ
人口: 108.2万人
年間転入者数:4万4837人
(いずれも 「平成27年版仙台市統計書」 より抽出)
転入者の多くが一般的に3~5年間定住することを考慮すると、転入者は約15~25万人となり、人口の20~30%が流入者であるといわれている。
仙台市で働く従業員数:59万7,651人
事業所数:5万3,154事業所
うち支所・支社数:2万372事業所
(いずれも「平成26年経済センサス」より抽出)
仙台市民×転勤族
仙台市民×出張族
転勤族×出張族
転勤族×旅行客
・・・・。
様々な組み合わせの化学反応の中からできあがるアクションコミュニティって強いんでね?ということです。
辻の魔力でしょうか?本当にいろいろな人たちが集まってくれて、うれしいのは受け身ではなくアクションをどんどん起こしてくれました。
冒頭の写真は最終日「ラスツジ」の際に集まってくれたみんなの記念撮影です。今見ても勢いありますね。これでも途中で帰った人がいたので半分くらい。
直接アクション起こしてくれた人、そのアクションに参加して思い出を作ってくれた人、EKITUZIで新しい商売を始めた人、稼いだ人。。。
よく言う整然としたきれいなコミュニティではないかもしてませんが「山賊の集まり」みたいなこのコミュニティが大好きでした。
結果、17ヶ月で267件のイベントがこのEKITUZIでは開催されました。
でもこの17ヶ月は平坦なものではありませんでした。
いつも頭の中で流れていたのはこの曲でしたw
ネガティブな思い出はすぐ忘れるタイプなんですが、思い出しつつその辺も次回以降。