青葉の風テラスのこと②~チャリ、アウトドア、カルチャー&ミュージックその1
前回はこちら
公営から民間運営への変化をどうみせるか?
前回も書いた通り2019年4月から青葉の風テラスは仙台市の直営から僕らの民間運営に変わりました。
そこでまずみんなでディスカッションしたのは、「いかに民間運営に変わったことを利用者の皆さんにわかってもらうか?」。
これから民間運営のアクティブで楽しい場所に変わっていくことを肌で分かってもらうのがメディアに乗るよりも一番のブランディングだと思ったのです。
その場合普通一番最初に考えるのはリノベーションすること。
ぼくらも、有料コンサートをしやすいようなリノベーション、真っ白な壁をペイントするなどいろいろ考えましたが、仙台市から「とりあえず建物にはあまり手を入れないでほしい」と言われ、これはなしに。
目に見えないコンセプトをどう見せるか?
この時点でこの場所としては、「チャリ、アウトドア、カルチャー&ミュージック」というコンセプトを考えてました。「青葉山、広瀬川の自然や文化を自転車を活用して理解してもらい賑わいを創出する」なんていうといかにも行政っぽいじゃないですか。だから、「チャリ、アウトドア、カルチャー&ミュージック」。・チャリ=カフェモーツァルトメトロのイケメン店長が仙台有数のチャリキチなんです。・アウトドア=最高の風景を見ながらぜひ皆さんにBBQを楽しんでいただきたい。てか僕がBBQ好きなんです。・カルチャー=仙台を代表する歴史がある文教地区。一緒に運営している都市デザインワークスが提唱する「せんだいセントラルパーク」ともつながる。・ミュージック=駅の上階につき、音に制限はありますが、音楽が似合う空間なのでぜひ皆さんに活用してほしい。
ただ、このコンセプトをみえる化するというのは。。。
テント張りっぱなしってわけにもいかないし。。。
そのころ、2018年12月、渋谷ストリーム4階にサイクルカフェ「TORQUE」というのができました。わかりやすく言えば自転車をそのまま持ち込んでサイクルラックにかけて安心して落ち着いてコーヒーが飲める店。
TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT(渋谷ストリームオフィシャルサイトより)
イケメン店長と「これじゃね?」と盛り上がり、すぐに仙台市に掛け合ってみました。「1階を引っ張りまわして(1階は駅舎)エレベーターに乗せず、外階段からはいるのならいいのでは?」。
交渉成立。
仙台の老舗自転車屋さんのシクロヤマグチさんからサイクルラックもご提供いただき、見える化成功。
残念ながら渋谷が再開発の嵐で自転車に乗りづらくなっていてそれほど活用されていないご本家よりも活用されているかも、というくらい知る人ぞ知るサイクルスポットに変身することができました。
その時一階でロンドンの老舗自転車屋メーカーのブロンプトンさんが展示してくれたのもイメージアップにすごく寄与してくれました。
これもまた今後。
metro cycle club
イケメン店長はmetro cycle clubを結成。ガチなチャリキチを巻き込み、オンシーズンは毎週朝5時から青葉山の急坂を中心に攻めています。
冒頭の写真はそのコアメンバーによる昨シーズン最後のライドに出る前の雄姿です。
チャリプレイス新時代に
今はオフシーズンなのでなんとなく休止していますが、オンシーズンに向けてチャリカフェを超えた「チャリプレイス」に進化しようと画策中であります。