隠れた我慢のない世の中を目指す取り組みを知り
「隠れ我慢」という言葉に、初めて遭遇しました。
日本のとあるメーカーが、2021年に日本全国の20代~50代の女性10,000人にこんな調査を実施していたのですね。
いろいろ検索していたら、ちょうどその頃ここnoteでも「#我慢に代わる私の選択肢」というお題でコンテストが開かれていたことも知りました。
なるほどね…と思うと同時に、なんというか、「隠れ我慢」という言葉がどことなくしっくりこない感じが否めず、何が引っかかっているのだろうとしばらく考えていました。
「隠れ我慢」…聞いた直後はスッとわかったような気持ちになったのですが、次の瞬間にあれ?どういうことかな?という疑問が頭をもたげてきたのです。
ちなみに、こちらの企業における言葉の定義は下記だそうです。
※隠れ我慢:心身の不調を我慢していつも通りに仕事や家事を行うこと。
そうなのか…なのですが、言葉だけを聞いたとき、私には “我慢”という存在が本人とは別に存在していて、それが独自に“隠れる”という行為を選択している…ようなイメージが湧き起こりました。
主体は本人にあるのか、我慢にあるのか。
隠れているのか、隠しているのか。
なんというか…収まりが悪いのですよ。
完全にメンドクサイ奴ですね、私💦
変なこだわり、暴発。
でも実は、こういうところが大事なポイントになるんじゃないかなと感じるのです。
全体としては『私たちが我慢をしなくてはならない状況を減らしていこう!』という取り組みなのだろうという大雑把な理解を前提にして、完全に私視点で中身を解析してみます。
⇦ほんとにメンドクサイ奴でごめんなさい💧
私は最初、
●『我慢している自分にもっと気付こうよ!』
がこの取り組みのメインメッセージなのかと思いました。“隠れ”ているその自分の我慢をちゃんと認識しましょう、という文脈なのかと。
…でも大体の場合、我慢には気づいているのですよね、本人は。
だからアンケート結果が『⼥性の8割が、不調を我慢して仕事や家事をこなしている。』と出てくるわけで。つまり、隠れてはいない。
むしろ、“不調を我慢して家事や仕事をすること”がほとんどない、全くないと返答されている2割の方に対してであれば、このメッセージは当てはまるかもしれません。でもそんなに捻じれていませんよね、やっぱり。。。
となると…?
●『我慢している本人!我慢を隠したりしないで、表に出そう!』
…これだと、「隠れ我慢」という表現にこだわらず、そのまま「我慢隠し」と言った方が素直だと思うのですよ。そんな我慢を隠さないで過ごすためのテクニックやアドバイスが、元のサイトにもいろいろと載っています。でもその中身をみるに、ただの「我慢」との違いがちょっと曖昧で…。
もちろん、「我慢隠し」ではキャッチ―さが微塵も無くなってしまうというのも分かります!
●『他人に我慢させているかもしれないよ!もっと気を遣おう!』
…これならば!”隠れ”ているかも知れない他人の我慢があるんだよ~。もっとアンテナ張って、他人の「隠れ我慢」に気がついて、みんなが生きやすい世の中にしましょうよというメッセージ、アリですね♪
そして、そこから視点を広げると、こんなメッセージにも繋がります!
●『こんな種類の我慢をしている人もいるって、もっとちゃんと知ってほしい!』
女性のPMSや生理痛、天気による片頭痛、更年期障害など!
…確かに!この意味であれば「隠れ我慢」という言葉でもしっくりきます。
あぁ、なんてメンドクサイんだ私。さすがに自分でもちょっと呆れてきました😅
いや、なぜこんな事に変なこだわりを見せてしまったかというと、主体がはっきりしないことで結局誰に何を訴えたいのか分かりにくいな…と感じてしまったからです。
定義って、大事ですよね。
ただ、実際の取り組みの中身を見ると、まさに後段2つのメッセージに近いことが行われているのです♪
#OneMoreChoiceプロジェクトと銘打って、例えば大学で生理やPMSに関するサポートを具体的に始めていらっしゃるようです。
ちょっとケチ付けるような感じになってしまってすみません💦
本音は応援なんですよ!
がんばれツムラさん❣