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70点の社会
自己紹介
はじめまして。総務部の田中です。
都市科学部の中でもマイナーな環境リスク共生学科(通称:環リス)の所属です。
座右の銘は「大平凡主義」。
意味は「凡事徹底」に近く、「当たり前が当たり前であることを大切にする」というもので、何事も当たり前に熟せる”普通”の人間でありたい、そんな何の面白みもない夢をなんとなく抱きながら、日々を浪費しています。
Q&Aコーナー
「今までで一番面白いと思った人物について」
高2の時の数学教師です。
その年に着任したばかりで「誰?」という状態の初回授業、「俺のことなんて知っても意味ないだろ」と自己紹介もせず小テストを配布し始めたことは、今でも鮮明に覚えています。
70点の社会
「リスって何やってるの?」
よく訊かれますが、私にも分かりません。これに対して自信のある回答を持ち合わせている環リス生はいないと思いますが、いたらコメントやリプにて回答をお願いします。
しかし、自分の学科をよく分からないで片付けるのは何だか癪ですし、役割的に求められている気もしたので、良い機会だと思って自分なりに考えてみました。以下、完全な私見です。
環リスのウリである「リスク共生」は、「リスク最適化」と対極の考え方です。
ここでの「リスク」は「不確かさと与える影響」と定義され、「リスク最適化」では個々のリスクを0にしようとする。簡単に言えば、安全性を99.9%ではなく100%にする。そしてすべてを0か1にして少しの不確かさも排除することで、それによる予測不可能な影響を無くし、オールクリアな100点の社会を実現しようとする、そんな考え方でした。
一方の「リスク共生」は一言でいえば、70点の社会。
個々のリスクを取捨選択したり、その許容度合いをパラメータとして弄ったりして全体を最適化し、合格ラインの70点を目指そうとする。分かりやすいを挙げれば、エネルギー問題。原発や火力、再エネにもそれぞれリスクがあり、その中でどのリスクをどれくらい許容するか。国として必要な電力量や資源量、環境問題といった観点もあるので、全てを0と1で判断することは難しい。そこで、目指すべき将来像と照らしながら、リスクの許容度を決めていく、という感じです。温暖化対策で言えば、抑止策よりも緩和策。地球温暖化など人類にはどうしようもなく、環境問題も多様に存在するので、「地球」というリスクを受け入れた上で、人類が生き残れそうな道を探そうとしています。
そして、このような社会を実現するために、普段は環境科学や環境工学といった分野の勉強をしています。
長くなりましたが、以上が上述の問いに対する私なりの回答でした。
ほら、よく分からないでしょう?
次の人への質問
「好きなおにぎりの具は何ですか?」