PCカード型GPIBコントローラーで測定器を制御 PART 5
コントロールの使い方
制御パネルで使ったコントロールの使い方を纏めておく。
インターバル測定
タイマー割り込みを使い、一定間隔で測定データを取得する。
インターバル測定用のダイアログ作成
ダイアログには測定間隔設定用エディットボックスとタイマーのSTART、STOPボタンを設置する。TimerOnのチェックボックスはGPIBのエラー発生時、強制的にIeEnter()関数をスキップさせるため。
タイマー割り込みの使い方
タイマーメッセージ受信時にIeEnter()を実行し、データを取得。それをエディットコントロールを貼り付けたクライアント領域に表示させる。このデータはテキストファイルとして書き出せるようにする。
タイマーは複数同時に起動できる為、識別のためのタイマーID(TID)を定義しておく。起動したタイマーは終了時、全て開放する必要がある。
クライアント領域への受信データ表示
制御キャラクタはそのまま表示できないので代替表示させる。
取り込んだデータを一文字ずつ解析しクライアント領域に表示。 ここで受信データを処理する関数(ヘッダと数値の分離など)へ渡したりする(現在はそのまま表示)
ファイル保存
「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」より、クライアント領域に表示されたデータをそのままファイルに保存する。 エディタの様にコメントを書き込むことも出来る。
これでデータ表示およびファイルへの書き込みが可能に。
次は測定開始時にログファイルを作成、そこへ日時と共に書き込めるようにする。