【2】ふくしま浜街道トレイル全部歩こう記録@いわき市四ツ倉〜楢葉町木戸
3日目。
前回終了した四ツ倉海岸の防災緑地から再スタートです。
1〜2日目はこちらから▼
今回のルート
四ツ倉・久之浜・末続
いわき市も、いよいよ大詰め。この日は秋晴れで気持ちが良い天気でした。相方は前日まで東京で予定があったため、当日の朝に四ツ倉駅で集合。やる気がみなぎる私と、ぼんやりしている相方。歩きながら、なんとなくテンションを合わせていく。
これまで歩いて来た道がずっと見える。遠すぎて、どこがどこだかわからないけど確かに歩いてきたんだなあ、と少し感動。特別誇れるものをもっていない私でも、これだけ歩けるんだと余計なことも考える。
朝の漁港はいつでも気持ちがいい。きらきら光る水面。もっと朝早く訪れていたら、漁師さんが作業をしている様子が見れたのかもしれません。
漁港を抜けて、395号線を歩きます。ここは、国道6号の旧本線区間にあたります。旧道とか旧ロッコクとか呼ばれているのを耳にします。
ちなみに、現在国道6号線となっている久之浜バイパスは、渋滞解消や災害に強い道路の整備を目的に作られたようです。詳しくはこちらに書いてありました。
私はよく久之浜バイパスを車で通るのですが、仙台→東京方面に向かって走るときに見える海が大好きです。機会があればそちらも是非。
この日、天気は良かったのですが波は結構荒れていて、波立海岸にある弁天島には強い波が。そんなに荒れていなければ、橋を渡って鳥居の足元まで行くことができます。
道路を挟んで反対側には「波立薬師堂」があります。こちらは、時期になると紫陽花がとてもきれいでおすすめ。
防潮堤に沿って歩き続けると、町にでます。途中、立ち寄ったのは「秋葉神社」。東日本大震災のときに津波がきましたが、本殿の一部と鳥居が倒されただけで済んだそうです。
他にも気になる神社や久之浜漁港に行きたい気持ちを抑え、末続に向かって歩き続けます。秋の実りと虫たちに癒されながら、旧道を通ります。
この日のお昼はすえつぎCAFEさんで。自家焙煎コーヒーとスパイスカレーがとっても美味しいお店です。ルートから少し外れて歩きますので、時間に余裕をもっていくことをおすすめします。ゆったりさせてもらい、回復。
古いトンネル。末続隧道とあります。ここも旧国道6号線だそうです。
広野町
いよいよ、広野町へ!
広野町は「日本一美しい日の出の町」「東北に春を告げるまち」をキャッチコピーにした、穏やかで美しい町です。
ここからずっと、広野町はひたすら綺麗でした。時間帯がよかったこともあり、田んぼ、ススキ、海、どれもがきらきらしていて、つい足が止まってしまいます。
広野の防災緑地は、今まで歩いてきた防災緑地より整っている印象をうけました。柵がなかったり、東屋が立派だったりしたからでしょうか。
浜街道広野宿にある下北迫地蔵尊。イボ取り地蔵さまとも呼ばれているそう。台座を入れると高さは3メートルほど。
広野町といえば、二ツ沼公園。私は幼いときこの公園でローラースケートの練習をしたり、花火大会を見に来たり思い出がいっぱいです。
春は桜もきれいなので、四季おりおり楽しめます。この日は到着が遅くなったので、広野町熱帯フルーツミュージアムには寄れず。(顔はめパネルだけやりました)
楢葉町木戸
やっと、楢葉町に突入。Jヴィレッジのサッカー場の横を通り、木戸駅へ向かいます。
暗闇をゆったり歩いて到着。がんばったー。
翌日は木戸駅から再スタートです。
後日談
ハイキング中に立ち寄れなかった久之浜漁港と、津守神社に行ってみました。
久之浜漁港はいわきエリア、最後の漁港。造船所もありました。猫たちもたくさん。
津守神社は登ってからの景色がとてもいい。久之浜の町が見渡せます。少しルートから外れますが、お時間があれば是非。
帰ってきてから色々調べていたら、久之浜は昔、楢葉郡に属していたことが分かりました。
知らないことだらけ。歩く時にいつも使っているスーパー地形というアプリには「今昔マップ」という地図が表示できる機能があります。これを見ながら歩くと、さらに楽しくなりそうです。
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