【3】ふくしま浜街道トレイル全部歩こう記録@楢葉町木戸〜大熊町大川原
前回終了した木戸駅から再スタートです。通算4日目になりました。
疲れが出てしまい、寝坊。
今回のルート
楢葉町
楢葉町はわたしの地元。ここで高校生まで過ごし、大学進学のために関東へ出ました。東日本大震災は高校1年生のときでした。
社会人4年目の終わりくらいにUターンをして、今も楢葉町に住んでいます。帰ってきてからロングトレイルと出会い、歩く中で地元の歴史に興味を持ち始めました。
楢葉町は昭和31年に木戸村・竜田村が合併してできた町です。今も木戸駅と竜田駅が現役で残っています。おじいちゃん、おばあちゃんに合併前の話を聞くと、「木戸と竜田は仲が悪かった。木戸川を挟んで石を投げ合っていた。」という話を高確率で聞きます。
トレイルのルートは、木戸駅を出て、木戸宿へと向かいます。木戸宿には麹屋さん、呉服屋さん、文房具屋さん、小麦をうどんにしてくれるお店など、たっくさんのお店があったそうです。当時は、街道の真ん中に用水堀もあり、旅人の休息のための手水にしたり、馬の水くみ場に使っていたとのこと。
当時の生活を調べてから歩くと、少し見方が変わって面白いです。
木戸宿を抜けると木戸川です。国内有数の鮭の捕獲数を誇る河川として有名でしたが、震災をきっかけに捕獲量が減少してしまいました。それでも、漁協の方々は懸命に努力を続けています。
2024年は幸先のいいスタートのようです!
木戸川を抜けて、天神岬に向けて歩きます。
天神岬を下り、井出浜のほうに下ります。
この日、ランチをしようと思っていたなら福さんは大盛況につき入れず。次は富岡町のコンビニまで行かねばなりません。ちょっとつらい。
波倉の海岸のほうへ向かいます。ここからは、東京電力 福島第二原子力発電所が見えます。
富岡町
セブンイレブン到着!
一息ついて、また歩き出します。稲の収穫時期で、そこかしこでコンバインが動いています。
富岡駅まで来ました。とみおかワインドメーヌさんのブドウ畑の横を通ります。
2025年にはワイナリーがオープンする予定で、絶賛工事中でした。
富岡漁港を右手に富岡川を渡ります。
この日は寄れませんでしたが、「フキノトウ」さんのご飯もとってもおすすめです。とみおかワインドメーヌでボランティアをしていたことかきっかけで移住をしたご夫婦が営んでいます。
ルート沿いではありませんが、少し先に「小良ヶ浜」があります。かつて、日本一小さい漁港があったそうです。
林の中を歩いていると、いつもお世話になっている方が車で通りかかって、楽しくおしゃべり。バウムクーヘンの差し入れもいただき元気がでました。ありがとうございます!
夜の森へ向けて歩き続けます。途中雰囲気のある鳥居を見つけて、吸い込まれるように入ってみる。
日暮れの夜の森の桜並木を通り、夜の森公園を目指します。この日は、「夜の森パークシネマ」という映画の野外上映会が開かれるとのことで、参加しにいきました。キッチンカーも出ていたので夕飯を調達し、芝生に寝転びながら映画の上映時間まで待ちます。
寒すぎて凍えましたが、なんとか最後まで見ました…
大熊に宿を取っていたので、すぐに出発。
大熊町
20時に出発したので真っ暗。冷え切った体を歩きながら温めます。
宿は「ほっと大熊」。ここは大浴場があります。
どうしても入りたい私たちは21時までにたどり着けるように急ぎます。暗いし、急ぎたいしで道中の写真はほぼありません。
昼間はいい雰囲気なので、是非明るい時間に歩いてみてください(笑)
きらきらのほっと大熊がお出迎え。
お部屋もお風呂も最高でした!!!凍えたからこそ、お風呂のありがたみが染みる。いい経験でした。
最高の設備でゆったり休みます。近くに住んでいると泊まることもないのですが、トレイルをきっかけに訪れることができてよかったです。
さて、明日は5日目。桃内駅まで。
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