見出し画像

東信三商工会議所女性会 若手後継者育成事業研修会2024

12月5日。東信三商工会議所女性会 若手後継者育成事業研修会(2024年度上田商工会議所女性会主催)が、AREC(浅間リサーチエクステーションセンター)にて開催されました。参加者は東信地域の事業者約50名。

講師に経営ジャーナリスト瀬戸川玲子先生をお招きし「幸せなチームをつくる女性リーダー5つの秘訣」と題し経営やチームつくりの秘訣をお聞きしました。

瀬戸川先生は『週刊ホテルレストラン』にて記者歴31年を経て、経営ジャーナリストとして独立。その経験を生かし講演会は3000回以上されているそうです。
数々の講演会をこなしてきた瀬戸川先生ですが「今回のように女性が大半を占める講演会は初めてで、大変うれしくスライドを増やしてきました」と冒頭でご挨拶がありました。

講師のご紹介は佐久商工会議所女性会 
中村会長より。

先ずは5つの秘訣
①「目的」と「目標」まぜるな危険
②「誰でもできること」を非凡なまでに貫く大切さ
③ 伝えたいことを伝えたいように伝える方法
④ アンコンシャスバイアスを意識する
⑤ 透明性を高める
を掲げ、なぜこの5つが経営及びリーダーとして大切なのかをお話されました。

ようやく女性が社会進出できる時代が来たけど、まだまだ先進国の中でも最下位で、日本の女性は働きにくい状況がある、私の経験の中でも「女性が家を空けて仕事をするなんて」などと言われたこともあると、自身のお話を織り交ぜながら講演してくださいました。

その中で、社員のモチベーションを上げる一番簡単なことは「挨拶」であると。挨拶なんていつもしていることだから…と思いがちですが、挨拶の3つの条件①笑顔で②目を見る③言葉が明快が重要で、挨拶は会社の質につながり、仕事人の誇りとなり、会社の品格に比例するとのことでした。

特に心に残ったのは「無意識の偏見 アンコンシャス・バイアス」についてでした。結婚し子どもがいる女性にありがちですが、女性は大変だろう→任せない→能力が育たない→任せられる女性がいない→思った通りだ!という循環に入ってしまうことで、女性の社会進出が遅れ社会のよどみになる、というお話には共感しかありませんでした。

アンコンシャス・バイアスの緩和策として①概念を知る②自覚する③気を付けることで、次世代の女性は自分を過小評価せず「はい!イエス!喜んで!」と積極的に仕事を引き受けてほしい!とおっしゃっていました。女性が活躍できる社会には良いことしかなく、例えば①優秀な人材を確保できる②労働力が増える③経済成長につながるなど、社会にとって有益なことしかなく、自身にとっても、能力が発揮できたり、経済的に独立できたりと良いことづくめだそうです。

最後には「人間力とは」のお話の中で「鬼と金棒」を例題とし参加者に問い、講演時間1間30分があっという間に終わりました。

女性が家を空けることに後ろ髪を引かれず、社会で活躍することをひがまれない時代がそこまで来ていると期待したい!と心から思える講演会でした。

講師御礼の挨拶は小諸商工会議所女性会
大西会長より。

瀬戸川先生、大変有意義な講演ありがとうございました!

最後に、会場設営に多大な協力をいただきましたAREC様にも厚く御礼申しあげます。

瀬戸川礼子先生と東信三商工会議所女性会会長

【講師】瀬戸川 礼子氏((同)リバーオフィス代表)

【プロフィール】

経営ジャーナリスト・中小企業診断士・講師。30年にわたり、47都道府県すべてに複数回ずつおもむき、さまざま な業態の3000人以上の経営者と、それ以上の社員に出会ってきた。その経験を通じて得た「幸せに働き生きる ヒント」を、本の執筆、講演や研修、コンサルタント、YouTube 【幸せに働き生きるヒント】などを通して広めている。

著者に『いい会社のよきリーダーが大切にしている7つのこと』『顧客満足の失敗学』『女将さんのこころ』など。 法政大学専門職大学院卒(経営学修士号)。

経済産業省おもてなし経営企業選選考委員、中小企業庁政策審議委員などを歴任。現任ではホワイト企業大賞委 員、東証プライム市場企業の社外取締役を務める。

主催 上田商工会議所女性会

#ReikoSetoguw
#幸せなチームをつくる女性リーダー5つの秘訣
#リバーオフィス
#経営ジャーナリスト
#佐久商工会議所女性会
#小諸商工会議所女性会
#上田商工会議所女性会
#AREC
#浅間リサーチエクステーションセンター

いいなと思ったら応援しよう!