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横浜ダービー
noteを始めるにあたり
みなさんこんにちは。
横浜FC C.R.O(クラブ リレーションズ オフィサー)の内田智也です。
いつも横浜FCや僕自身への温かなお声がけやサポートをいただき、ありがとうございます。
練習場やスタジアムなどでみなさんとお顔を合わせて、挨拶できることを嬉しく思っています。
これまではnoteはアカウント開設してはいたもののなかなか手をつけられず(言い訳)でしたが、
8/26(土)に行われた 横浜FC対横浜F・マリノスとの「横浜ダービー」を終えた今、常々感じていること、試合が終わって改めて感じた事を書き記したいと思いました。
僕は選手として
2002〜2007シーズン
2012〜2016シーズン
まで11年間、このクラブでプレーさせていただきました。
2017年は半年ほど、香港でプレーをして
その後、2017年の9月に現役を引退。
引退後もありがたいことにクラブスタッフとして、このクラブに携わらせていただいています。
いざ書き出してみると自分自身の考えや活動などキリなく書けそうだと思いましたが
続きはまた別の機会で。
過去、そして現在
2023年8月26日(土)、横浜FCのホームスタジアムであるニッパツ三ツ沢球技場で
同じく横浜を本拠地とする横浜F・マリノスとの「横浜ダービー」が行われました。
試合前までにチケットは全席種完売🎫
満員御礼となったスタジアム。
いつも以上に熱の入った両クラブの応援が
スタジアムのボルテージを最高潮に。
キックオフ前のスタジアムを見て
自分の記憶と重なったのはやはり
2007年3月10日(土)の横浜F・マリノスとの
横浜ダービーの光景でした。
横浜FCにとって初めてのJ1の舞台。
自分自身にとっても初めての「横浜ダービー」は、
16年間の現役生活の中で数えるほどしかない
記憶のない試合の一つとなっています。
サポーターが作り出してくれたスタジアムの雰囲気は想像を遥かに超え、
どこか夢の中にいるようにフワフワして落ち着かない中で、
あっという間に90分が終わってしまったという印象です。
無限に走れるんじゃないかと思うほど、アドレナリンが出ていたことと乾貴士選手のドリブルに必死に食らいついていたことは覚えています。
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ピリピリとするような緊張感と
声援を背に戦えるワクワク感。
今でも体にその感覚は残っています。
今回の「横浜ダービー」も選手達は同じ空気を感じていたと思います。
立ち上がりから互いに自分達のスタイルをぶつけ合う展開。
試合が動いたのも早い時間帯。
セットプレーの流れからマリノスに先制を許してしまう。
今シーズンは先に失点すると、気落ちしてしまうことが多く、この先どうなるかと一抹の不安が。
しかしそんな心配も杞憂に終わりました。
この日の選手達は逆境や劣勢に立たされても決して怯むことなく、前へ前へ。
前半のうちに追いつくと、後半には勢いそのままに一気に押し切り、終わってみれば4-1。
今シーズン初めての逆転勝利を挙げました。
ただ、内容を見ればこの試合も本当に紙一重で、もしかしたら前半の内に試合が決まってしまっていてもおかしくなかったことも事実。
横浜F・マリノスが先制後も攻撃的なスタイルで挑んできてくれたことも横浜FCにとっては幸いしたと思います。
ただこの試合は技術や戦術だけではなく、
大きなアドバンテージとなったのは、
スタジアムの雰囲気やサポーターの方々の熱、
このクラブに関わる方々の想いが
大きな力になり、選手を後押ししてくれました。
そのくらい素晴らしい試合でした。
今シーズン、サポーターの皆さんには、
なかなか笑顔で帰路についてもらえることが
少なく、
悔しい思いばかりさせてしまっていたので、
この日ばかりは、楽しい気持ちでスタジアムを後にされたのではないかと思います。
できれば毎試合、選手のみなさんお願いします。笑
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足りないこと、増やすこと。
選手としても引退してクラブスタッフとしても日々活動する中で常々感じてきた、感じていることがあります。
それはどうすれば
「このクラブを応援したい、支えたい」
「このクラブでプレーしたい」
と思ってもらえるかということ。
このクラブがこれからさらに強く
大きく発展していく為にはまだまだ足りない。
それが「クラブを愛する気持ち」だと思います。
ファン・サポーター、パートナーの方々、横浜FCに関わるすべての方々にこれまで以上にこのクラブを好きになってもらうこと。
このクラブでプロサッカー選手になりたい。
このクラブでプレーしたい。
このクラブのために。
というような想いを持った選手にこのクラブを選んでもらうこと。
1人でも多く、想いを持って、クラブと共に歩んでくれる人を増やしていく事が、
選手やクラブスタッフとしてこのクラブに携わってきた自分の大きな役割だと思っています。
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そしてそのきっかけの一つになるのが、
「横浜ダービー」だと感じています。
改めて体感した横浜ダービーが作り出す雰囲気はやはり格別で様々な人の心を動かすものであることは間違いないです。
時代や人が変わっていく中で、クラブの歴史や成り立ちをしっかりと理解してもらい、いかに新しい人たちへバトンを繋いでいけるか。
横浜FCが誰からも愛されるクラブになるために
まずは自分にできることから。
そして周りのみなさんの力を借りて
より大きな力に変えながら。
まずはJ1残留へ。
また次節からも熱いサポートをよろしくお願いします。