【合格したら】入学手続の基本と注意ポイント
2024年度の大学入学共通テストも終了し、これから国公立大学の2次試験や私立大学の一般選抜試験を控えている時期かと思います。
自分の力を出し切った後は合格発表が待っています。今回は大学に合格した後の入学手続きについて、押さえておきたい基本や注意ポイントを解説します!
➀合格後のマストアイテム「入学手続要項」
合格=入学というわけではありません。大学に入学するためには、入学に必要な手続きを行う必要があります。手続き内容は大学ごとに異なり、同じ大学でも学部によって異なることもあるので注意が必要です。入学を考えている大学の「入学手続要項」を入手しましょう。
入学手続要項は合格通知書と同封されて郵送されることがありますが、最近では大学のホームページからのダウンロードや、UCAROの「受験一覧」の出願情報から入学手続情報を閲覧できることがあります。各大学で決められた方法で入手しましょう。
入学手続要項を入手したら、入学手続に必要な情報の確認です。特に以下の点をチェックしましょう。
必要な入学手続書類とそれぞれの提出方法
郵送が必要な書類と提出締切日
入金方法と振込締切日
入学手続に必要な情報は入学手続要項にすべて記載されています。手続きを進める中で分からないことが出てきたら、すぐに確認できるようにしておきましょう。
②入学手続時に大学に提供する情報について
入学手続時には以下のような「情報」を大学に提供する必要があります。
本人情報
保証人情報
緊急連絡先
通学住所情報
提供方法は「紙の手続書類に記入をして郵送をする」場合と、UCAROのように「WEB上で入力する」場合と、「紙とWEB両方」の場合があります。大学ごとに決められた方法に従ってください。
お子さまが記入や入力をする場合は、「保証人情報」や「緊急連絡先」をあらかじめ決めて共有しておくと、手続きをスムーズに進めることができます。
③郵送が必要な入学手続書類について
入学手続書類の中には郵送(原本の提出)が必要な書類があります。
大学の入学手続はWEBのみでは完結しないところもまだまだ多いので、WEBで入学手続に必要な情報を提出した場合は、特に注意してください。
郵送が必要な書類も大学によって異なりますが、書類の一例を挙げておきます。
高等学校卒業証明書、または高等学校卒業程度認定試験合格証明書
原則、原本の提出になります。コピーや見込み証明書だと認められない場合があるので注意してください。誓約書
誓約書を書く場合は内容をよく確認・理解してから記入しましょう。また、本人と保証人の署名が必要な場合が多く、それぞれ本人が記入する必要がある(代筆ができない)ので注意してください。住民票
発行日の指定(例:3ヵ月以内)があるので注意してください。
高等学校卒業証明書は、高等学校に申請してから発行まで数日かかることがありますし、住民票を入手するには市役所に行く必要があります。
入手するのに時間がかかる書類があることを考慮して、手続きを進めましょう。
④入学諸費用の納入について
入学諸費用は、大学が決めた期限までに指定口座に振り込みます。入学金と初年度授業料の一部を合算した場合が多いです。
また、納入方法は大きく分けて、一括方式と二段階方式があります。
一括方式
入学金と初年度授業料の一部をまとめて1回で納入します。二段階方式
支払いが一次と二次で分かれ、それぞれで期限が設けられています。一次手続では入学金を、二次手続きでは初年度授業料の一部を振り込むのが一般的です。同じ大学の他学部や他大学を併願していて、その結果を見てから入学するかを決めたい人は利用を検討しましょう。ただし入学金は返還されないため、注意が必要です。
振込期限までに手続が完了していないと、基本的に入学は認められませんのでくれぐれもご注意ください。
おわりに
保護者として気になる入学諸費用関連の情報や入学手続期間は入試要項にも載っています。
本命の大学とそれ以外の大学の合否結果のパターンによって、いつまでにどのような手続きが必要か、スケジュールやToDoリストで管理することをお勧めします。
参考:大学共通テスト直前!家族が知っておきたいスケジュール管理やリマインド方法|UCARO family|大学受験お助けnote
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