ポートフォリオ
今後東京で活動していくにあたり、ポートフォリオを作っています。
ポートフォリオとは、自分の履歴や能力を周囲に伝えるための作品集みたいなもんで、過去の経歴、実績、何が出来るかなどを書いていきます。
すかした呼び名ですが、簡単にいえばプロフィールです。
クリエイターにとってはしょっちゅう書いたり更新したりするので馴染み深いものなんですが、一般の方はあまり書くことがないと思います。
まぁ履歴書みたいなもんです。
今までどんな仕事をしてどんな特技があるのか。
もちろんこの場合の特技は「音を鳴らさずに漬物食べる」とかではなくて仕事に活かせる特技です。
他にもどんな仕事を何年続けて、どんな人と関わってきたのか、など。
このポートフォリオ、クリエイター以外の仕事をしている方でも、定期的に書くことをお勧めします。
お勧めする一番の理由は自分の現在地を客観的に見ることが出来るからです。
自分ではしっかりやってきたつもりでも、文字で書くとなると案外書くことなかったりするものです。
自分の武器や欠点も見えてきますし、今後どの方向に進むのが一番成功しやすいかも見えてきます。
会社員の方が転職の際に書く場合、まず今まで在籍した会社にどれだけ利益をもたらし貢献したのかを書くことになりますが、プロフィールに書くほどの事となると意外と少ないんですよ。
例えば「毎日遅刻せずに出社して一生懸命働いた」
もちろん大事なことですが、転職の時の武器にはなりません。
実は一番大変な事なのに、文字にすると普通の事ですから。
それよりも「○○という商品の開発に携わり会社に○○千万円の利益を与えた」の方が強いです。
その間遅刻しまくってても書かなきゃいいだけですからね。
僕のような仕事の場合、細かい仕事(ライブとか)はプロフィールに書くほどのことでもなく、受け取った相手もその部分は大して読んでないので、それよりは大きい仕事(誰もが知る番組)を1つ書く方が相手に与えるインパクトはでかいです。
もちろん細かい仕事を否定しているわけではなくて、それでは相手に刺さらないということです。
日本という国は、相手の能力を見ようとせずに、今までの実績で能力を測ろうとしてきますから。
そのせいで埋もれてしまった才能も多いはずです。
大人になると思い出以外で過去の事を振り返ることってないと思うので、悩んだり、時間がある時は一度紙に書いてみて、今後進むべき方向を確認しましょう。
自分でも気付かなかった新しい可能性が見えてきますよ。
ではまた。