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【梅田サイファーPROFILE③】KOPERU、ILL SWAG GAGA、Cosaqu、HATCH

このフリースタイルブームを作った、西側の震源地でもあり、日本一ラップが好きな集団「梅田サイファー」
トラボルタカスタム&Never Get Old 東阪福 RELEASE TOUR 2019 東京WWW に参加したメンバーに年齢や略歴、お気に入りの参加曲、ラップをする理由、今後の展望、最近のモテエピソードを聞いてみた。人物への理解が深まれば、梅田サイファー名義の楽曲はもちろん、ソロ楽曲もより造詣深く楽しめるだろう。彼らのそのままの言葉で出来る限りノーカットで、リハーサル中の撮り下ろし写真と共に書き残そう。
第3回はKOPERU、ILL SWAG GAGA、Cosaqu、HATCHの4人に話を聞いた。

KOPERU

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15、6歳くらいから梅田サイファーに行きはじめて、ラップもはじめました。R、ペッペくん、たまこぅで、コッペパン。あとはRくんと二人でやる時期があって…今はフラワーアレンジメントと料理を出したりとかもしてます。

年齢 28歳
梅田サイファーで参加しているお気に入りの楽曲
テレフォンショッキングです。コッペパンってリリースというか、世には音源を一個も出してなかったんですけど、それが初めて全員フルメンバー揃って出せて、最初で最後の。それだけはすごい、思入れはありますね。

なぜラップをするのか、もしラップをしていなかったら?
ラップを続けてる理由はそれしかやらなかったからやし、多分それしかすることがなかった、とは思います
自分にとっての社会出るっていうのはサイファーしかなかった、自分より年上の人がおったりとか、社会が生まれてるのが梅田サイファーやったから、そういう人らがいるからもっとやりたくなるし……っていう。やってなかったら花やってたかな、お花屋さん、フラワーアレンジメントの先生とかやってたと思います。

これからの梅田サイファーはどうなると思いますか?KOPERUさんのこれからの活動は?
これからの梅田サイファーは今の感じが続くのはダメやと思ってて、みんなで準備して、みんなで動いてるまま、では潰れるんで、なるべく梅田サイファーでやれる規模くらいで個人がやっていくってならないと無理やと思ってます。それはソロもあるでしょうし…梅田サイファーはみんなが”帰ってくる場所”にならなあかんなって思います、今はみんなが“いる場所”。でも、もう歩道橋にはいないわけで。それをもっと個人がレベルあげていって、帰ってこれる場所になれば良いなって思います。
自分個人の活動に関しては2020年は料理にしても花にしても音楽にしても、お金を作る、とにかくお金作ることをやっていきたいなと思います。CDは出さないですけど、音源はしっかりと定期的に出せるようにしていきたいですね。

最近のモテエピソードは?
言えるのは…今、間借りで料理を出してるんですけど、そこに女の子のお客さんが来て自分の料理を食べたいとか会いたいって来てくれることですかね

Cosaqu

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もともと2003年くらいからラップ初めてて、ラッパーとしてアルバム1枚発表してます。で、トラックメイクもラップと同時にはじめてて、それこそ高槻posseっていうグループとか、梅田サイファーでのトラック提供をはじめ、レコーディングとかミキシングとかエンジニア関係の仕事も色々やってます。

年齢 34歳
梅田サイファーにはいつから?
梅田サイファーのメンバーではないんですけど、KZとふぁんくは昔から知ってて、pekoは10年前からよく一緒に遊んでたし、KBDさんにはラップやってた時の主催イベントに出てもらったりしてて、それぞれ関わりはあったんですけど、梅田サイファーの作品に関わり始めたのはNever Get Oldからです。KZの2ndアルバムのCASKを作る時に「Cosaquさんとこでやりたいんですけど」って連絡をくれて、その後にKZが梅田サイファーもお願いしたいですみたいな感じで…今に至るって感じです。

梅田サイファーで参加しているお気に入りの楽曲
Never Get Oldかな。KennyDoesのソロなんですけど、名義的には。梅田の面々とやった一番最初の曲で、アルバムのタイトル曲でもあって、MVにもなってて、なかなかね、曲のセットリストでも一番最後にやる締めの重要な曲というポジションかなと思うんで、それが作れたのはすごい良かったなって思います。

なぜ音楽を作るのか、もし音楽をしていなかったら?
最初はラップすんのが楽しいとか、そういうのがあったっすけど、今はみんなと曲つくんのが楽しいから。作るたびに更新されていく自分がいる、モチベーションというか。音楽やってなかったら、画家なってたんじゃないですか…!

これからの梅田サイファーはどうなると思いますか?Cosaquさんのこれからの活動は?
ラッパーに関してですけどみんな2020年はソロの動きが大きいと思うんですけど、みんながそこでさらに活発になって、もっとおんなじ方向向いて次の梅田のアルバムに突っ走って欲しい。そうしたらまた今より大きい舞台に行けるんちゃうかなって。
僕は今年は出来るかわかんないすけど、ビートもレコーディングとかもラップのディレクションとかも含めた自分のプロデュースアルバムを、スケジュール的にわかんないですけど、出せたら出したいですね。

最近のモテエピソードは?
高二まで遡りますね。高二の時に私立の高校行ってたんすけど、私服やったんすよ学校が、阪急電車梅田から乗ってて、で、新学期始まった時に全身青色の制服の女子高があったんですけど、そこの女子高生と毎朝車両が一緒になってたんです。で、一人、めっちゃ可愛いなと思って結構チラチラ見たりしてて、たまに目あったりしてて、後日サッカー部の先輩から「お前のこと紹介して欲しいって言ってる子おる」誰ですかっていったら「毎朝電車一緒になってる子」って言われて、最初はドッキリちゃうかなと思ってたんですけど、とりあえずメールすることになって、それでも勘ぐりつつメールしてたんですけど、今度一緒に待ち合わせしていこうってことなって待ち合わせしたら、ほんまにその子が立ってて、その時はじめて声とか聞いたんですけどアニメ声で「おはよう、私、人よりちょっと左に心臓傾いてんねん」って言われて…ちょっと冷めたっていう。でもちょっとだけ付き合いましたね、一回運命感じてたんで。

ILL SWAG GAGA

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2008、9年くらいからHIPHOP聞き出して、それからほぼ同時くらいにサイファーやり出しました。大阪おるときはやってたんですけど、僕仕事が決まったんが4年前で、そこで名古屋転勤になって結構ラップから離れてしまってたんですね。で、Never Get Old呼んでもらって参加させてもらって、色々話し合って、またもっかいちゃんとやっていこうというところで、アルバム『PEDIGREE』作りまして、HATCHくんにアートワークしてもらってます!

年齢 30歳

梅田サイファーで参加しているお気に入りの楽曲
僕は風向きっすね。なんでかっていうと、あのverse自体が自分が大阪でラップバリバリやってた頃を思い返して、メンタリティーとか、無理やり戻して書いた曲で、それでも自分の中ではきっかけになったし、自分の中の基本ベースというか、柱の一つになっている曲だと思います。

なぜラップをするのか、もしラップをしていなかったら?
GAGA「ほんま舐めてる理由なんすけど、mixCD聞いた時に大学の友達からHIPHOP全然聞いたことない時に聞いたんすよ、ほんま一番はじめに聞いたんが、BOMBRUSHで。ラップ聴いて、これ俺でもできるやろってガチで思ったっすね、でガチで思ってガチで始めて、ガチでできなかった。続ける理由ってのはなんか、一回舐めてしまったいうのもあるし、やってて面白いっていうのもそうやし、遊びたいしっていう。いろんな理由があるんで、続ける理由を一つには絞れないですね。
ラップやってなかったら、全く想像つかないっすけど一個浮かんだんが、理想論も含めて旅してたんちゃうかなって、か、クソ社畜か。」
KOPERU「社畜じゃないと思う、就職してないと思う」
GAGA「あ、それやな」
KOPERU「梅田におったからちゃんと仕事についたと思う」
GAGA「それはあるな、逆に梅田があったから留年したけどな」

これからの梅田サイファーはどうなる?GAGAさんのこれからの活動は?
みんなにもう一個付け足すんやったら、自分も含めて、自分が自分であるためのキャラ立ち、自分にしかできひんものを追求して行けること、ほんまにアベンジャーズ。で、その自分にしかできひんものっていうのは絶対新しいものやから、新しいものを追求していけると思う、イコールではないけどニアイコールくらいかなって。そういう集団になりたいっすね。そやな…虹色レンジャーみたいな…
2020年はほんまにソロやってきます、予定として、春夏でPV1本あげて、ライブやって、2021年の春夏でまた1枚アルバム作ろうかなって思ってます、トラックにリリックを乗せて終わりではなく一曲一曲を「曲つくりとして」作り込んだ一枚を作りたいです。

最近のモテエピソードは?
KOPERU「嫁候補って名乗り出て来てくれる人いるじゃないですか」
GAGA「いる」
KOPERU「それモテエピソードじゃないですか」
Cosaqu「婚姻届持ち歩いてるやろ」
GAGA「あ、実印押した状態で持ち歩いてます、印鑑証明もありますし。
8月の大阪の時に誰が言い出したのかちょっとわからないですけど、GAGAの嫁おりたいやつ誰おるん?って聞いたんですよ、コールで。それが、2人くらい手上がったんですよね。上がるやん!ってなって、でもその日は急性アルコール中毒なって運ばれちゃったか何もなかったんです。次、福岡で聞いて、2人手上がったんです、でも顔わからず、何もなく。でも別のフリークスポットていうので嫁候補聴いたら2列目の女の子が手ピーッとあげてくれてハイタッチしたんですけど。僕も結構女性と接するのほんまに苦手なんで、特に喋ってないんですけど…。ツイッターとか聴いてる話ですけど、ガガさんタイプですとか、メガネのギャップにきゅんとしますとか言われてるって聞いて…それが…唯一のモテエピソードです。」

HACTH

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デザイン業を主にしています。18歳くらいの時に梅田周りの人らと知り合って、そっからJapidiotでバックDJというかお手伝い、一応メンバーとして入れてもらいました。そっから、梅田サイファーってわけじゃないですけど、一番梅田サイファーに近い、梅田サイファーじゃない人、くらいの立ち位置なんかなと思います。梅田サイファー周りの人たちとか、ラッパーのアートワークを結構色々作らせてもらって、個人の活動ではイラストというか絵かな、アートの作品を作ったり個展も何回かしてます。で、まあ東京でデザインしつつ来年は個展やっていこうかなって思ってます。

年齢 29
梅田サイファー周りで参加しているお気に入りのアートワーク
HATCH「アートワークしたジャケットでいったら…割とそんときそん時でアップデートされてるんで、一番最近の奴がお気に入りなので、今やったらGAGAさんのが好きかな。」
GAGA「めっちゃいいです!」

なぜデザインをするのか、もしデザイナーになっていなかったら?
僕もちょっとだけ遊びでラップしてた時あったんですけど、それはクルーに入ったjapidiotのみんなのレックも一緒に付き合ってたのがキッカケ。一緒に行って、レック風景とか見てて自分もやってみたいなと思ってやってた時期もあったんですけど、やっぱり結局みんな上手いんで、それで一番自分が輝けるところってなると、アートワークでサポートするっていうか、良いものを良い音源をよりカッコよく見せるっていうのでかっこいいアートワーク作るっていうのがあれなんですけど。結局みんなで何かを一緒に作ってるって感じがそれが一番楽しいっていうか、そこなのかなって思います。
デザイナーやってなかったら、保育士…かな。なりたかったっすね。

これからの梅田サイファーはどうなる?これからのHATCHさんの活動は?
多分今ガンガンにイケイケの状態やと思うんですけど、それが今後多分各々がソロで、まとまったやつも梅田サイファーで作ってると思うんすけど………それがどうなろうと1stを作ってた時とか、その前の毎年年末で集まってた、あの…合宿っていうかみんなで楽しくワイワイ楽曲を作ってたんで、その、それだけはずっとあったら良いなって思います。だから、みんなが楽しく曲を作ってくれてたら嬉しい。
僕自身は2019年は自分でアートの方の活動で結構仕込みをめっちゃしてて、今現在も。ま、結構、2019年あんまなんもやってなかったんすよね、でも2020年は個展も頻度高めにやっていくし、その上で色んな企画を作って、その中に梅田サイファーのみんなを巻き込めたらなっていうのはずっと考えてて、それがやっと多分2020年できるかなっていうのは思ってます、構想として。

最近のモテエピソードは?
テークエム「HATCH、Tinderのあの話ししてや!」
HATCH「これはモテエピソードではないんですけど〜〜〜〜〜以上です。」(※もの凄いエピソードが語られましたが、掲載できる内容ではない為、割愛!)
Cosaqu「ありがとう!(笑)ダークサイドの奴らしか集まっとらんな」
KOPERU「どぎついですね!」

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