今しか見る事の出来ない産山村の風景
こんにちは!産山村観光協会の大野です。
産山村地域おこし協力隊として活動しています。
これから産山村の情報や出来事など、様々な情報配信をしていきます。
どうぞよろしくお願いします!
今回は【今しか見る事の出来ない産山村の風景】をご紹介します。
牛が描いた芸術
産山村は、村の総面積の約8割を山林と原野が占めています。
そのため村内を車で走っていると、雄大な草原風景に出会うことが出来ます。その美しい景観は自然にできたものではなく、そこにある自然に人間が「野焼き」という手入れをして、長い年月をかけて出来上がっていったまさに自然との共生の風景。
そんな一年を通して美しい産山村の大草原ですが、今の時期しか見られない特別な風景があります。それが、こちら。
草原に浮かぶ等高線のような模様。
これ、何だか分かりますか??
これは「牛道(うしみち)」といって、放牧された牛たちが草を食べながら大地を踏み歩いて出来た道の跡なんです。
牛は急斜面を上ることが出来ないので、原野の斜面を等高線状に登っていきます。何頭もの牛たちによって踏み固められて出来ていく「牛道」は、まさに牛が描いた芸術作品。
この「牛道」は、野焼きが終わり新しい草が生えてくるまでの、今の時期しか見ることのできない貴重な風景。
草原は日に日に青さを増していますが、まだ場所によっては牛道を見ることが出来ますので、ぜひ探してみてください!
扇棚田
産山村の人気景勝スポットの一つ、『扇棚田』。
全国棚田百選・うまい米作り百選に選ばれているこの棚田は、山あいの浸食された土地を開墾したもので、扇状にひろがる地形を活かして等高線状に作られています。
その棚田にも、少しずつ水が入り始めました。
これからどんどん美しさを増していきます。
※この写真は先日4月22日の様子です。
草原の緑。
青空を映す田んぼの水面。
ちょこんと立つ3本の杉。
遠くに見える祖母山。
夜には水面に映る天の川も。。
毎年この美しい風景に魅了された多くのカメラマンが訪れるスポットです。
牛道と合わせて、ぜひご覧になってください。
鯉のぼり
そして最後にもう一つ。
鯉のぼりといえば小国町にある「杖立温泉」が有名ですが・・・
産山村にも、あるんです。密かな鯉のぼりスポット。
産山村の田尻地区にある『喜戸とうふ店』さんの前で、風にそよぐ鯉たち。4年ほど前からご主人が始められたそうで、少しずつ数が増え今は150匹を超える鯉たちが空を泳いでいます。
緑の多い村の景色の中に、鮮やかな鯉たちの色がパッと目を引きます。
『喜戸とうふ店』さんの、池山水源の水を使用したお豆腐は絶品。
その場でお醤油を頂いて食べる事も出来るそうなので、ぜひ味わってみてくださいね。
余談ではありますが、私は先日、豆乳の飲み心地に感動しました。とろっとろなんです。甘みがあり、まるでデザートドリンクのよう。。
豆乳好きな方はぜひお試しください。
そんな【おいしい】も【うつくしい】も沢山詰まっている産山村。
今しか見られない風景を満喫しに、ぜひ産山村へ足をお運びください!